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三叉神経痛と診断された左頬部痛 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】2015年10月13日(施術回数2回)

【現病歴】
2015年10月12日から左の頬にジンジンとした痛みが出るようになった。
2009年1月に初めて今回と同様の症状を発症し、2年前や4年前にも冬頃に同様の症状が出たことがある。
疲労とストレスが原因として思い当たる。
医者では「三叉神経痛だろう」と言われた。

【症状の確認】
上下の歯をカチカチと噛む動作と、奥歯でグッと噛みしめると左頬部に痛みが出ます。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

左右の缺盆穴に強圧痛、左頬部と左右の合谷穴に圧痛を検出しました。

【施術】
まず仰向けになってもらい、右合谷穴へのパイオネックス・オレンジ、右H6にピソマⅡを貼付して、しばらくタッピングを施しました。
ここで再度カチカチと噛んでみてもらうと、少し痛みが改善しました。
次に先ほどとは反対に、左合谷穴へのパイオネックス・オレンジ、左H6へのピソマⅡの貼付とタッピングを施しました。
再度カチカチと噛んでもらいましたが、ほとんど痛みに改善はありませんでした。
次に左F6にピソマⅡを貼付してタッピングを施すと、カチカチと噛んだ時の痛みの範囲が「一番気になる部分だけになってきた」そうです。

起き上がってもらい、座位で外鼻中穴へのハペパッチの貼付、左外百会穴への単刺術を順に施しましたが、共に痛みの改善はありませんでした。
痛みが取り切れなかったので、4日後の施術の予約をしていただき初回を終了しました。

《第2回》’15年10月17日(初回の4日後)

【経過】
「10月13日の夜は激しく痛み服薬した。翌14日は仕事を休んだ。15・16日は出勤した。」

【症状の確認】
カチカチと噛む動作では痛みがあるものの、奥歯で噛みしめる動作では痛みはありません。
その代わり、前歯で噛みしめると痛みが出ます。

【施術】
座位のまま前回圧痛を検出していた左頬部の四白穴周囲を触診すると、やはり圧痛を検出できたので、同点にハペパッチを貼付。
カチカチと噛んでもらいましたが、痛みに変化はありませんでした。
次に四白穴の少し内側にハペパッチを貼付したところ、カチカチと噛む動作、前歯での噛みしめ共に痛みが無くなりました。
うつ伏せになってもらい、頚部に軽くマッサージを施しました。
最後にもう一度カチカチと噛んでみたもらいましたが、やはり痛みはありませんでした。
最後に、爪が非常に薄かったので「タンパク質不足の兆候の可能性が高い」と説明し、タンパク質を積極的に摂取するよう指示して施術を終了しました。

井穴刺絡図

CTで異常無しと言われた左後頭部痛 30代男性

【症例】30代男性 川崎市在住

【初回日】’14年4月2日(施術回数1回)

【現病歴】
3週間ほど前から左後頭部に頭痛を感じている。
頻度、程度は徐々に悪化している。
思い当たる原因としては、疲労とストレスがある。
お風呂に入ると痛みは改善する。
下を向くと痛みが悪化する。
脳神経外科に掛かってCT撮影したが異常は見つからず、「肩こりが原因」と言われた。
一日の中で痛みの程度は変化しない。
症状が楽になれば、施術方法は何でも構わない。

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
単純仰臥位(+)

【施術】
まず座位でのパイオネックスでの施術を試みました。
左腕骨穴にパイオネックス・イエローを貼付して、しばらくタッピングを施しました。
ここで再度、頭を前に倒してもらうと、前屈時の痛みが無くなっていました。
しかし後屈での痛みが新たに発生してしまいました。
次に左合谷穴にパイオネックス・イエローを貼付して、先ほどと同様にタッピングを施すと、後屈の痛みは少し改善しました。
ここで単純仰臥位での痛みを確認すると、仰臥位になって30秒経過すると痛み出します。
仰臥位になってもらい、股関節揺らしを施しましたが、この仰臥位での30秒経過後の痛みに変化はありませんでした。
座位になってもらい、左右のH5にピソマⅡを貼付してタッピングを施しましたが、仰臥位での頭痛に変化はありません。
交感神経を興奮させるために、その場での駆け足を3分ほど行ってもらうと、仰臥位での痛みが無くなりました。
なるべく体を動かすことと、糖分の摂取を控えるようアドバイスして施術を終了しました。

【感想】
前屈時の痛みは手のツボを刺激したことで改善したことから「筋肉のコリ」の影響から生じ、仰臥位での痛みはその場駆け足によって交感神経を興奮させることで改善したことから「副交感神経過剰興奮」によって生じていたと思われます。
もちろん、その場での駆け足によって自律神経以外にも、「体が温まる」などの変化も起こるので、「自律神経の影響だけ」とは言い切れませんが、原因のひとつとしては考えられるのではないでしょうか。

緊張型頭痛と言われた頭頂部痛 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’14年3月23日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年2月8日から毎日頭頂部に痛みがある。
それ以前からも偏頭痛はあった。
’13年12月に愛犬を亡くし、来月4月1日に予定されている手術のためにストレスを感じている。
以前は朝は症状が軽く、夕方以降が辛かったが、現在は一日中辛い。
症状は横になったり、入浴、マッサージ、もたれ掛かるなどすると楽になる。
反対に冷えたり、重い荷物の運搬、暖房、寝すぎなどで悪化する。
心療内科では緊張型頭痛と言われた。
その頃から精神的落ち込みからダラダラとしていたせいか咳喘息も併発。

【副訴】
10年前から生理痛がひどく、鎮痛剤が手放せない。

【症状の確認】
〈頚部との連動〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

〈静止時痛〉
座位(+)
仰臥位(-)
※痛みは頭頂部に出ます。

【施術】
鍼施術を受けたことがなかったのと、セルフケアが容易になるよう、ピソマでの施術を提案し承諾いただきました。
仰臥位で左右のH5F5にピソマⅡを貼付し、しばらくタッピングを施しました。
仰臥位のまま痛みの変化を尋ねると、「押さえつけられるような痛みが減った」「後頭部が気になり出した」とのこと。
そのまま左右のF4にも同様にピソマⅡを貼付し、タッピングを施すと「痛みが全体的になった」とのこと。
揺らしと操体法の膝倒しとカエルを施し、最後にピソマの使用方法と食事療法として糖質制限食の指導をして初回を終了しました。

井穴刺絡図

ジャンプと走動作で生じる左脛痛 10代男性

【症例】10代男性 陸上競技部所属 種目:中距離

【初診日】’17年5月27日(施術回数2回)

【現病歴】
’17年3月頃から左脛が痛むようになった。
最悪に痛かった時よりは良くなっているが、まだかなり痛みが残る。

ウォーミングアップを丁寧に行えば痛みは改善するが、そのアップ開始時や練習終了後、起床時などは痛みが強い。
整形外科では「シンスプリント」と言われ、ストレッチ、温熱療法、電気治療を受けている。

’17年6月3・4日に試合があり、できればそこに痛みが少なくなった状態で臨みたい。
その次は9月頃まで試合はない。

【症状の確認】
両脚ジャンプ(+)
片足ジャンプ:右(-)左(+)

【触診】
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◎:強圧痛
〇:圧痛
✖:圧痛無し

左脛部はもちろん、左足甲部にも強圧痛を検出できました。
右脛部には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
患部の左脛部そのものはすでに何度も治療を受けているとのことだったので、手つかずのはずの足甲部にまずアプローチしてみました。
「痛みが良くなれば方法は何でも構わない」とのことだったのですが、鍼治療は未経験でしたし、自宅でもセルフケアができる方法としてピソマでの施術を選択。
左の第1中足骨間部とF2にピソマⅡを貼付し、少々タッピングを施しました。
ここで再びジャンプをしてもらうと、両脚では痛みが無くなり、左足のみでは「10から5に痛みが減った」そうです。
更に中足骨間部を丁寧に触診し検出した圧痛3点と、左三陰交穴にピソマⅡを貼付しタッピングを施しましたが、左片足ジャンプでの痛みは5からは改善しませんでした。

最後にピソマの使用方法を伝えて、初診を終了しました。

《第2診》’17年6月10日(初診の14日後)

【経過】
「前回施術後、痛みがかなり良くなり、練習も普通にできたので、6月3・4日の試合にも出場した」
「6月5・6・7日は少し痛みがぶり返したが、本日10日にはだいぶ改善した」

【症状の確認】
両足ジャンプ(-)
片足ジャンプ:左(-)

【体の状態の確認】
片脚スクワットでのふらつき:右<左

【トレーニング指導】
その場で痛みが確認できなかったので、今回医者にシンスプリントという診断を受けた脛の痛みが起こってしまった原因の説明と、その改善方法の話をさせてもらうことにしました。
「片脚スクワットで左の方がふらつきが大きいので、それによって足部の負担が大きくなってしまい、今回左脛に痛みが生じてしまったと思われる」と説明をした上で、中臀筋を鍛え左片脚立ちでの安定性を高める片脚スクワットの指導をしました。
「スクワットで脛に痛みが出る」とのことだったので、ベッドに仰臥位になってもらい、臀筋を中心とした下肢のストレッチと足部のマッサージを施しました。
再度左脚で片脚スクワットをしてもらうと、「10から5に痛みが減った」そうです。

最後に「脛を押すと痛むのはどうすればいいか?」という質問をもらいました。
「押して痛む場所は身体中に無数にあること」と「運動に伴う痛みであれば問題だが、押して痛むのであれば押さないこと」と話して第2診を終了しました。

母指圧迫で生じる左手首の痛み 60代男性

【症例】60代男性 鍼灸マッサージ師養成専門学校生

【初診日】’16年8月18日(施術回数1回)

【現病歴】
’16年5月頃から、左の手首がマッサージをする時に痛むようになった。
特に母指での指圧を行うと、痛みが出る。
2週間に1回のペースで、中医学による鍼灸治療を受けている。
授業に支障があるので、一刻も早く痛みを改善したい。

【症状の確認】
〈左手関節〉
屈曲(±)
伸展(±)
回内(+)
回外(-)

〈左母指〉
屈曲(+)
伸展(-)
内転(+)
外転(-)

母指で指圧を行うと痛みが出ます。

【触診】
左母指球部とH1に圧痛を検出。

【施術】
圧痛を検出した左の母指球とH1にピソマⅡを貼付。
しばらくタッピングした後に、再度痛みを確認してもらいました。
すると、母指の屈曲、内転での痛みが無くなっていて、母指圧迫での痛みも改善していました。
ピソマの使用方法を説明し、副訴の腰痛に対する施術に移行しました。

井穴刺絡図

PC作業と抱っこで悪化した腰痛 30代男性

【症例】30代男性 

【初診日】’14年2月12日(施術回数1回)

【現病歴】
5~6年前から疲労がたまると腰に痛みが出てしまう。
悪化すると腰の痛みから背中、首へと広がってくる。
温めて横になると痛みは改善するが、仕事、特にPC作業が忙しくなると痛みが悪化してしまう。
整体院では背骨が曲がっていると言われた。
2か月の子どもの抱っこもあってか、最近腰の痛みがひどくなってきたので治療を受けにきた。
できれば再発時も自分で治せるようセルフケアの方法を知りたい。

【痛みの確認】
腰は前後屈で全体に、右回旋で背骨上に痛みが出ます。
左右側屈、左回旋では痛みが出ません。
前屈は2度目以降は痛みが出なくなりました。

【治療】
ご希望どおりセルフケアが容易な操体法から行いました。
まずは股関節揺らしと回旋での痛みがあったので膝倒しです。

これだけで後屈の痛みが「10から3になった」そうです。
右回旋の痛みには変化がありません。

背骨上の痛みだったので百会を指で押すとかなりの圧痛。
しばらく指圧すると、これまた右回旋の痛みが減弱。
百会に数回単刺すると、右回旋の痛みがほとんど無くなりました。

後屈時の痛みがまだ残っていたので左右F6にピソマⅡを貼付しましたが、これはあまり変化はありませんでした。

再度百会を指圧すると、後屈時の痛みが「最初10だったのが1になった」とのことでした。

首も痛むとのことなので、そちらも治療しましたが、眼精疲労とストレッチだけで改善してしまいました。

他にもいびきやアレルギー、お腹のガス、げっぷがあるとのことなので、糖質制限の話を資料を交えて行い、操体法の励行を指示して治療を終了しました。

5日後に様子を伺ったところ、「とりあえず大丈夫」とのことなので略治としました。

抱っこによって生じた急性腰痛 20代男性

【症例】20代男性

【初診日】’14年2月2日(施術回数1回)

【現病歴】
昨日の夜から急に腰が痛み出した。
疲労と生後2ヶ月の子供を抱っこしたことが原因として考えられる。
一昨年、引越し作業でギックリ腰になったが、それは1週間休んだら治った。

【痛みの確認】
立位では後屈で左腰に、右側屈で腰の中央に痛みが出ます。
前屈、左側屈、左右回旋では痛みは出ません。

仰臥位ではSLRと股関節を屈曲させる時、下肢を自力で挙上させると腰に痛みが出ます。
右のソケイ部に圧痛があります。

【治療】
仰臥位で右ソケイ部を指圧すると、股関節屈曲での痛みが無くなり、SLRでの痛みが背骨上のみになりました。
右崑崙にパイオネックス・イエローを貼付すると、SLRでの痛みが無くなりました。

伏臥位で左右の膝を屈曲させると、右膝屈曲で腰に痛みが出ます。
右足臨泣にパイネックス・イエローを貼付すると、この痛みが無くなり、立位での後屈も痛みも無くなっていました。
まだ右側屈での腰の中央の痛みがあります。

左足臨泣・太衝へのパイオネックス、左F5’・2’へのピソマⅡそれぞれで右側屈での痛みが減弱しました。

左側屈のストレッチをしてもらうと、若干痛みがぶり返してしました。

伏臥位で腰陽関と下命門にパイオネックス・イエローを貼付すると、カエルでの痛みが無くなり、ベッドの昇降、寝返りでの痛みが無くなりました。

腰椎分離症と言われた腰の真ん中の痛み 10代男性

【症例】10代男性

【初診日】’14年1月20日(施術回数1回)

【現病歴】
去年11月から腰の痛みがあり、1週間前に激しく動いた後から腰の痛みが良くならない。
病院では腰椎分離症と言われた。

痛みは休息で改善し、運動すると悪化する。
以前は腰の横に痛みを感じていたが、ストレッチで改善していた。
今回はストレッチしても痛みが良くならない。

【既往歴】
中学生の時から腰椎分離症と言われている。

【痛みの確認】
立位で後屈、左右側屈させると腰の真ん中に痛みが出ます。
前屈、左右回旋では痛みは出ません。

【触診】
痛みを感じる部分を押圧すると痛みがあります。

【施術】
圧痛を検出した右大腸兪にピソマⅢを貼付すると、左右側屈の痛みが無くなり、後屈の痛みも左に移動しました。

細かく触診すると左外関元兪に圧痛を検出。
同点にピソマⅢを貼付すると、後屈時の左腰の痛みも消失しました。

もし再発してしまった場合は、患部にピソマを貼付するよう指導して治療を終了しました。

急性腰痛症と言われた介護による腰・肩・首・下腿の痛み 40代男性

【症例】40代男性

【初診日】’13年6月29日(施術回数1回)

【現病歴】
3年くらい前に介護の仕事を始めて以来、首・肩・腰・ふくらはぎとみぞおち周辺が張る様になった。
以前、マッサージに通った事があり、改善はあったが、ここ2年は改善が無い。
睡眠が十分に取れると改善するが、仕事量が増えてくると辛くなる気がする。
整形外科では急性腰痛症と言われ、湿布と痛み止めを処方された。

【痛みの確認】
首は後屈で全体に、右側屈・回旋で左に、左側屈・回旋で右に痛みが出ます。
前屈では痛みは出ません。

肩関節は左右共に水平外転・内転で痛みます。
挙上動作では痛みは出ません。

腰は後屈で全体に、左側屈とあぐらの姿勢、介護動作で右に痛みが出ます。

アキレス腱伸ばしの姿勢を取ると、左右のふくらはぎが痛みます。

仰臥位でみぞおちを押圧すると気持ち悪さが出ます。

【治療】
体を使うお仕事をされているので、再発時もセルフケア可能なように、操体法による治療を試みました。

股関節揺らし、膝倒し、カエルで腰の後屈、左側屈、介護動作での痛みが改善しました。

痛みがない前屈のストレッチをすると後屈の痛みがさらに改善しました。
右側屈のストレッチをしても左側屈の痛みは変化無しです。

左右F6にピソマⅡを貼付すると後屈の痛みが無くなりました。
右F5にもピソマⅡを貼付すると左側屈の痛みが無くなり、介護動作も痛みが無くなりました。

肩関節の動きを確認すると水平内転・外転の痛みに変化はありません。
左右合谷にピソマⅡを貼付すると左肩は痛みが無くなり、右肩も痛みが改善しました。
右合谷付近の圧痛点にもう一つピソマを貼付すると右肩も痛みが無くなりました。

首の痛みを確認すると、まだ後屈、右側屈・回旋で痛みが出ます。

左風池に鍼すると首の痛みが無くなりました。

仰臥位でみぞおちを押圧するとまだ気持ち悪さが出ます。
百会に鍼をするとこの気持ち悪さが無くなりました。

アキレス腱伸ばしの動作をすると、左右のふくらはぎに痛みがあります。

左右太谿・左崑崙にパイオネックスイエローを貼付すると、「左右とも内側の上の方にハリ感がある」に変化したそうです。
左右陰谷にパイオネックスイエローを貼付するとこのハリ感も消失しました。

操体法を日頃から励行すること、再発時にはピソマを使用することを指導して治療を終了しました。

井穴刺絡図

腰を刺激せずに著効した疲労による腰痛 50代女性

【症例】50代女性

【初診日】’13年4月30日(施術回数1回)

【現病歴】
4日前の仕事終わりに左腰に違和感を感じだし、その後日に日に痛みが増している。
昨日が痛みのピークだった。
人を抱えて運ぶ作業がここ2~3日続いたことが原因として考えられる。
動き始めが特に痛む。
整形外科にはかかっていない。

【痛みの確認】
後屈で腰全体、右側屈で腰の中央、左側屈で右腰、左右回旋で左腰に痛みが出ます。
前屈では痛みはありません。

【治療】
左足臨泣へのパイオネックス・イエローで右側屈、右F5へのピソマⅡで左回旋での痛みが減りました。
百会に単刺術を施すと左回旋での痛みは無くなりました。

操体法を試みようと仰向けになったもらい、股関節揺らしと膝倒しをしようとすると、全ての動作で痛みがありました。

百会にもう一度単刺術すると、左右の膝倒しが楽になりました。
左右尺沢へのソマセプトと、再度の百会の単刺で膝倒しでの痛みは無くなりました。

ここで立位での動作を確認すると、左右側屈と靴下を履くように右脚を上げると、右腰に痛みが出ますが、それ以外は痛まなくなっていました。

右崑崙にパイオネックス・イエローを貼付しましたが、右側屈の痛みに変化はありません。

右足臨泣にパイオネックス・イエローを貼付すると、左側屈が痛くなくなりましたが、まだ右側屈で痛みが出ます。
左陽稜泉にパイオネックス・イエローを貼付すると、右側屈での痛みが無くなり、右脚を上げても痛みは出なくなりました。

少し休んだだけで筋肉は衰えていること、仕事には徐々に復帰するよう指導しました。
帰り際「楽になった」と仰っていただきました。

3日後に様子を伺うと、翌日に少し痛みが出たそうですが、それ以降は痛みがないとのことだったので略治としました。

椎間板ヘルニアと言われた前屈時の左腰痛 30代男性

【症例】30代男性

【初診日】’13年4月28日(施術回数1回)

【現病歴】
6年くらい前に一度腰痛になり、その際は牽引と温熱療法で良くなったが、1年くらい前からまた痛み出した。
力仕事のある職場になってから痛みが出るようになった。
動かすと痛いが、座ったり寝ていれば痛みはない。
医者では椎間板ヘルニアと言われ、整形外科、カイロプラクティック、鍼治療に通ったが良くならない。
現在仕事は週3日に減らしてもらっている。

【痛みの確認】
前屈で左腰に痛みがあるが、後屈、側屈、回旋では痛みはありません。

【治療】
後屈動作を何度かやってもらうと、前屈の痛みが少し和らぎました。
仕事柄、痛みの再発が起こりやすいと考え、操体法による治療を試みました。
股関節揺らし、膝倒し、カエルを行いましたが、前屈の痛みは改善しませんでした。

左小趾先端を触診すると指腹部に著明な圧痛を認めたので、同点にピソマⅡを貼付しました。
すると前屈時の痛みが消失し、「いつもの固さだけになった」そうです。

ピソマの使用方法を伝え、操体法を励行するよう指導して治療を終了しました。

ソファーからの立ち上がりが辛い腰痛 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】’13年4月16日(施術回数1回)

【現病歴】
今朝机を動かす際にピキッとなって以来左右の腰が痛む。
イス、特にソファーから立ち上がるのがつらい。
夕方になっても痛みは変化しない(20時に来院)。
温まると少し楽になる感じがする。

【痛みの確認】
前屈、後屈で痛みがあり、特に後屈はかなりの痛みがある。
側屈、回旋では戻す時に痛みがあり、イスから立ち上がる動作では、手を膝につかないと痛みで立ち上がれない。
腰を押しても痛む点は特にありません。

【治療】
股関節の揺らしで膝窩のコリが減少、左右F5で仰臥位での左への膝倒し(-)、操体法の膝倒しで右への膝倒しも(-)。
しかし前屈・後屈での痛みはあまり変化が無い。

百会・太陽への鍼、左右F6・F6’F4へのピソマ、左右衝陽・外衝陽・崑崙の指圧を行うも痛みはそれほど変化しません。

座位で後屈した際にも痛みがあることから、足ではなく体幹部に問題があると思い、ソケイ部を押してみると左右ともに激痛の圧痛点がありました。

そこを親指で抑えながら後屈してもらうと、痛みがかなり減ったので、少し指圧を続けました。

その後立ち上がって痛みを確認すると、後屈で少し痛みがあるものの、その他の動きでは痛みが無くなりました。

後屈の痛みも、前屈のストレッチ、左右足三里・孔最へのパイオネックス・イエローで、本人曰く「日常生活には支障ないくらいの痛みになった」そうです。

2日後に様子を伺うと、すっかり良くなり日常生活も支障なく過ごせているそうなので略治としました。

10日経っても歩行、仰向け寝で痛む右腰痛 40代男性

【症例】40代男性

【初診日】’13年2月6日(施術回数1回)

【現病歴】
10日前に重い荷物を運んだ後から右腰に痛みがある。
歩いたり、仰向けで寝ても痛みがある。
年に3回ほどギックリ腰になる。
前回のギックリ腰は整体に4~5回通って治った。

【痛みの確認】
後屈と左右回旋で右の腰に痛みが出ます。
前屈、側屈では全く痛みがありませんでした。
腰を押すと痛む点があります。

【治療】
セオリーどおり胃経の衝陽と外衝陽を押していくと、激痛の圧痛点があったので、同点にパイオネックスを貼付。
すると右回旋は痛みが無くなりましたが、後屈と左回旋で痛みがありました。

次に腰の痛む点を私が指で押した状態で後屈と回旋をしてもらいましたが、ほとんど痛みは改善しませんでした。

足部の刺激で効果があったので、右F6・6’にピソマⅡを貼付。
すると後屈(-)となりましたが、右回旋で痛みがあります。
左F6・6’にピソマⅡを貼付すると右回旋(-)となりました。

時間が余ったので股関節の揺らしと操体法の膝倒しを行い、再発時に備えピソマの使用方法と日頃からの揺らしと膝倒しを指示して治療を終了しました。

井穴刺絡図

2日経過しても座るのも辛いギックリ腰 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】’13年1月24日(施術回数1回)

【現病歴】
2日前に階段で重い荷物を運んでいたら、急激に腰の真ん中が痛くなり、座るのもつらい状態が続いている。

【痛みの確認】
右を上にして横になるのが精いっぱいという状況だったので、行えませんでした。
腰を押しても痛む点は特にありません。

【治療】
真ん中の痛みなので、セオリーどおり百会に鍼をすると座ったり、立ったりできるようになりました。
ここで痛む動作を確認すると、前後屈で腰が痛むようです。左右F4にピソマⅡを貼付しましたが、特に痛みには変化がありません。左右崑崙にパイオネックス・イエローを貼付すると、前後屈の痛みが少し和らぎました。

股関節揺らしと操体法の膝倒しを行いニュートラルになりましたが、前後屈の痛みには変化がありませんでした。

崑崙が効いたので、同じ膀胱経の左右委中にパイオネックス・イエローを貼付すると前後屈の痛みが軽減し、「痛みはほとんど無くなって、だるさが残るだけ」となりました。

冬だったので体を冷やさないよう指導して、治療を終了しました。

2点の刺激で著効した前屈・着座時痛  20代女性

【症例】20代女性

【初診日】’12年8月11日(施術回数1回)

【現病歴】
3日前から左腰に痛みがある。
腰痛は高校生の時からあり、ダンスが原因だと考えている。
前屈したり、座ったり、長時間同じ姿勢でいると痛んでくる。数日後に長時間飛行機に乗るので、なるべく早くこの痛みを何とかしたい。

【痛みの確認】
前屈・着座した際に左腰の腎兪付近に痛みがあります。

【治療】
左F3・4にピソマⅡを貼付すると前屈・着座時の痛みが消失。
治療開始5分と経たずに痛みが無くなってしまったので、余った時間で操体法3種を行い、次リョウに冷えが見られたので、同点にお灸をし、ピソマの使用法を伝えて治療を終了しました。