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頭頂部やや右寄りに感じる頭重感 70代女性

【症例】70代女性

【初回日】2014年5月10日(施術回数1回)

【現病歴】
今日から頭の上の方に重い感じがある。
ここ2~3日はよく眠れず、今日からは食欲不振もある。
昨日はマッサージを受け、今日は既に別の所で鍼灸を受けてきた。
恐怖や不安感も強い。
今まで心の張りだった仕事が1か月前に出来なくなることが分かり、ショックを受けている。

【症状の確認】
<頚部の動きに伴う変化>
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
※座った状態と寝た状態のどちらも同程度の頭重感がありますが、動きに伴う悪化はありません。

【施術】
セルフ・ケアが容易になるよう、ピソマでの施術をお薦めし、了解を得る事が出来ました。
まず座ったまま左右のH5にピソマⅡを貼付し、30回程タッピングを施しました。
これでやや右に感じていた頭重感が左に感じるようになったそうです。
次に、同じく座ったまま、左右のF5にピソマⅡを貼付し、30回程度タッピングを施しました。
これで頭重感が消失したそうです。
お家でも左右のF5F5を刺激するよう指示して、施術を終了しました。

腹部の不快感と息の吸い辛さを伴う不安感 20代男性

【症例】20代男性

【初回日】2015年4月(施術回数1回)

【現病歴】
2008年頃から強烈な不安感が出るようになった。
精神的ストレスが原因として思い当たる。

【症状の確認】
深呼吸時、息を吐く時にお腹に詰まり感が出るそうです。
今現在は強烈な不安感は無いそうです。

【触診】
上腹部を触診してみると、みぞおちのすぐ下あたりを押すとしばらく違和感が残ります。

【その他】
サッカーをすると腰が痛くなるとのことだったので、腰の状態を確認しましたが、立位では動きに伴って痛みが出る事はありませんでした。
仰向けになってもらって膝を伸ばすと、腰に痛みを感じます。
ただし、この痛みは膝を曲げると軽くなります。

【施術】
セルフ・ケアが容易になるよう、ピソマでの施術を提案し了解をいただきました。
まず、仰向けに寝てもらい、左右のH5F5にピソマⅡを貼付。
その後、各4点に30回程度タッピングを施しました。
これでみぞおちを押した際の違和感が消失し、息を吸うのも楽になったそうです。

次に股関節揺らしを施すと、仰向けで膝を伸ばした際の腰の痛みも消失しました。

日頃から就寝しようと仰向けになった際に腰に痛みを感じたら、この股関節揺らしでお尻周囲の筋肉をほぐすよう指示して、施術を終了しました。

ボールの握り方に問題があった投球動作で生じる右肩痛 40代男性

【症例】40代男性

【初回日】2018年4月5日(施術回数3回)

【現病歴】
2018年2月頃から、起床時やつり革につかまったりした際に右肩にシビレを感じるようになった。
日常生活の支障はそれくらいだが、週末に野球をやっていて、ボールを投げる際に腕を上げようと意識すると痛みが出る。
4月8日にも野球の試合があり、野手として出場する可能性が高いので、少しでも痛みを改善したい。

【視診】
「投球で痛む」ということは、投球動作やボールの握り方に問題がある訳ですが、ボールの握りを見せてもらうと、親指が親指方向(橈側)にあり、親指の腹でボールを抑えるような握り方でした。

※筆者再現

この握りでは、手がトップの位置に来た時に手首がスムーズに回内せず、肘や肩に大きなストレスが掛かってしまいます。

下の画像の岩隈久志投手の握り方の様に、人差し指と中指の間辺りに親指を置いて、親指の側面で握らないと肩を痛めやすいことを説明しました。

『すぐマネしたい ピッチング トッププレイヤーの技術』より

また、座った体勢で、ボールを下から上に投げ上げてもらうと、飛ぶ方向だけでなく回転の軸が安定していませんでした。

【症状の確認】
<肩関節>
屈曲(+)
外転(+)
※90°と180°の辺りで痛みが出ます。
水平屈曲(-)
水平伸展(+)
結髪動作(+)
結帯動作(+)
投球動作(+)
※握り方の問題点で指摘したとおり、トップポジション以降のレイトコッキングのフェーズで痛みが出ます。

http://www.hitsujigaoka.com/shoulder/baseball_shoulder/より

【触診】
右巨骨穴に強圧痛を、右の曲池穴、中府穴、肩外兪穴に圧痛を、右手掌部や手背部の筋肉にも著明な筋緊張を検出できました。

【施術】
「投球動作」という根本原因があるので、施術以降も持続的に刺激が入る方が望ましいと考え、ソフトピソマでの施術を提案し了解を頂きました。
まず座位で強圧痛を検出した右巨骨穴部2点にソフトピソマを貼付し、30回程タッピングを施しました。
ここで外転をしてもらうと、先ほどまであった痛みがかなり楽になっていました。
更に投球動作もしてもらうと、こちらもかなり痛みが楽になっていました。

次に仰向けになってもらい、圧痛を検出した右の曲池穴周囲や中府穴、腋窩、肩外兪穴や筋緊張を検出した手掌部、手背部の周囲にもマッサージを施しました。
筋肉が柔らかくなったのを確認して、起き上がってもらいました。
ここで最初と同じように肩を動かしてもらいました。

屈曲(-)
外転(±)
水平伸展(-)
結髪動作(-)
結帯動作(-)
投球動作(-)

以上の様に、かなり痛みが改善したので、最後に「ボールの握りに慣れるよう、ボールを握る機会を増やす事」と「座った体勢から、アンダーハンドで上にボールを投げる練習を行う事」、更には「痛みが減ったからといって、急に投げると再発の恐れがあるので、壁当てなどして肩を投球動作に慣れさせる」という3点をアドバイスして初回を終了しました。


《第2回》2018年4月12日(初回の7日後)

【経過】
「8日の試合は一塁手だったので、試合中はそれほど投げなかったが、試合前のキャッチボールで当初は痛みがあったが、悪化はせず、何とかプレイできた」
「試合後には『いつもの張り感』は出たが、極端に痛みが悪化することはなかった」
「起床時や吊り革につかまった際のシビレも大幅に改善した」

【症状の確認】
屈曲(-)
外転(+)
※180°の辺りで痛みが出ます。
水平屈曲(-)
水平伸展(+)
結髪動作(-)
結帯動作(-)
投球動作(+)
※初回同様、レイトコッキングで痛みが出ます。
※ボールを握って行うと、少し痛みが改善します。

【動作確認】
座った体勢からアンダーハンドでボールを投げ上げるのは、バラつきこそあるものの、回転軸が地面と水平なキレイなボールを投げられるようになっていました。

【運動指導】
ボールを握って投球動作を行ってもらうと、座った体勢とは異なり、初回同様「親指が親指方向(橈側)にあり、親指の腹でボールを抑えるような握り方」だったので、再度「人差し指と中指の間辺りに親指を置いて、親指の側面で握る」ことを指導し、その握りのままもう一度投球動作をしてもらいました。
すると、先ほどよりも力強く腕が振れるようになり、更に痛みも改善していました。

【施術】
初回同様、仰向けになってもらい、右手掌・手背部、前腕部、肩外兪穴周囲をマッサージし、更に巨骨穴にソフトピソマを貼付しました。
最後に壁当てなどで握りに慣れるよう指示して第2回を終了しました。


《第3回》2018年5月10日(第2回の28日後)

【経過】
「前回施術を受けて以降、かなり調子が良かったが、4月30日の練習中に遠投をした際に、また痛めてしまった」
「痛みは徐々に改善している」
「4月30日頃から、右手首も痛みが出るようになった」

【症状の確認】
<右肩関節>
屈曲(-)
外転(+)
※120°の辺りで痛みが出ます。
水平屈曲(-)
水平伸展(-)
結髪動作(-)
結帯動作(-)
投球動作(+)
※ボール無しだとレイトコッキング時に、ボール有りだとフォロースルー時に痛みが出ます。

<右手首>
屈曲(+)
伸展(-)

【施術】
まずうつ伏せになってもらい、右頚肩部から腋窩部にマッサージを施しました。
起き上がって外転してもらうと、120°辺りで出ていた痛みが無くなっていました。

次に仰向けになってもらい、右の曲池穴周囲と合谷穴、手掌部にマッサージを施しました。
筋肉が柔らかくなったのを確認してから、起き上がってもらい、再度外転をしてもらい、更に投球動作もしてもらいましたが、どちらも痛みはありませんでした。
右手首の屈曲での痛みも無くなっていました。

施術中に「仕事中、滑りやすい状態で握って作業することがある」という話を伺ったので、「もしかしたら、その時にできる筋肉のコリのせいで、今回の右肩や右手首の痛みが出たのかもしれません」と説明して施術を終了しました。

足底筋膜炎と診断され半年患った踵を中心とした左右の足底の痛み 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’18年1月10日(施術回数1回)

【現病歴】
’17年7月から左の足裏が痛くなり始め、その後右も同様に痛くなりだした。
足の裏全体に痛みがあるが、特に踵の痛みが気になる。
’17年になってからよく歩くようになり、疲労が溜まったことが原因として思い当たる。
医者には「歩きすぎ」「靴が悪い」と言われたが、ハイヒールなどは履いていないので、靴が原因とは思えない。
診断は足底筋膜炎だった。
「歩かないのが一番いい」と言われたが、仕事との関係もありそうもいかない。
数年、又は一生痛みが取れない人もいると言われたが、そんなことになったら困るのでどうにかしたい。

家で裸足で歩く時が特に辛い。
よく歩く時は、ウォーキングシューズを履いたり、インソールを使って対応しているが、根本的に解決したい。
歩き方が何となくおかしい気がする。

【副訴】
’18年元旦にもたくさん歩いた影響か、右腰にも痛みがある。

【症状の確認】
両脚立ち:右(-)左(-)
片脚立ち:右(-)左(-)
両脚つま先立ち:右(+)左(+)
片脚つま先立ち:右(+)左(+)
※右は足の甲に、左は足底に痛みを感じます。
踵荷重:右(+)左(±)
歩行::右(+)左(+)
※150cmほどの距離を7~8歩掛けて歩きます。
※片脚立ちの際、左右共にフラツキが非常に大きいです。

【触診】
IMG_0324
◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じる踵の底面には目立った圧痛は検出できませんでしたが、踵の両脇には圧痛が検出できました。
左の足底も圧痛は検出できず、むしろ左右の足共に、足の甲と爪の付け根辺りに圧痛を検出できました。

【施術】
触診時の反応から、やや痛みに敏感なように見えたので、ハペパッチとピソマⅠでの施術を試みました。
圧痛を検出した左右の踵の両脇、僕参穴と水泉穴の辺りにハペパッチを1枚ずつ計4枚貼付。
更に左右の足の第1・2・3・4趾の爪の付け根の角にピソマⅠを1枚ずつ計16枚貼付してタッピングを施しました。
改善具合を確認するために、立ち上がって施術前と同様に動いてみてもらったところ、以下の様になりました。

両脚つま先立ち:右(-)左(-)
片脚つま先立ち:右(±)左(-)
踵荷重:右(+)左(-)

右踵の痛みがやや強く残ったので、更に同部位に施術を追加しました。
自覚的には右踵の底面のやや外側に痛みがあるそうです。
再度、座位になってもらい、右踵を触診したところ、後方やや外側に圧痛を検出できたので、同点にハペパッチを1枚貼付。
これでもう一度右踵に荷重してもらうと、痛みが和らいだそうです。
歩行も歩幅が広がり、150cm程の距離を6歩で移動できるようになりました。

最後に徐々に日常生活に復帰することと、足の甲側の筋肉が固いのでストレッチ等でほぐすようアドバイスして初回を終了しました。

【その後】
予約を入れてもらっていた1月13日(初回から3日後)の朝に電話をいただき、「想像以上に痛みが改善し、外出にも大きな支障が無くなったので、予約をキャンセルしたい」との連絡をいただきました。

後ろに手を回す結帯動作が気になる右肩痛 60代女性

【症例】60代女性

【初回日】’17年3月31日(施術回数1回)

【現病歴】
’17年3月の始め頃から右肩が痛くなりだした。
思い当たる原因は特に無い。
肩を動かすと、その後に痛みが悪化する。
お風呂に入って体を温めても、痛みは特に変化しない。
医者には掛かっていない。
以前に左腕が上がらなくなったことがある。

【症状の確認】
前方挙上(±)
側方挙上(±)
水平内転(+)
水平外転(±)
結帯動作(+)

「結帯動作で生じる肩関節の上側の痛みが一番気になる」とのことだったので、この痛みを治療の効果判定の基準としました。

【触診】
IMG_0333
〇:圧痛あり
●:硬結あり
×:圧痛なし

肩関節周囲では肩峰外端の巨骨穴に圧痛を検出できました。
肩甲骨周囲では、肩甲骨内上角の肩外兪穴と肩中兪穴に圧痛を検出できました。
肩甲骨内縁には圧痛は検出できませんでしたが、鎖骨上窩には硬結が確認できました。
また上腕では、三角筋の筋腹部から停止部にかけて圧痛を検出できました。

【施術】
刺さない鍼「ピソマ」での施術を希望され、またうつ伏せの姿勢やジッとしているのが辛いそうなので、座位で施術を行いました。
圧痛を検出した、右肩外兪穴と巨骨穴にピソマⅡを貼付しタッピングを施し、再度結帯動作をしてもらうと、「腕に痛みを感じるようになった」とのこと。
これは「肩の痛みが減ったことで、今までもあった腕の痛みを感じられるようになったと思われます」と説明。
更に、右のH3・5・6にもピソマⅡを貼付し、タッピングを施しました。
再度、結帯動作をしてもらうと、「腕の後ろ(三頭筋)に痛みを感じる」とのこと。
肩周囲の痛みがだいぶ改善したようなので、以上で初回の施術を終了しました。

井穴刺絡図

捻挫と診断された左足首内側の痛み 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’14年2月24日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年1月26日に左足首を捻って痛めたが、2週間前の2月10日に再び同じ個所を捻って痛めてしまった。
整形外科では捻挫と言われた。
週に一度の休日の運動が楽しみなので、少しでも早く痛みを無くしたい。

【症状の確認】
片足立ち:左(-)
つま先立ち:両足(+)左(+)

【触診】
痛みを感じる部分は足首の内側だそうで、商丘穴に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に無かったので、再発時にも患者自らで対応できるよう、ピソマでの施術を試みました。
つま先立ちで痛みが生じていたので、ちょうど負担が掛かる左のF1隠白穴とF2大敦穴にピソマⅡを貼付し、30~40回ほどタッピングを施しました。
再びつま先立ちをしてもらうと、両足では痛みが出なくなりましたが、左足だけだとまだ痛みが出ます。
次にF1隠白穴とF2大敦穴のちょうど中間(第2大敦or中央大敦)にもピソマⅠを貼付し、同様にタッピングを施しました。
すると、片脚つま先立ちでの痛みが減りましたが、まだ痛みは残るようです。
更に、より患部に近い太白穴と公孫穴にもピソマⅡを貼付して、片脚つま先立ちをしてもらうと「痛む場所が移動した」そうです。
最後に、ピソマの使い方を指導して(ピソマはテープさえ代えれば何度でも使用できます)、初回を終了しました。

【その後】
3月1日(初回の5日後)に電話で足首の状態を伺うと、「週末の運動にも復帰できたが、今日少し痛めてしまった」とのことでした。

歩きで生じる右足甲の内側の痛み 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’17年7月3日(施術回数1回)

【現病歴】
2週間前から右足の甲の内側(第1中足骨当たり)に痛みを感じだした。
特に起床時に歩きで着地した際にポキポキ音が鳴るなど痛みがある。

【症状の確認】
歩行(+)
つま先立ち:両足(-)右足のみ(-)

【触診】
患部周囲を触診すると、太衝穴と公孫穴付近に圧痛を検出できました。

【施術】
圧痛を検出した太衝穴と公孫穴、更に右のF1・2にピソマⅠを貼付して、タッピングを施しました。
これで再度歩いてもらい、痛みの具合を10段階で評価してもらったところ(10が術前の痛み、0が痛み無し)、「10あったのが5まで減った」とのことでした。
次にベッドに仰向けになってもらい、下肢全体にストレッチを施して、筋肉をほぐしました。
最後に片脚立ちしてもらうと、右の方が動揺が大きかったので、「右脚の筋力が左より弱く、そのことが今回の痛みの原因の可能性がある」ことを説明し、「普段から右脚で立つことを心掛ける」ようでアドバイスして、初回の施術を終了しました。

【その後】
翌’18年に足底の痛みを訴えて来院されましたが、本症例の痛みを訴えることはありませんでした。

井穴刺絡図

歩きやつま先立ちで生じる右足甲の外側の痛み 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’17年4月28日(施術回数3回)

【現病歴】
’17年3月10日に7cmのハイヒールを履いて歩いていたところ、右足首を捻って骨にヒビが入りギブス固定となった。
3月末日にギブスが取れ、骨折時のような痛みではなくなったものの、右足の甲の外側に痛みが残る。
整形外科ではノイロトロピン錠を処方され、自宅でのふくらはぎのマッサージを指示された。
痛みは、入浴中に足関節の運動やふくらはぎのマッサージをするせいもあってか、お風呂上りには楽になっている。
仕事(デスクワーク)後にはむくみと冷感とシビレが強くなる。

【症状の確認】
立位を取ると右足に痛みが生じますが、前後屈など腰部の運動に伴う悪化は確認できませんでした。
歩行で痛みが出ます。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

右臀部に複数、右足甲の骨間部に1点だけ強圧痛を検出できました。
また左右の臀部と足甲部に複数の圧痛を検出できました。
臀部、足甲部共に左よりも右の方が圧痛点をより多く検出できました。

【施術】
鍼施術の経験が無く、マッサージでの施術を希望されましたが、痛みに多少敏感な様子だったので、場所によってはより刺激が少ない鍼を使わせてもらうことを提案し、承諾をいただきました。
まずうつ伏せになってもらい、右を中心に左右の足底と臀部にマッサージを施しました。
次に、仰向けになってもらい、圧痛を検出した右足甲の骨間部に単刺術を施しました。
その後、左右の臀筋にストレッチを施してから起き上がってもらいました。
最初と同じように足の痛みを確認すると、立位での痛みが無くなり、歩行での痛みも「最初が10だとしたら、6か7まで減った」とのことでした。
最後に足の甲と臀部のセルフ・ストレッチを指導して初回を終了しました。


《第2回》’17年5月12日(初回の2週間後)

【経過】
「5月9・10日に3cmのハイヒールを履いた影響か、痛みは出たり出なかったり」
「4月29・30日はダルさが出たが、その後は楽になった」

【症状の確認】
歩行(-)
つま先立ち:両(+)右のみ(++)
※前回、施術の指標とした歩行動作で痛みが確認できなかったので、更に負荷が高い種目を追加。

片脚立ちでのふらつき:右>左

【施術】
仰向けになってもらい、右足甲の骨間部に単刺術、マッサージ、ストレッチを施して、骨間部の筋肉をほぐしました。
次に右を中心に左右の下肢にストレッチをほぐしました。
起き上がってもらい、施術前と同じ様につま先立ちでの状態を確認しました。
すると、右片足では痛みが出るものの、両足であれば違和感程度にまで改善していました。
また右足だけで立った際に「踵に痛みを感じる」そうです。
ベッドに腰掛けてもらい、右の崑崙穴部2点と太谿穴部2点にピソマⅠを貼付し、タッピングを施しました。
これで再度右足で立ってもらうと、先ほどまで感じていた踵の痛みが「少し痛くなくなった」そうです。


《第3回》’17年5月19日(第2回の1週間後)

【経過】
「体重を掛けた時だけなど、痛みは減ってきている」
「昨日5月18日は仕事で立ったり座ったりすることが多く、夕方以降に膝下に疲労感が出た」

【症状の確認】
<右足甲>
歩行(-)
つま先立ち:両(+)右のみ(+)

<右踵>
片足立ち:右(-)

【触診】
患部周囲を触診すると、右京骨穴に圧痛を検出できました。
また右足の爪の生え際の両脇を押さえると、全ての指で圧痛を検出できました。

【施術】
座位のまま、圧痛を検出できた、右の京骨穴と全ての足趾の爪の生え際両脇にピソマⅠを貼付しました。
立ち上がってもらい、つま先立ちしてもらうと、両足だと違和感程度まで改善しました。
次に初回、第2回と同様に右足甲の骨間部に単刺術を施し、更に足部へのマッサージと下肢のストレッチを施しました。
ここで再度つま先立ちをしてもらうと、両足で違和感、右足のみで痛みありとそれほど大きな改善は見られませんでした。
しかし、右足でつま先立ちしてもらう際、施術前は腕の反動を利用してもわずかな時間しかつま先立ちできなかったのが、腕の反動を利用しないで行えるようになっていました。


【その後】
第3回から8日後の5月27日に来院していただきましたが、この時には「痛みがとても楽になって、地面を蹴って歩いても痛みは出ない」とのことでした。
実際に両足、右足のみでつま先立ちしてもらっても、痛みは確認できませんでした。
この日は、「下肢全体に違和感やシビレがある」とのことだったので、下肢全体にストレッチを施しました。
更に今回の右足甲の痛みの根本的な問題と思われる、「右片脚立ちでのふらつき」を改善させるためのスクワットと片脚スクワットを習得してもらいました。

帰宅後に悪化した腹痛 10代女性

【症例】10代女性

【初回日】’16年6月11日(施術回数1回)

【現病歴】
今朝、起床時からお腹が痛むようになった。
学校から帰宅したら痛みが悪化した。
帰宅後にコーンスープとマフィンを食べ、更に痛みが悪化したように感じる。
6月21日から旅行に行くので、それまでに痛みを改善したい。
以前にも精神的なストレスが掛かるとお腹が痛くなることがあった。
生活の変化としては、5月末ごろから玄米フレークを毎朝食べるようになったことくらい。

【症状の確認】
仰臥位、座位共にお腹に痛みがあるそうです。

【触診】
腹部、特に臍のすぐ上を押すと強い圧痛が検出できました。

【施術】
仰向けになってもらい、左右のF6にピソマⅡを貼付し、しばしタッピングを施しました。
お腹の状態を伺うと「少し楽」だそうです。
更に左F1、F2にもピソマⅡを貼付し、タッピングを施すと仰向けでは「楽」だそうで、起き上がってもらうと、座位での痛みが無くなっていました。

帰宅後に痛みが増悪したのは、「副交感神経優位になって、より痛みを感じやすくなったことが主な原因として考えられる」と説明。
腹痛の原因としては、ストレスももちろんですが、玄米フレークの摂取による食物繊維の過剰摂取が考えられるので、食物繊維が少ない食べ物を摂取してみるようアドバイスして、施術を終了しました。
井穴刺絡図

ボールを蹴る際に生じる右大腿前面の痛み 10代女性

【症例】10代女性 サッカー部所属

【初回日】’16年5月18日(施術回数1回)

【現病歴】
今年の4月22日に体力テストで1,000m走をした際から大腿前面が痛み出した。
今は部活動でボールを蹴る際に痛み、練習後は練習前よりも痛みが悪化する。
休息を取ると痛みは改善する。
医者には掛かっていない。
’15年11月と’16年2月にそれぞれ右足首の骨折、左足の捻挫をしていて、’16年4月からようやく練習に復帰したところだった。

【症状の確認】
屈伸動作(-)
フロント・ランジ(±)
片脚スクワット(-)

【触診】
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〇:圧痛あり
×:圧痛なし

大腿部前面は右にごく狭い範囲に圧痛を検出できましたが、左右共に著明な圧痛箇所は検出できませんでした。
右の脛部の筋肉が左とくらべて硬く張っていることがわかりました。
足の甲も左右同程度の圧痛が検出できました。

【施術】
鍼以外での施術を希望され、再発時のことも考慮して、ピソマでの施術を提案し、快諾いただきました。
座った状態で右F6にピソマⅡを貼付し、しばらくタッピングを施しました。
ここで再度フロント・ランジをしてもらうと、先ほどまであった違和感が消失していました。
ピソマの使用方法と、圧痛を検出していた足部のストレッチを行うよう指導して、初回を終了しました。

【その後】
約1か月後に腹痛で来院された際に右大腿の状態について伺うと、「初回の施術以来、痛みは出なかった」とのことでした。

井穴刺絡図

家具を移動させた3日後から生じた腰痛 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’14年2月20日(施術回数3回)

【現病歴】
’14年2月19日の夕方から腰が痛み出した。
就寝時には痛みは無い。
2月16日に家具の移動をしたことが原因として思い当たる。
じっと座っていると痛みが悪化する。
お風呂に入って体を温めても痛みに変化はなし。
歩いたり、階段を昇るのは問題ないが、前に屈むのが辛い。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(++)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
上体起こし(+)

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

左右の鼡径部外側に強圧痛を、この鼡径部の強圧痛の少し内側と臀部数か所に圧痛を検出できました。
腰(腰椎周囲)には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
以前に鍼施術で症状が改善した経験があるそうで、鍼に対して好印象なことと、強刺激は苦手だということなので、まずは鍼での施術を試みました。
座位で圧痛を検出した臀部の2点にパイオネックス・イエローを貼付。
これで前屈、左側屈での痛みが消失しました。
仰向けになってもらった瞬間、つまり上体起こしに近い状況で腰に痛みが出たそうなので、股関節揺らしを施しましたが、上体起こしでの痛みに変化はありません。
少し痛みに耐えてもらいながら、左右の鼡径部にマッサージを施すと、この上体起こしでの痛みが消失しました。
「かなり久しぶりに、足を伸ばして仰向けになれている」とのことでした。
最後にセルフケアとして、臀部と鼡径部を軽くマッサージすること、なるべく体を動かすよう指示して初回を終了しました。

《第2回》’14年2月24日(初回の4日後)

【経過】
「昨日23日の午前中までは痛み止めを飲んでいた」
「体を動かしている間に少しずつ良くなってきた」
「昨日からお風呂に入って体を温めると少し楽になる感じがする」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

【施術】
座位で患部周囲を触診すると、左臀部に圧痛を検出できました。
そのまま同点にパイオネック・イエローを貼付。
すると、左側屈の痛みは消失。前屈の痛みも改善しました。
ここで「デスクでの作業中に痛みが出たことがある」と仰るので、施術を一端中段。
痛みが出る動作を確認した上で、更に左臀部にパイオネックスを追加で貼付しました。
すると、このデスクワーク時の痛みも消失しました。
揺らしや股関節揺らしを施して、第2回を終了しました。
着替えてもらう際に、靴下を履く動作で「左足を上げると痛い」とのことでした。

《第3回》’14年2月26日(初回の6日後)

【経過】
「朝、洗面台で顔を洗う時に痛む」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(±)
靴下を履く動作:右(+)左(+)

〈座位〉
足上げ:右(-)左(+)

【施術】
まず座位で左鼡径部を触診すると、圧痛を検出できたので、同点に対してマッサージを施しました。
しかし座位で足を上げた際の痛みに改善はありませんでした。
次に座位のまま、左臀部を触診すると、圧痛を検出できたので、同点にピソマⅠを貼付。
再度痛みを確認してもらうと、座位での足上げ、前屈、靴下を履く動作共に痛みが無くなっていました。

【その後】
3月4日に電話で様子を伺うと、「すっかり元通りとはいかないものの、だいぶ良くなってきている」「起床時がやはり筋肉が固まっている感じがして少し辛い」とのことでした。

剣道の動きで増悪する左足薬趾部の痛み 10代女性

【症例】10代女性

【初回日】’14年8月5日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年7月23日に剣道をやっていた際に左足先が痛むようになった。
痛みは安静にしていれば良くなるが、剣道を再開すると悪化する。
医者ではモートン病と言われた。

【症状の確認】
片脚でのジャンプ:右(-)左(+)
剣道の動作(-)

痛みは左足薬趾の周囲に出ているそうです。

【施術】
患部周囲を触診すると、左足甲の第3・4中足骨間部に圧痛を検出できたので、同点にピソマⅡを貼付。
再度片脚ジャンプをしてもらうと、「(足の)裏の痛みだけ残る」そうです。
次に足底を触診すると、左第4MPJ周囲に圧痛を検出できたので、同点に今度はソマレゾンを貼付。
これで片脚ジャンプでの痛みが消失しました。
最後にピソマとソマレゾンの使用方法を指導して、施術を終了しました。

三叉神経痛と診断された左頬部痛 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】2015年10月13日(施術回数2回)

【現病歴】
2015年10月12日から左の頬にジンジンとした痛みが出るようになった。
2009年1月に初めて今回と同様の症状を発症し、2年前や4年前にも冬頃に同様の症状が出たことがある。
疲労とストレスが原因として思い当たる。
医者では「三叉神経痛だろう」と言われた。

【症状の確認】
上下の歯をカチカチと噛む動作と、奥歯でグッと噛みしめると左頬部に痛みが出ます。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

左右の缺盆穴に強圧痛、左頬部と左右の合谷穴に圧痛を検出しました。

【施術】
まず仰向けになってもらい、右合谷穴へのパイオネックス・オレンジ、右H6にピソマⅡを貼付して、しばらくタッピングを施しました。
ここで再度カチカチと噛んでみてもらうと、少し痛みが改善しました。
次に先ほどとは反対に、左合谷穴へのパイオネックス・オレンジ、左H6へのピソマⅡの貼付とタッピングを施しました。
再度カチカチと噛んでもらいましたが、ほとんど痛みに改善はありませんでした。
次に左F6にピソマⅡを貼付してタッピングを施すと、カチカチと噛んだ時の痛みの範囲が「一番気になる部分だけになってきた」そうです。

起き上がってもらい、座位で外鼻中穴へのハペパッチの貼付、左外百会穴への単刺術を順に施しましたが、共に痛みの改善はありませんでした。
痛みが取り切れなかったので、4日後の施術の予約をしていただき初回を終了しました。

《第2回》’15年10月17日(初回の4日後)

【経過】
「10月13日の夜は激しく痛み服薬した。翌14日は仕事を休んだ。15・16日は出勤した。」

【症状の確認】
カチカチと噛む動作では痛みがあるものの、奥歯で噛みしめる動作では痛みはありません。
その代わり、前歯で噛みしめると痛みが出ます。

【施術】
座位のまま前回圧痛を検出していた左頬部の四白穴周囲を触診すると、やはり圧痛を検出できたので、同点にハペパッチを貼付。
カチカチと噛んでもらいましたが、痛みに変化はありませんでした。
次に四白穴の少し内側にハペパッチを貼付したところ、カチカチと噛む動作、前歯での噛みしめ共に痛みが無くなりました。
うつ伏せになってもらい、頚部に軽くマッサージを施しました。
最後にもう一度カチカチと噛んでみたもらいましたが、やはり痛みはありませんでした。
最後に、爪が非常に薄かったので「タンパク質不足の兆候の可能性が高い」と説明し、タンパク質を積極的に摂取するよう指示して施術を終了しました。

井穴刺絡図

CTで異常無しと言われた左後頭部痛 30代男性

【症例】30代男性 川崎市在住

【初回日】’14年4月2日(施術回数1回)

【現病歴】
3週間ほど前から左後頭部に頭痛を感じている。
頻度、程度は徐々に悪化している。
思い当たる原因としては、疲労とストレスがある。
お風呂に入ると痛みは改善する。
下を向くと痛みが悪化する。
脳神経外科に掛かってCT撮影したが異常は見つからず、「肩こりが原因」と言われた。
一日の中で痛みの程度は変化しない。
症状が楽になれば、施術方法は何でも構わない。

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
単純仰臥位(+)

【施術】
まず座位でのパイオネックスでの施術を試みました。
左腕骨穴にパイオネックス・イエローを貼付して、しばらくタッピングを施しました。
ここで再度、頭を前に倒してもらうと、前屈時の痛みが無くなっていました。
しかし後屈での痛みが新たに発生してしまいました。
次に左合谷穴にパイオネックス・イエローを貼付して、先ほどと同様にタッピングを施すと、後屈の痛みは少し改善しました。
ここで単純仰臥位での痛みを確認すると、仰臥位になって30秒経過すると痛み出します。
仰臥位になってもらい、股関節揺らしを施しましたが、この仰臥位での30秒経過後の痛みに変化はありませんでした。
座位になってもらい、左右のH5にピソマⅡを貼付してタッピングを施しましたが、仰臥位での頭痛に変化はありません。
交感神経を興奮させるために、その場での駆け足を3分ほど行ってもらうと、仰臥位での痛みが無くなりました。
なるべく体を動かすことと、糖分の摂取を控えるようアドバイスして施術を終了しました。

【感想】
前屈時の痛みは手のツボを刺激したことで改善したことから「筋肉のコリ」の影響から生じ、仰臥位での痛みはその場駆け足によって交感神経を興奮させることで改善したことから「副交感神経過剰興奮」によって生じていたと思われます。
もちろん、その場での駆け足によって自律神経以外にも、「体が温まる」などの変化も起こるので、「自律神経の影響だけ」とは言い切れませんが、原因のひとつとしては考えられるのではないでしょうか。

緊張型頭痛と言われた頭頂部痛 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’14年3月23日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年2月8日から毎日頭頂部に痛みがある。
それ以前からも偏頭痛はあった。
’13年12月に愛犬を亡くし、来月4月1日に予定されている手術のためにストレスを感じている。
以前は朝は症状が軽く、夕方以降が辛かったが、現在は一日中辛い。
症状は横になったり、入浴、マッサージ、もたれ掛かるなどすると楽になる。
反対に冷えたり、重い荷物の運搬、暖房、寝すぎなどで悪化する。
心療内科では緊張型頭痛と言われた。
その頃から精神的落ち込みからダラダラとしていたせいか咳喘息も併発。

【副訴】
10年前から生理痛がひどく、鎮痛剤が手放せない。

【症状の確認】
〈頚部との連動〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

〈静止時痛〉
座位(+)
仰臥位(-)
※痛みは頭頂部に出ます。

【施術】
鍼施術を受けたことがなかったのと、セルフケアが容易になるよう、ピソマでの施術を提案し承諾いただきました。
仰臥位で左右のH5F5にピソマⅡを貼付し、しばらくタッピングを施しました。
仰臥位のまま痛みの変化を尋ねると、「押さえつけられるような痛みが減った」「後頭部が気になり出した」とのこと。
そのまま左右のF4にも同様にピソマⅡを貼付し、タッピングを施すと「痛みが全体的になった」とのこと。
揺らしと操体法の膝倒しとカエルを施し、最後にピソマの使用方法と食事療法として糖質制限食の指導をして初回を終了しました。

井穴刺絡図

ジャンプと走動作で生じる左脛痛 10代男性

【症例】10代男性 陸上競技部所属 種目:中距離

【初診日】’17年5月27日(施術回数2回)

【現病歴】
’17年3月頃から左脛が痛むようになった。
最悪に痛かった時よりは良くなっているが、まだかなり痛みが残る。

ウォーミングアップを丁寧に行えば痛みは改善するが、そのアップ開始時や練習終了後、起床時などは痛みが強い。
整形外科では「シンスプリント」と言われ、ストレッチ、温熱療法、電気治療を受けている。

’17年6月3・4日に試合があり、できればそこに痛みが少なくなった状態で臨みたい。
その次は9月頃まで試合はない。

【症状の確認】
両脚ジャンプ(+)
片足ジャンプ:右(-)左(+)

【触診】
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◎:強圧痛
〇:圧痛
✖:圧痛無し

左脛部はもちろん、左足甲部にも強圧痛を検出できました。
右脛部には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
患部の左脛部そのものはすでに何度も治療を受けているとのことだったので、手つかずのはずの足甲部にまずアプローチしてみました。
「痛みが良くなれば方法は何でも構わない」とのことだったのですが、鍼治療は未経験でしたし、自宅でもセルフケアができる方法としてピソマでの施術を選択。
左の第1中足骨間部とF2にピソマⅡを貼付し、少々タッピングを施しました。
ここで再びジャンプをしてもらうと、両脚では痛みが無くなり、左足のみでは「10から5に痛みが減った」そうです。
更に中足骨間部を丁寧に触診し検出した圧痛3点と、左三陰交穴にピソマⅡを貼付しタッピングを施しましたが、左片足ジャンプでの痛みは5からは改善しませんでした。

最後にピソマの使用方法を伝えて、初診を終了しました。

《第2診》’17年6月10日(初診の14日後)

【経過】
「前回施術後、痛みがかなり良くなり、練習も普通にできたので、6月3・4日の試合にも出場した」
「6月5・6・7日は少し痛みがぶり返したが、本日10日にはだいぶ改善した」

【症状の確認】
両足ジャンプ(-)
片足ジャンプ:左(-)

【体の状態の確認】
片脚スクワットでのふらつき:右<左

【トレーニング指導】
その場で痛みが確認できなかったので、今回医者にシンスプリントという診断を受けた脛の痛みが起こってしまった原因の説明と、その改善方法の話をさせてもらうことにしました。
「片脚スクワットで左の方がふらつきが大きいので、それによって足部の負担が大きくなってしまい、今回左脛に痛みが生じてしまったと思われる」と説明をした上で、中臀筋を鍛え左片脚立ちでの安定性を高める片脚スクワットの指導をしました。
「スクワットで脛に痛みが出る」とのことだったので、ベッドに仰臥位になってもらい、臀筋を中心とした下肢のストレッチと足部のマッサージを施しました。
再度左脚で片脚スクワットをしてもらうと、「10から5に痛みが減った」そうです。

最後に「脛を押すと痛むのはどうすればいいか?」という質問をもらいました。
「押して痛む場所は身体中に無数にあること」と「運動に伴う痛みであれば問題だが、押して痛むのであれば押さないこと」と話して第2診を終了しました。

母指圧迫で生じる左手首の痛み 60代男性

【症例】60代男性 鍼灸マッサージ師養成専門学校生

【初診日】’16年8月18日(施術回数1回)

【現病歴】
’16年5月頃から、左の手首がマッサージをする時に痛むようになった。
特に母指での指圧を行うと、痛みが出る。
2週間に1回のペースで、中医学による鍼灸治療を受けている。
授業に支障があるので、一刻も早く痛みを改善したい。

【症状の確認】
〈左手関節〉
屈曲(±)
伸展(±)
回内(+)
回外(-)

〈左母指〉
屈曲(+)
伸展(-)
内転(+)
外転(-)

母指で指圧を行うと痛みが出ます。

【触診】
左母指球部とH1に圧痛を検出。

【施術】
圧痛を検出した左の母指球とH1にピソマⅡを貼付。
しばらくタッピングした後に、再度痛みを確認してもらいました。
すると、母指の屈曲、内転での痛みが無くなっていて、母指圧迫での痛みも改善していました。
ピソマの使用方法を説明し、副訴の腰痛に対する施術に移行しました。

井穴刺絡図

疲労骨折と診断された右脛痛 17歳男性

【症例】17歳男性

【初診日】’13年5月4日(施術回数1回)

【現病歴】
4月の始め頃に運動中に右の脛が痛くなり、整形外科にてレントゲン検査の結果、疲労骨折との診断を受けた。
現在はジョグなどの軽い運動では痛みは出ないが、強度の強い運動を続けると徐々に痛みが出てくる。
ただ骨折していると言われた部位と自覚的に痛みを感じる部位が15センチほど離れている。
整形外科で「疲労骨折の痛みは偏平足が原因」と言われ、特殊な足底板を作成したが、痛みが無くならないとのこと。

【症状の確認】
痛みが出る姿勢を確認すると、右片足でのつま先立ち、左足前の前後開脚で後ろの右足に負荷をかけると違和感を感じ、右足のつま先立ちジャンプではっきりとした痛みが脛にある。
これらの痛みを治療指標としました。

【施術】
運動が原因なのでもしかしたらこの場で痛みが取れても、運動中にまた痛みが出てきてしまう可能性を納得してもらった上で治療を開始。

つま先への荷重で症状が増悪しているようなので、まずは単純にF1・2周囲に痛みがないか見てみましたが、特に際立った圧痛点はありませんでした。

更に母趾の指腹側も診ていくと、中心からやや外側に圧痛点が見つかりました。
まずはピソマⅠを圧痛点に貼付して、再度先ほどの運動をしてもらうと、片足つま先立ちと前後開脚では痛み・違和感ともに消失。
片足つま先立ちでのジャンプにはまだ痛みがありました。

母趾指腹の外側をもう一度触診すると、先ほどの場所よりも更に外側に圧痛点が見つかりました。
肉が多い部分だったので、ピソマⅡを貼付して再度片足つま先立ちジャンプをしてもらうと、「貼ったのが痛いです」とのこと。
「申し訳ない」と謝りながら、ピソマⅡをソマレゾンに付け替えると、つま先立ちジャンプでもほとんど痛みが無くなったそうです。

「こんなに良くなるものなんですか?」と患者の子は不思議な様子。

ピソマとソマレゾンの使用方法、恐らく骨折自体は治っていると伝えて、治療を終了しました。

【感想とか】
レントゲンに映る骨折部位と自覚的な痛みの部分に15センチ程の距離があったので(レ線撮影は4月始めのみ)、恐らく骨自体は治っていて、痛みだけが残ってしまっていたため、著効したのだと思います。
皮膚を30秒くらい刺激しただけで、骨折が治るとは思えませんから。

井穴刺絡図

PC作業と抱っこで悪化した腰痛 30代男性

【症例】30代男性 

【初診日】’14年2月12日(施術回数1回)

【現病歴】
5~6年前から疲労がたまると腰に痛みが出てしまう。
悪化すると腰の痛みから背中、首へと広がってくる。
温めて横になると痛みは改善するが、仕事、特にPC作業が忙しくなると痛みが悪化してしまう。
整体院では背骨が曲がっていると言われた。
2か月の子どもの抱っこもあってか、最近腰の痛みがひどくなってきたので治療を受けにきた。
できれば再発時も自分で治せるようセルフケアの方法を知りたい。

【痛みの確認】
腰は前後屈で全体に、右回旋で背骨上に痛みが出ます。
左右側屈、左回旋では痛みが出ません。
前屈は2度目以降は痛みが出なくなりました。

【治療】
ご希望どおりセルフケアが容易な操体法から行いました。
まずは股関節揺らしと回旋での痛みがあったので膝倒しです。

これだけで後屈の痛みが「10から3になった」そうです。
右回旋の痛みには変化がありません。

背骨上の痛みだったので百会を指で押すとかなりの圧痛。
しばらく指圧すると、これまた右回旋の痛みが減弱。
百会に数回単刺すると、右回旋の痛みがほとんど無くなりました。

後屈時の痛みがまだ残っていたので左右F6にピソマⅡを貼付しましたが、これはあまり変化はありませんでした。

再度百会を指圧すると、後屈時の痛みが「最初10だったのが1になった」とのことでした。

首も痛むとのことなので、そちらも治療しましたが、眼精疲労とストレッチだけで改善してしまいました。

他にもいびきやアレルギー、お腹のガス、げっぷがあるとのことなので、糖質制限の話を資料を交えて行い、操体法の励行を指示して治療を終了しました。

5日後に様子を伺ったところ、「とりあえず大丈夫」とのことなので略治としました。

抱っこによって生じた急性腰痛 20代男性

【症例】20代男性

【初診日】’14年2月2日(施術回数1回)

【現病歴】
昨日の夜から急に腰が痛み出した。
疲労と生後2ヶ月の子供を抱っこしたことが原因として考えられる。
一昨年、引越し作業でギックリ腰になったが、それは1週間休んだら治った。

【痛みの確認】
立位では後屈で左腰に、右側屈で腰の中央に痛みが出ます。
前屈、左側屈、左右回旋では痛みは出ません。

仰臥位ではSLRと股関節を屈曲させる時、下肢を自力で挙上させると腰に痛みが出ます。
右のソケイ部に圧痛があります。

【治療】
仰臥位で右ソケイ部を指圧すると、股関節屈曲での痛みが無くなり、SLRでの痛みが背骨上のみになりました。
右崑崙にパイオネックス・イエローを貼付すると、SLRでの痛みが無くなりました。

伏臥位で左右の膝を屈曲させると、右膝屈曲で腰に痛みが出ます。
右足臨泣にパイネックス・イエローを貼付すると、この痛みが無くなり、立位での後屈も痛みも無くなっていました。
まだ右側屈での腰の中央の痛みがあります。

左足臨泣・太衝へのパイオネックス、左F5’・2’へのピソマⅡそれぞれで右側屈での痛みが減弱しました。

左側屈のストレッチをしてもらうと、若干痛みがぶり返してしました。

伏臥位で腰陽関と下命門にパイオネックス・イエローを貼付すると、カエルでの痛みが無くなり、ベッドの昇降、寝返りでの痛みが無くなりました。

腰椎分離症と言われた腰の真ん中の痛み 10代男性

【症例】10代男性

【初診日】’14年1月20日(施術回数1回)

【現病歴】
去年11月から腰の痛みがあり、1週間前に激しく動いた後から腰の痛みが良くならない。
病院では腰椎分離症と言われた。

痛みは休息で改善し、運動すると悪化する。
以前は腰の横に痛みを感じていたが、ストレッチで改善していた。
今回はストレッチしても痛みが良くならない。

【既往歴】
中学生の時から腰椎分離症と言われている。

【痛みの確認】
立位で後屈、左右側屈させると腰の真ん中に痛みが出ます。
前屈、左右回旋では痛みは出ません。

【触診】
痛みを感じる部分を押圧すると痛みがあります。

【施術】
圧痛を検出した右大腸兪にピソマⅢを貼付すると、左右側屈の痛みが無くなり、後屈の痛みも左に移動しました。

細かく触診すると左外関元兪に圧痛を検出。
同点にピソマⅢを貼付すると、後屈時の左腰の痛みも消失しました。

もし再発してしまった場合は、患部にピソマを貼付するよう指導して治療を終了しました。

親指の刺激で改善した走った際の脛の痛み 10代 男性

【症例】10代 男性 運動部所属 2013年9月19日初診

【現病歴】
3週間ほど前から走っていると右脛の辺りに痛みを感じ、ひどい時には自転車を漕いでいても痛むことがあった。
整骨院で腰から右足にかけてマッサージや電気治療を受けているが、それほど痛みが改善しなかったので、当院に来院。

【痛みの確認】
片足でのつま先立ちとスクワット動作で痛みが出現。
痛みを感じる部位に圧痛があるが、左とそれほどの差は無い。

【治療】
親指への負荷が増すと痛みが生じていることから、親指の周囲を押してみると、F1に圧痛点があったので、同点にピソマⅡを貼付して更に刺激。
するとスクワット動作では痛みが無くなり、つま先立ちでも痛みも改善したとのこと。

次に指腹部の圧痛点にソマレゾンを貼付。
するとつま先立ちの痛みも無くなり、片足でジャンプできるようにまでなる。

再発時のためにピソマとソマレゾンの使用法を説明して治療終了しました。

急性腰痛症と言われた介護による腰・肩・首・下腿の痛み 40代男性

【症例】40代男性

【初診日】’13年6月29日(施術回数1回)

【現病歴】
3年くらい前に介護の仕事を始めて以来、首・肩・腰・ふくらはぎとみぞおち周辺が張る様になった。
以前、マッサージに通った事があり、改善はあったが、ここ2年は改善が無い。
睡眠が十分に取れると改善するが、仕事量が増えてくると辛くなる気がする。
整形外科では急性腰痛症と言われ、湿布と痛み止めを処方された。

【痛みの確認】
首は後屈で全体に、右側屈・回旋で左に、左側屈・回旋で右に痛みが出ます。
前屈では痛みは出ません。

肩関節は左右共に水平外転・内転で痛みます。
挙上動作では痛みは出ません。

腰は後屈で全体に、左側屈とあぐらの姿勢、介護動作で右に痛みが出ます。

アキレス腱伸ばしの姿勢を取ると、左右のふくらはぎが痛みます。

仰臥位でみぞおちを押圧すると気持ち悪さが出ます。

【治療】
体を使うお仕事をされているので、再発時もセルフケア可能なように、操体法による治療を試みました。

股関節揺らし、膝倒し、カエルで腰の後屈、左側屈、介護動作での痛みが改善しました。

痛みがない前屈のストレッチをすると後屈の痛みがさらに改善しました。
右側屈のストレッチをしても左側屈の痛みは変化無しです。

左右F6にピソマⅡを貼付すると後屈の痛みが無くなりました。
右F5にもピソマⅡを貼付すると左側屈の痛みが無くなり、介護動作も痛みが無くなりました。

肩関節の動きを確認すると水平内転・外転の痛みに変化はありません。
左右合谷にピソマⅡを貼付すると左肩は痛みが無くなり、右肩も痛みが改善しました。
右合谷付近の圧痛点にもう一つピソマを貼付すると右肩も痛みが無くなりました。

首の痛みを確認すると、まだ後屈、右側屈・回旋で痛みが出ます。

左風池に鍼すると首の痛みが無くなりました。

仰臥位でみぞおちを押圧するとまだ気持ち悪さが出ます。
百会に鍼をするとこの気持ち悪さが無くなりました。

アキレス腱伸ばしの動作をすると、左右のふくらはぎに痛みがあります。

左右太谿・左崑崙にパイオネックスイエローを貼付すると、「左右とも内側の上の方にハリ感がある」に変化したそうです。
左右陰谷にパイオネックスイエローを貼付するとこのハリ感も消失しました。

操体法を日頃から励行すること、再発時にはピソマを使用することを指導して治療を終了しました。

井穴刺絡図

腰を刺激せずに著効した疲労による腰痛 50代女性

【症例】50代女性

【初診日】’13年4月30日(施術回数1回)

【現病歴】
4日前の仕事終わりに左腰に違和感を感じだし、その後日に日に痛みが増している。
昨日が痛みのピークだった。
人を抱えて運ぶ作業がここ2~3日続いたことが原因として考えられる。
動き始めが特に痛む。
整形外科にはかかっていない。

【痛みの確認】
後屈で腰全体、右側屈で腰の中央、左側屈で右腰、左右回旋で左腰に痛みが出ます。
前屈では痛みはありません。

【治療】
左足臨泣へのパイオネックス・イエローで右側屈、右F5へのピソマⅡで左回旋での痛みが減りました。
百会に単刺術を施すと左回旋での痛みは無くなりました。

操体法を試みようと仰向けになったもらい、股関節揺らしと膝倒しをしようとすると、全ての動作で痛みがありました。

百会にもう一度単刺術すると、左右の膝倒しが楽になりました。
左右尺沢へのソマセプトと、再度の百会の単刺で膝倒しでの痛みは無くなりました。

ここで立位での動作を確認すると、左右側屈と靴下を履くように右脚を上げると、右腰に痛みが出ますが、それ以外は痛まなくなっていました。

右崑崙にパイオネックス・イエローを貼付しましたが、右側屈の痛みに変化はありません。

右足臨泣にパイオネックス・イエローを貼付すると、左側屈が痛くなくなりましたが、まだ右側屈で痛みが出ます。
左陽稜泉にパイオネックス・イエローを貼付すると、右側屈での痛みが無くなり、右脚を上げても痛みは出なくなりました。

少し休んだだけで筋肉は衰えていること、仕事には徐々に復帰するよう指導しました。
帰り際「楽になった」と仰っていただきました。

3日後に様子を伺うと、翌日に少し痛みが出たそうですが、それ以降は痛みがないとのことだったので略治としました。

椎間板ヘルニアと言われた前屈時の左腰痛 30代男性

【症例】30代男性

【初診日】’13年4月28日(施術回数1回)

【現病歴】
6年くらい前に一度腰痛になり、その際は牽引と温熱療法で良くなったが、1年くらい前からまた痛み出した。
力仕事のある職場になってから痛みが出るようになった。
動かすと痛いが、座ったり寝ていれば痛みはない。
医者では椎間板ヘルニアと言われ、整形外科、カイロプラクティック、鍼治療に通ったが良くならない。
現在仕事は週3日に減らしてもらっている。

【痛みの確認】
前屈で左腰に痛みがあるが、後屈、側屈、回旋では痛みはありません。

【治療】
後屈動作を何度かやってもらうと、前屈の痛みが少し和らぎました。
仕事柄、痛みの再発が起こりやすいと考え、操体法による治療を試みました。
股関節揺らし、膝倒し、カエルを行いましたが、前屈の痛みは改善しませんでした。

左小趾先端を触診すると指腹部に著明な圧痛を認めたので、同点にピソマⅡを貼付しました。
すると前屈時の痛みが消失し、「いつもの固さだけになった」そうです。

ピソマの使用方法を伝え、操体法を励行するよう指導して治療を終了しました。

ソファーからの立ち上がりが辛い腰痛 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】’13年4月16日(施術回数1回)

【現病歴】
今朝机を動かす際にピキッとなって以来左右の腰が痛む。
イス、特にソファーから立ち上がるのがつらい。
夕方になっても痛みは変化しない(20時に来院)。
温まると少し楽になる感じがする。

【痛みの確認】
前屈、後屈で痛みがあり、特に後屈はかなりの痛みがある。
側屈、回旋では戻す時に痛みがあり、イスから立ち上がる動作では、手を膝につかないと痛みで立ち上がれない。
腰を押しても痛む点は特にありません。

【治療】
股関節の揺らしで膝窩のコリが減少、左右F5で仰臥位での左への膝倒し(-)、操体法の膝倒しで右への膝倒しも(-)。
しかし前屈・後屈での痛みはあまり変化が無い。

百会・太陽への鍼、左右F6・F6’F4へのピソマ、左右衝陽・外衝陽・崑崙の指圧を行うも痛みはそれほど変化しません。

座位で後屈した際にも痛みがあることから、足ではなく体幹部に問題があると思い、ソケイ部を押してみると左右ともに激痛の圧痛点がありました。

そこを親指で抑えながら後屈してもらうと、痛みがかなり減ったので、少し指圧を続けました。

その後立ち上がって痛みを確認すると、後屈で少し痛みがあるものの、その他の動きでは痛みが無くなりました。

後屈の痛みも、前屈のストレッチ、左右足三里・孔最へのパイオネックス・イエローで、本人曰く「日常生活には支障ないくらいの痛みになった」そうです。

2日後に様子を伺うと、すっかり良くなり日常生活も支障なく過ごせているそうなので略治としました。

10日経っても歩行、仰向け寝で痛む右腰痛 40代男性

【症例】40代男性

【初診日】’13年2月6日(施術回数1回)

【現病歴】
10日前に重い荷物を運んだ後から右腰に痛みがある。
歩いたり、仰向けで寝ても痛みがある。
年に3回ほどギックリ腰になる。
前回のギックリ腰は整体に4~5回通って治った。

【痛みの確認】
後屈と左右回旋で右の腰に痛みが出ます。
前屈、側屈では全く痛みがありませんでした。
腰を押すと痛む点があります。

【治療】
セオリーどおり胃経の衝陽と外衝陽を押していくと、激痛の圧痛点があったので、同点にパイオネックスを貼付。
すると右回旋は痛みが無くなりましたが、後屈と左回旋で痛みがありました。

次に腰の痛む点を私が指で押した状態で後屈と回旋をしてもらいましたが、ほとんど痛みは改善しませんでした。

足部の刺激で効果があったので、右F6・6’にピソマⅡを貼付。
すると後屈(-)となりましたが、右回旋で痛みがあります。
左F6・6’にピソマⅡを貼付すると右回旋(-)となりました。

時間が余ったので股関節の揺らしと操体法の膝倒しを行い、再発時に備えピソマの使用方法と日頃からの揺らしと膝倒しを指示して治療を終了しました。

井穴刺絡図

2日経過しても座るのも辛いギックリ腰 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】’13年1月24日(施術回数1回)

【現病歴】
2日前に階段で重い荷物を運んでいたら、急激に腰の真ん中が痛くなり、座るのもつらい状態が続いている。

【痛みの確認】
右を上にして横になるのが精いっぱいという状況だったので、行えませんでした。
腰を押しても痛む点は特にありません。

【治療】
真ん中の痛みなので、セオリーどおり百会に鍼をすると座ったり、立ったりできるようになりました。
ここで痛む動作を確認すると、前後屈で腰が痛むようです。左右F4にピソマⅡを貼付しましたが、特に痛みには変化がありません。左右崑崙にパイオネックス・イエローを貼付すると、前後屈の痛みが少し和らぎました。

股関節揺らしと操体法の膝倒しを行いニュートラルになりましたが、前後屈の痛みには変化がありませんでした。

崑崙が効いたので、同じ膀胱経の左右委中にパイオネックス・イエローを貼付すると前後屈の痛みが軽減し、「痛みはほとんど無くなって、だるさが残るだけ」となりました。

冬だったので体を冷やさないよう指導して、治療を終了しました。

2点の刺激で著効した前屈・着座時痛  20代女性

【症例】20代女性

【初診日】’12年8月11日(施術回数1回)

【現病歴】
3日前から左腰に痛みがある。
腰痛は高校生の時からあり、ダンスが原因だと考えている。
前屈したり、座ったり、長時間同じ姿勢でいると痛んでくる。数日後に長時間飛行機に乗るので、なるべく早くこの痛みを何とかしたい。

【痛みの確認】
前屈・着座した際に左腰の腎兪付近に痛みがあります。

【治療】
左F3・4にピソマⅡを貼付すると前屈・着座時の痛みが消失。
治療開始5分と経たずに痛みが無くなってしまったので、余った時間で操体法3種を行い、次リョウに冷えが見られたので、同点にお灸をし、ピソマの使用法を伝えて治療を終了しました。