タグ別アーカイブ: ストレス

腹部の不快感と息の吸い辛さを伴う不安感 20代男性

【症例】20代男性

【初回日】2015年4月(施術回数1回)

【現病歴】
2008年頃から強烈な不安感が出るようになった。
精神的ストレスが原因として思い当たる。

【症状の確認】
深呼吸時、息を吐く時にお腹に詰まり感が出るそうです。
今現在は強烈な不安感は無いそうです。

【触診】
上腹部を触診してみると、みぞおちのすぐ下あたりを押すとしばらく違和感が残ります。

【その他】
サッカーをすると腰が痛くなるとのことだったので、腰の状態を確認しましたが、立位では動きに伴って痛みが出る事はありませんでした。
仰向けになってもらって膝を伸ばすと、腰に痛みを感じます。
ただし、この痛みは膝を曲げると軽くなります。

【施術】
セルフ・ケアが容易になるよう、ピソマでの施術を提案し了解をいただきました。
まず、仰向けに寝てもらい、左右のH5F5にピソマⅡを貼付。
その後、各4点に30回程度タッピングを施しました。
これでみぞおちを押した際の違和感が消失し、息を吸うのも楽になったそうです。

次に股関節揺らしを施すと、仰向けで膝を伸ばした際の腰の痛みも消失しました。

日頃から就寝しようと仰向けになった際に腰に痛みを感じたら、この股関節揺らしでお尻周囲の筋肉をほぐすよう指示して、施術を終了しました。

2018年4月10日

有給希望の実習生に強制帰国
ルール違反の上に強制帰国と言語道断ですが、この「実習生」というシステムで来日している「安い労働力」に頼り切っている経済が、このままで上手くいくとは思えません。

週刊Dモーニング『素直なカラダ』
「大体の病の原因はストレス」
「腰痛の85%は原因不明」
「自分の体は自分で治す」
「首肩のコリは上半身の力みや食い縛り」
「体は素直」

この辺は私もよく思うところです。

大谷衝撃の2勝目 7回1安打無失点毎回12K快投
「悪魔のスプリット」と言われてるらしいですが、フォークのキレがハンパなかったですし、腕も良く振れてました。
良い時の田中将大投手に近いものを感じました。
要するに、彼はバケモノです。(笑)

サッカー日本代表 ハリルホジッチ監督を解任へ
個人的には、と言うよりか、多くの日本人サッカーファンは、本番でのハリルさんの采配を楽しみにしてたと思うんですが…。
残念。

2018年3月12日

ロジカル・トレーニング「春休みキャンペーン」を始めました。

「腰痛と言う程では無いけど、常に腰が重い」
「長い距離を走ると膝が痛くなる」
上記の様な悩みを、対象療法という治療ではなく、トレーニング等で体を変え根本的な改善を目的とする”ロジカル・トレーニング”。
こちらをお得に受けて頂けるキャンペーンです。
上記の様なお悩みを始め、お体に何かしら悩みを抱えている方は、この機会に是非ご利用ください。

「国民皆保険」の陰の立役者は名もなき「Dr.コトー」たちだった

結局、いくら崇高な仕組みがあっても、マンパワーがないと物事は進められないということですね。

・本日の呟き(2本)

産婦人科で働き始めて知ったこと

SNSなどで言葉巧みに近付いてきた男性にレイプ被害にあう10代の女の子が非常に多いということ

ニュースで報道されてる事件は氷山の一角

子供たちにネットリテラシーを身につけさせるのは、今の大人たちの大きな課題だと思う

私達、部外者に見えている景色はいつでも氷山の一角のようですね。

「最近お肌の調子すごく良いね」
「そうなんだよねー」
「お化粧変えたの?」
「ううん、生き方」
「あー」
「ねー」

精神的ストレスが体に与える影響が伺われます。

2018年3月9日

急性むち打ち症において全身的過敏性が実証される

私も首肩周りの筋肉のコリについては、精神的ストレスの関与を非常に疑っているのですが、線維筋痛症の発症についてもストレスの影響が示唆されるようです。

線維筋痛クリニックのPaul Davidson部長は「ストレスはFMS(線維筋痛症)発症に大きな役割を果たしている。ほとんどの人は頸部と肩帯部にストレスを受けているので、もし何かがこの部分を刺激した場合、FMSを引き起こす可能性がある」と述べた。

長時間練習…それでも体育会系指導が勝てないワケ

長時間の練習だけで強くなるはずがないとは思っていたので、その部分は驚きは無かったのですが、褒める指導についても「意欲が低下する」という記述があり驚きました。

絵を描くのが好きな園児に『上手に絵を描けたら賞状をあげる』『何もあげない』という条件を分けて比べてみると、何ももらえなかった園児は意欲に変化はありませんでしたが、賞状をもらった園児は『自律性が損なわれ、意欲が低下した』

鼻セレブやカレーメシも、「改名後」にヒットした商品たち

「まるでこたつソックス」というヒット商品があるそうですが、以前は「三陰交をあたためるソックス」と銘打って売り出して、現在の17分の1以下の売り上げだったそうです。
東洋医学的には重要なツボなんですが、一般の方には三陰交と言われたって、「何のことやら?」ですよね。

羽生結弦のサイン入りスケート靴、ついに1億円を突破!「ヤフオク!」で暴騰止まらず

個人で買うんですかね?

起床時が辛く、午後に改善する背中全体の痛み 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’16年6月8日(施術回数1回)

【現病歴】
’16年4月から背中に重だるい感じが出始めた。
ちょうどその頃に仕事に変化があり、疲労やストレスが溜まったことが原因として思い当たる。
症状は寝ると楽になる。
一日の中だと、起床時が一番辛く、午後には少し楽になる。
内科と整形外科に掛かったが「原因不明」と言われた。

【症状の確認】
《頚部との連動》
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

《座位での体幹部との連動》
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(+)左(+)

《立位での腰(股関節)との連動》
前屈(-)
後屈(+)
回旋:右(±)左(+)

〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛みが出ます
膝倒し:右(±)左(±)

【触診】
IMG_0332
◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

後頭部では左天柱穴部に強圧痛があり、右の天柱穴部にも圧痛を検出できました。
前頚部や臀筋の起始部にも圧痛を検出できた一方で、背部には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
施術方法に関する希望は特にありませんでしたが、鍼施術の経験が無かったので、ストレッチとマッサージでの施術をご提案し、了解をいただきました。
まずは仰向けで左右の臀筋をストレッチでほぐしました。
これで仰向けで膝を伸ばした時の背中の痛みが無くなり、膝倒しも左右共に違和感が消失しました。

次にうつ伏せになってもらい、圧痛を検出した後頭部の天柱穴を中心に、頚部、背部、臀部、下肢にマッサージを施し、筋肉をほぐしました。
筋肉が十分に柔らかくなったのを確認してから、起き上がってもらい痛みの確認を行いました。

《頚部との連動》
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)

《座位での体幹部との連動》
前屈(-)
後屈(-)
※回旋は、仰向けでの膝倒しで痛みが無くなっていたので、ここでは確認しませんでした。

《立位での腰(股関節)との連動》
後屈(±)
回旋:右(-)左(-)

立位で腰を後屈させた時だけ違和感が残りましたが、それ以外の痛みや違和感はほとんど消失していました。
最後に「今回の背中の痛みは、筋肉が硬くなってしまったことによるもの可能性が高い」ことを説明し、なるべく体を動かす事と臀筋のセルフ・ストレッチのやり方を指導して、初回を終了しました。

帰宅後に悪化した腹痛 10代女性

【症例】10代女性

【初回日】’16年6月11日(施術回数1回)

【現病歴】
今朝、起床時からお腹が痛むようになった。
学校から帰宅したら痛みが悪化した。
帰宅後にコーンスープとマフィンを食べ、更に痛みが悪化したように感じる。
6月21日から旅行に行くので、それまでに痛みを改善したい。
以前にも精神的なストレスが掛かるとお腹が痛くなることがあった。
生活の変化としては、5月末ごろから玄米フレークを毎朝食べるようになったことくらい。

【症状の確認】
仰臥位、座位共にお腹に痛みがあるそうです。

【触診】
腹部、特に臍のすぐ上を押すと強い圧痛が検出できました。

【施術】
仰向けになってもらい、左右のF6にピソマⅡを貼付し、しばしタッピングを施しました。
お腹の状態を伺うと「少し楽」だそうです。
更に左F1、F2にもピソマⅡを貼付し、タッピングを施すと仰向けでは「楽」だそうで、起き上がってもらうと、座位での痛みが無くなっていました。

帰宅後に痛みが増悪したのは、「副交感神経優位になって、より痛みを感じやすくなったことが主な原因として考えられる」と説明。
腹痛の原因としては、ストレスももちろんですが、玄米フレークの摂取による食物繊維の過剰摂取が考えられるので、食物繊維が少ない食べ物を摂取してみるようアドバイスして、施術を終了しました。
井穴刺絡図

起床時のだるさを伴う首痛 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’15年3月10日(施術回数2回)

【現病歴】
今年の初め頃から首肩に重だるさや痛みを感じるようになった。
起床時に寝た気がしなかったり、ダルイことが多く、疲労が抜けていないことが原因として思い当たる。
歯ぎしりを指摘されたことがある。
2014年にも同様の症状で出て整形外科に掛かったが、ロキソニンと湿布を処方され、リハビリとして電気治療やウォーターベッドを受けたが、特に効果は感じなかった。

【副訴】
今年になってから、肩がつって寝込んでしまうことが2回あった。
起床時に吐き気があることがある。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)
斜め前屈:右(+)左(+)

【触診】
IMG_0309
〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

首肩の広範囲に渡って圧痛点が検出できました。
また前腕部や手部にも多数圧痛点が検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特にありませんでしたが、「鍼でもマッサージでも効果に差はありませんよ」と説明すると、マッサージを希望されました。
うつ伏せになってもらい、圧痛を検出した頚肩部と手部のマッサージを入念に施しました。
筋肉が多少軟らかくなったのを確認した上で、起き上がってもらい最初と同じように動いてもらいました。
すると、後屈、斜め前屈での痛みは消失し、左側屈での痛みが少し残る程度まで改善しました。
仰向けになってもらい、頭顔面部のマッサージと揺らしを施して施術を終了。
「歯ぎしりは生活全体のストレスが過多なこと」が原因で、今すぐに実践できるストレスの低減方法として「炭水化物の摂取を控えて胃腸のストレスを軽くする」があることを説明し、夕飯だけでも炭水化物を抜いてみるよう指示して、初回を終了しました。

《第2回》’15年3月24日(初回の14日後)

【経過】
「首肩の痛みはほとんどなく、コリ感が残っている」
「夜だけ炭水化物を摂らないようにしている」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(±)左(-)
回旋:右(-)左(±)
斜め前屈:右(-)左(-)

【施術】
違和感程度で痛みが確認できなかったので、まずはコリ感を解消するための首肩の運動をしてもらいました。
これで「少しコリ感が楽になった」そうです。
次にうつ伏せになってもらい、第1回と同様に頚肩部と手部にマッサージを施すと、右側屈を左回旋で出ていた違和感も消失しました。
最後に仰向けになってもらい、頭顔面部にマッサージと揺らしを施して、日頃から首肩を動かすよう指示して、第2回を終了しました。

緊張型頭痛と言われた頭頂部痛 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’14年3月23日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年2月8日から毎日頭頂部に痛みがある。
それ以前からも偏頭痛はあった。
’13年12月に愛犬を亡くし、来月4月1日に予定されている手術のためにストレスを感じている。
以前は朝は症状が軽く、夕方以降が辛かったが、現在は一日中辛い。
症状は横になったり、入浴、マッサージ、もたれ掛かるなどすると楽になる。
反対に冷えたり、重い荷物の運搬、暖房、寝すぎなどで悪化する。
心療内科では緊張型頭痛と言われた。
その頃から精神的落ち込みからダラダラとしていたせいか咳喘息も併発。

【副訴】
10年前から生理痛がひどく、鎮痛剤が手放せない。

【症状の確認】
〈頚部との連動〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

〈静止時痛〉
座位(+)
仰臥位(-)
※痛みは頭頂部に出ます。

【施術】
鍼施術を受けたことがなかったのと、セルフケアが容易になるよう、ピソマでの施術を提案し承諾いただきました。
仰臥位で左右のH5F5にピソマⅡを貼付し、しばらくタッピングを施しました。
仰臥位のまま痛みの変化を尋ねると、「押さえつけられるような痛みが減った」「後頭部が気になり出した」とのこと。
そのまま左右のF4にも同様にピソマⅡを貼付し、タッピングを施すと「痛みが全体的になった」とのこと。
揺らしと操体法の膝倒しとカエルを施し、最後にピソマの使用方法と食事療法として糖質制限食の指導をして初回を終了しました。

井穴刺絡図

2週間前から続く右頚痛 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’15年7月4日(施術回数1回)
※以前に腰痛で来院あり。

【現病歴】
2週間前くらいから首に痛みが出始め、1週間前にはかなり改善したが、また悪化しそうな前兆がある。

【症状の確認】
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(+)
斜め前屈:右(-)左(+)
※痛みは全て右に出ます。

【施術】
腰痛の際と同様、ストレッチと指圧での施術を提案し、ご快諾いただく。
伏臥位になってもらい、右を中心に頚肩部にマッサージを施す。
十分に筋肉が柔らかくなったのを確認してから起き上がってもらい、症状を再度確認しました。
すると、左への側屈、回旋、斜め前屈での痛みが消失しています。

「首肩の筋肉が固くなっていたことが痛みの主な原因で、筋肉が固くなる原因として夜間の喰いしばりの可能性が高い」ことを説明し、歯の様子を見せてもらうと、右上顎の犬歯が左よりすり減っていることから、「右で喰い縛っている可能性が高く、それが今回の痛みの主な原因だと思われる」ことを説明。
ストレスが喰いしばりの原因なので、極力ストレスを遠ざけるようアドバイスして、施術を終了しました。

頚部の筋緊張に伴う右側頭部の痛み 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】’15年4月13日(施術回数1回)

【現病歴】
1週間前に後頭部のヒリヒリ感で来院され、そちらは1/5まで減ったが、今日の午後から吐き気と頭全体の痛みが出始めた。
昨日はたくさん歩き、2万歩以上になっていた。
目の疲れは感じていない。

【症状の確認】
頚部の動きに伴う症状の増悪はなく、座っていると右側頭部に痛みを感じるそうです。
座位と仰臥位での痛みの差はありません。

【随伴症状】
座位と仰臥位で胃腸の存在を感じるそうです。

【施術】
前回の施術の際に、頚部に強圧痛を検出していたので、伏臥位になってもらい頚部に入念にマッサージを施しました。
起き上がってもらうと、座位での痛みが無くなっていました。
頚部の筋肉が緊張していることから、夜間に喰いしばりをしていることが考えられ、その原因として胃腸のストレスが考えられることを説明。
対処法として、胃腸の負担が大きい炭水化物の摂取を夜だけでも控えてみるようお話しして、施術を終了しました。

【一言】
最近、食費の関係で卵とチーズ(固まりのプロセス・チーズ)と鶏肉ばかり食べているのですが(笑)、非常に調子が良いです。
糖質制限食の取り組み方の一つとして、肉(Meat)、卵(Egg)、チーズ(Cheese)を積極的に食べるMEC食というものがあります。※詳しくはリンク先をご覧ください。
意図的ではないにしろ、結果的に私の食事はこのMEC食になっていたのです。
穀類、野菜類はほとんど食べていません。だからと言って、体調が悪いことは全くありません。むしろ寝不足さえなければ、常に頭はクリアです。
逆に、鍋などで大量に野菜を摂ると、お腹が苦しくて仕方がないです。翌日も頭がボーっとして仕方がないです。
恐らく、この苦しさの原因は食物繊維だと思います。
MEC食を提唱されている渡辺先生も「便秘の原因は、野菜ときのこと海草とこんにゃくの食べ過ぎです。」と仰っています。
MEC食の健康効果を渡辺信幸医師が実例を挙げて解説 – ログミーより
そして本症例の様に、何気なく食べている穀類や野菜の食物繊維が想像以上に胃腸のストレスになり、喰いしばりなどのストレス解消行動を引き起こしていることが、実はかなり多いではないかと、個人的には考えています。

精神的緊張や寒さで悪化する頚痛 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】2016年3月29日(施術回数1回)

【現病歴】
4~5年前から首に重だるさを感じていたが、2016年2月1日からそれが悪化しだした。
休日、入浴、マッサージを受けると改善するが、反対に寒い時や緊張した時に悪化する。
医者には掛かっていない。

【積極的問診】
視力は裸眼で左右共0.2程度、普段はコンタクトを使用して1.0程度に調整している。
症状悪化以前の日常の主な変化としては、2016年1月から現在の職場に勤務するようになったことくらい。

【症状の確認】
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(±)左(-)
回旋:右(+)左(-)
斜前屈:右(-)左(+)
※後屈時のみ右であとは左に痛みが出ます。

【触診】
僧帽筋上部線維や胸鎖乳突筋の筋腹部や起始停止部に圧痛が検出できました。

【施術】
刺さない鍼での施術を希望されたので、希望どおりハペパッチでの施術を試みました。
座位で左の翳明穴と巨骨穴にハペパッチを貼付すると、右側屈と左回旋での左側の痛みが無くなりました。
次に右の胸鎖乳突筋の圧痛部位3点にハペパッチを貼付すると、後屈での右側の痛みが無くなりました。
ここで患者さんが左斜後屈で左の頚部に痛みが出ることを発見。
改めて患部周囲を触診すると、左天牖穴に圧痛を検出できたので、同部位にハペパッチを貼付すると、この痛みも消失しました。

【日常のアドバイス】
仕事がある日に症状が悪化することと、患部が精神的な影響を受けやすい頚であることから、精神的ストレスが症状悪化の要因の可能性が高いことを伝えました。
併せて、新しい職場環境に慣れて精神的ストレスが低減すれば、今回ほど症状が悪化することも無くなる可能性が高いことも伝えました。
日常的にはハペパッチを圧痛部位に貼付して対処することをお勧めしました。

眉間の奥に感じる頭痛 50代男性

【症例】50代男性 東京都稲城市在住

【初診日】’15年12月16日(施術回数2回)

【現病歴】
ここ数日眉間の奥が痛くなりだした。
痛みは一日の中だと夕方、1週間のうちだと疲労がピークになる週末に悪化する。

【症状の確認】
座位では眼を閉じると、開いている時よりも痛みは改善します。
仰臥位で眼を閉じると少し痛みを感じます。

【触診】
側頭部と後頭部に強圧痛を検出しました。

【施術】
施術方法はマッサージをご希望されたので、伏臥位で後頭部、天柱穴や風池穴やその周囲にマッサージをまず10分程度施しました。
その後仰向けになってもらうと、まだ少し痛みが残るようです。

更なる改善を目指し、仰向けのまま側頭部と眼球周囲合わせて5分程マッサージを施しました。
これで仰臥位で感じていた痛みが無くなり、起き上がってもらい座位での痛みも無くなっていることを確認しました。

【その後】
頚の痛みで継続的に来院されていますが、頚の筋肉のコリがひどくなると、眉間の痛みも発生するようです。
’16年1月27日に同様の症状を「額の締め付け感」と訴えて来院されました。

眼精疲労と仕事のストレスが原因として考えられたため、「仕事を替えれば楽になると思いますよ」とアドバイス差し上げましたが、本人も納得の様子でした。

頚の筋肉が影響した左側頭部痛 40代男性

【症例】40代男性 川崎市多摩区在住

【初診日】’15年6月1日(治療回数2回)

【現病歴】
’14年1月から左側頭部がズキズキ痛むようになった。
運動中や散歩中は比較的症状が軽く、仕事のことを考えている時や、仕事中に悪化する。
運転中に悪化することもある。
仕事のストレスが原因の一つだと思う。

【症状の確認】
単に座っているだけでも痛みがあります。

頚部の動きに伴う痛みの変化は下記のとおり。
前屈(+)
後屈(±)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(+)

仰臥位と座位では座位の方が痛みが強いです。

【触診】
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◎:強圧痛あり
○:圧痛あり
×:圧痛なし

【視診】
咬筋が左の方が発達しています。

【積極的問診】
視力は左の方がよく、検眼は1年前が最後。

【施術】
まず強圧痛を検出した左側頭部をマッサージで解しました。
これで座位や頚部の動きに伴う痛みが「10から5に減った」そうです。

次にこれまた強圧痛を検出した左前頚部をマッサージしました。
すると痛みが「5からに2に減った」そうです。

硬くなっている筋肉や施術個所から、喰いしばりと眼精疲労が影響していることが考えられることを説明。

増悪した場合は左側頭部をマッサージすることと、背もたれを利用した頚部のマッサージ、胃腸のストレス軽減のために夕飯の糖質摂取を控えるよう指示して初診を終了しました。

「第2診」同年6月8日

「頭痛は我慢できる程度に治まっている」
「夕飯の糖質は減らしているが調子がいい気がする」

【症状の確認】
座位(+)
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(+)

【施術】
前回の触診時に圧痛を検出した左合谷穴に座位でパイオ・イエローを貼付すると、右側屈と左回旋の痛みが少し改善しました。
伏臥位で左胸鎖乳突筋部をマッサージで緩めると、座位、右側屈、左回旋での痛みが消失しました。

【その後】
第2診の2週間後に来院されましたが、左側頭部の痛みはそれほどではなく、頚の痛みの方が気になるとのことだったので、頭に関しては略治としました。

自律神経について

最近「自律神経失調症」という診断を受けたり、「自律神経のバランスが崩れている」と言われる人が増えているように感じられます。
さてこの自律神経とは一体何者なのでしょう?

自律神経とは、不随意神経とも呼ばれ、交感神経と副交感神経からなる心臓、胃、膀胱、血管といった内臓などの普段意識することが無い全身の機能を支配する神経のことです。

交感神経が優位になると、心臓がドキドキし、瞳孔が開き、気管支が開き、胃腸の働きが不活発になり、膀胱に尿が溜まりやすくなるなど、身体活動を行うのに適した状態になります。

一方、副交感神経が優位になると、心臓はゆったりと拍動し、気管支は細くなり、胃腸の活動が活発になり、トイレに行きたくなるなど、身体活動を行うには不適当な、つまりリラックスするのに適した状態になります。

(喘息をお持ちの方が夜間、明け方に苦しくなるのは、その時間帯が副交感神経の活動が活発になるためです)

この交感神経と副交感神経は上記のとおり、同じ臓器に対して影響を与えていることがあります。
このため過度のストレス・疲労、不規則な生活、暴飲暴食などによって、この自律神経が適切に働かなくなると、当然のごとく動悸、不眠、胃腸障害、めまい、頭痛といった身心の不調を引き起こすのです。

現代日本社会はストレスが多く、深夜に仕事などで活動する機会があり、飲食物がいつでも手に入るなど生活も不規則になりやすいなど、自律神経が乱れやすい社会だと言えるかもしれません。

もし自律神経に全く乱れが無いという方がいれば、その方は快食、快便、快眠で健康そのもの、疲れ知らずといった方でしょう。

この自律神経の乱れを整えることこそ、鍼灸治療はとても有効で、交感神経緊張抑制、副交感神経緊張抑制のツボが存在します。

一方「西洋医学は自律神経の疾患は不得意」と頭痛大学で有名な間中病院の間中信也先生は仰っていました。
このため間中先生ご自身も、ストレスによる頭痛に対しては、投薬ではなく、体操やウォーキングや腹式呼吸、規則的な生活を行うよう指導することが多いようです。
また頭痛に対しては「痛み止めを毎日、もしくは月に10回以上服薬していると薬を飲んでも頭痛が改善しない慢性連日性頭痛になってしまう」とも間中先生は仰っていました。
(ちなみに間中信也先生のお父様、故間中喜雄先生はお医者様でありながら、東洋医学にも精通していらっしゃり、鍼灸に関する多くの研究を行っています)

つまりお医者様で「自律神経失調症」と診断されたということは、「検査数値に異常は無いし、精神科疾患でないこともわかったし、苦しんでいることもわかったけど、私にはどうすることもできません(ので、生活指導します)」と言われているようなものではないでしょうか?

自律神経失調症と診断されたが何もしてもらえなかったという方は、当院やお近くの鍼灸院に一度ご相談してみて下さい。

ちなみに交感神経緊張を抑制するためには下図のH6・F4が、副交感神経緊張を抑制するには下図のH5・F5が有効です。

副交感神経緊張による症状としては、就寝時が明け方、リラックスした時にのみ起こる症状全般(頭痛、かゆみ、耳鳴りなど)、アレルギー症状(花粉症、リウマチなど)、下痢、起床時等の倦怠感、胃潰瘍、頻尿などです。

反対に交感神経緊張による症状としては、日中に起こる症状全般(頭痛など)、便秘、寝つきの悪さなどです。

井穴刺絡図

(2011年8月16日掲載の記事を一部修正)