タグ別アーカイブ: 筋肉

曲げる途中が辛く、曲げ切ると楽になる腰痛 50代男性

【症例】50代男性

【初回日】’17年11月18日(施術回数2回)

【現病歴】
’17年11月15日から腰が痛み出した。
思い当たる節は特に無い。
痛みの程度は平行線で、痛みが出ない姿勢もある。
ストレッチや腰痛ベルトをすると少し楽になる。
医者には掛かっていない。
症状が改善すれば、方法は何でも構わない。

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(+)
靴下を履く動作:右(+)左(+)

前後屈は曲げている途中の特定の角度で痛みが出ますが、曲げ切ると痛みは楽になります。
左側屈で右腰、左回旋で腰全体に痛みが出ます。

【触診】
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〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

いわゆる腰の部分には圧痛は検出できず、お尻の筋肉と鼡径部に圧痛を検出できました。
足の甲も触診しましたが、特に目だった圧痛は検出できませんでした。

【施術】
鍼施術の経験はかなり以前に数回ある程度とのことだったのと触診時のリアクションから、マッサージでの施術を提案し了解をいただきました。
まずうつ伏せになってもらい、臀部を中心に下肢全体を十分に解しました。
首肩こりもあるとのことだったので、頚肩部にも軽くマッサージを施しました。
次に仰向けになってもらい、膝を伸ばしたまま両脚を他動で左右に動かすと、左右どちらに動かしても右腰に痛みが出るそうです。
ここで臀部を中心に下肢にストレッチを施しました。
すると、先ほど動きでの痛みが改善しました。
起き上がってもらい、最初と同じように動いてもらうと、前屈での痛みが残っていましたが、後屈、左側屈、左回旋、靴下を履く動作での痛みが無くなっていました。
いつも通りの生活で過ごすことと、体、特に腰を冷やさないように気を付けるよう指示して初回を終了しました。

《第2回》’17年11月25日(初回の7日後)

【経過】
「まだ少し痛むが、だいぶ動けるようになった」
「痛む部位が左だけになった」

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(±)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(+)
靴下を履く動作:右(-)左(-)
痛みは全て左腰にのみ出ます。

【施術】
うつ伏せになってもらい、左を中心に臀部、更には頚肩部にマッサージを施しました。
仰向けになってもらい、立位での回旋に近い、両膝を立てて揃えた状態から左右に倒してもらうと、右に倒した時に左腰に痛みが出るそうです。
左に倒しても痛みはありません。
そのまま左下肢に対して、臀筋を中心にストレッチを施しました。
すると、先ほどと同様に膝を右に倒しても痛みが出なくなりました。
最後に起き上がってもらい、最初と同じ動きをしてもらうと、前後屈、左右の回旋での痛みが無くなっていました。

【その後】
12月1日に来院された際に、腰の様子を伺うと、「軽くなって、痛みもない」とのこと。
腰痛や今後の下肢症状の予防の為に、股関節を使い臀筋を鍛えるスクワットと片脚スクワット(片脚立ちでの安定性は右>左)を指導し、下肢のストレッチを施して、この日は終了しました。

CTで異常無しと言われた左後頭部痛 30代男性

【症例】30代男性 川崎市在住

【初回日】’14年4月2日(施術回数1回)

【現病歴】
3週間ほど前から左後頭部に頭痛を感じている。
頻度、程度は徐々に悪化している。
思い当たる原因としては、疲労とストレスがある。
お風呂に入ると痛みは改善する。
下を向くと痛みが悪化する。
脳神経外科に掛かってCT撮影したが異常は見つからず、「肩こりが原因」と言われた。
一日の中で痛みの程度は変化しない。
症状が楽になれば、施術方法は何でも構わない。

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
単純仰臥位(+)

【施術】
まず座位でのパイオネックスでの施術を試みました。
左腕骨穴にパイオネックス・イエローを貼付して、しばらくタッピングを施しました。
ここで再度、頭を前に倒してもらうと、前屈時の痛みが無くなっていました。
しかし後屈での痛みが新たに発生してしまいました。
次に左合谷穴にパイオネックス・イエローを貼付して、先ほどと同様にタッピングを施すと、後屈の痛みは少し改善しました。
ここで単純仰臥位での痛みを確認すると、仰臥位になって30秒経過すると痛み出します。
仰臥位になってもらい、股関節揺らしを施しましたが、この仰臥位での30秒経過後の痛みに変化はありませんでした。
座位になってもらい、左右のH5にピソマⅡを貼付してタッピングを施しましたが、仰臥位での頭痛に変化はありません。
交感神経を興奮させるために、その場での駆け足を3分ほど行ってもらうと、仰臥位での痛みが無くなりました。
なるべく体を動かすことと、糖分の摂取を控えるようアドバイスして施術を終了しました。

【感想】
前屈時の痛みは手のツボを刺激したことで改善したことから「筋肉のコリ」の影響から生じ、仰臥位での痛みはその場駆け足によって交感神経を興奮させることで改善したことから「副交感神経過剰興奮」によって生じていたと思われます。
もちろん、その場での駆け足によって自律神経以外にも、「体が温まる」などの変化も起こるので、「自律神経の影響だけ」とは言い切れませんが、原因のひとつとしては考えられるのではないでしょうか。

腱鞘炎と言われ外に開けない(外転できない)左母指 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’15年5月11日(施術回数1回)

【現病歴】
以前から左の親指だけ開き(外転し)にくさがあった。
病院では腱鞘炎と言われた。

【症状の確認】
左母指外転角度は45°程度。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり

左母指球部に強圧痛を、左右の手掌部と前腕前面尺側の少海穴付近、更には前腕後面橈側の曲池穴付近に圧痛を検出できました。

【施術】
頭痛の施術が早く終わってしまったので、残った時間でこちらの施術に取り掛かりました。

伏臥位になってもらい、左の手掌部と前腕部の圧痛検出部位、特に母指球部に対して筋肉が軟らかくまでマッサージを施しました。
再度左母指を外転してもらうと、90°まで開ける(外転できる)ようになりました。

【その後】
8日後の来院時に様子を伺うと、「調子が良い」とのことだったので、略治としました。

2週間前から続く右頚痛 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’15年7月4日(施術回数1回)
※以前に腰痛で来院あり。

【現病歴】
2週間前くらいから首に痛みが出始め、1週間前にはかなり改善したが、また悪化しそうな前兆がある。

【症状の確認】
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(+)
斜め前屈:右(-)左(+)
※痛みは全て右に出ます。

【施術】
腰痛の際と同様、ストレッチと指圧での施術を提案し、ご快諾いただく。
伏臥位になってもらい、右を中心に頚肩部にマッサージを施す。
十分に筋肉が柔らかくなったのを確認してから起き上がってもらい、症状を再度確認しました。
すると、左への側屈、回旋、斜め前屈での痛みが消失しています。

「首肩の筋肉が固くなっていたことが痛みの主な原因で、筋肉が固くなる原因として夜間の喰いしばりの可能性が高い」ことを説明し、歯の様子を見せてもらうと、右上顎の犬歯が左よりすり減っていることから、「右で喰い縛っている可能性が高く、それが今回の痛みの主な原因だと思われる」ことを説明。
ストレスが喰いしばりの原因なので、極力ストレスを遠ざけるようアドバイスして、施術を終了しました。

1か月続いた右手首の痛み 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’17年5月26日(施術回数1回)
’17年5月13日に右鼡径部痛で来院あり。

【現病歴】
’17年4月中旬に10kg程の水が入ったボトルを持ち上げた際から痛み始めた。
発症時よりは少し痛みは改善している。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
屈曲(-)
伸展(+)
回内(-)
回外(+)
※伸展の可動域が健側の左と比べると著しく小さいです。

【触診】
右前腕前面、特に内側上顆につながる手関節屈筋群に圧痛を検出できました。

【施術】
座位のまま、右少海穴付近のマッサージと右前腕前面のストレッチを施したところ、外転での痛みが無くなり、伸展での痛みが改善しました。
更に、肘関節屈曲位でも手関節の伸展の可動域が左よりも著しく小さかったので、右手掌部のマッサージを施したところ、伸展時の痛みも消失しました。
前腕前面と手掌部の筋肉のストレッチでの解し方を指導し、仰臥位になってもらい、股関節揺らしを施して施術を終了しました。

【その後】
21日後の6月16日に右鼡径部の痛みで来院された際に右手首の状態を伺うと、「ストレッチをしているせいか、それほど酷い痛みは無い」とのこと。

仰向けとうつ伏せで生じる腰痛 20代女性

【症例】20代女性・会社員

【初診日】’17年4月26日(施術回数1回)

【現病歴】
以前から腰痛を感じていたが、’17年4月10日から全体に痛みが強くなりだした。
4月から仕事が忙しく、運動不足なことが原因として思い当たる。
夜中に痛みで目が覚める事は無い。
仰向け、うつ伏せ共に痛みが出る。
医者には掛かっていない。

【既往歴】
高校時代に左右の第5中足骨を疲労骨折。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛みが強くなる

【触診】
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◎:強圧痛
〇:圧痛あり
✕:圧痛無し

【視診】
右足に少し外反母趾があります。

腰部では脊柱起立筋には圧痛は無く、腰方形筋部に圧痛を検出しました。
触診部位を広げると、臀部には強圧痛、足甲部に圧痛を検出できました。

【施術】
患者は以前にも鍼灸施術の経験があり、触診時の押圧でも痛みを訴えるなど、かなり触圧刺激に対して敏感でした。
尚且つ、「施術方法は特に希望無し」だったため、「より痛くない刺激方法」として鍼施術を提案したところ、快く採用していただきました。

伏臥位で、圧痛を検出した左右の屈伸穴周囲、大腸兪穴、腎兪穴、太谿穴、崑崙穴に単刺術を施しました。
仰臥位になってもらうと、先ほどまであった仰臥位で膝を伸ばした際の痛みが無くなっていました。
更に、足甲部への単刺術、下肢全体にストレッチを施し、下肢の筋肉をほぐしました。
起き上がってもらい最初と同じように動いてもらうと、後屈での痛みが無くなって、右側屈での痛みが残りました。
改めて、痛む周囲を触診すると、気海穴に圧痛を検出できました。
左足臨泣穴と左気海穴にパイオネックスを貼付すると、右側屈時の痛みがほとんど無くなりました。
施術修了後に「筋肉のコリが痛みの原因だと思われるので、冷やさないことと、なるべく体を動かすよう」指示して初診を終了しました。

【その後】
3日後に来院していただくと、「腰は全く痛くない」とのことだったので、略治としました。
この日は、腰痛予防のためのストレッチ、「右脚が内股になってしまう」という悩みに対するストレッチを指導。
更に、下肢のペアストレッチ、手部と肩上部のマッサージを施して終了しました。

右側に倒れそうに感じるめまい 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’16年7月29日(施術回数1回)

【現病歴】
’16年7月から右側に倒れそうな感覚が出始めた。
脳神経外科では「ストレートネックによるもの」と言われ、服薬で多少軽減した。
右の奥歯に親知らずがあり、それが原因だと考えている。

【随伴症状】
右の肩こりがある。

【症状の確認】
単純に座っているだけだと、特にまめい感等はありません。

〈頚部の運動との関連〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(+)

【触診】
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左右の僧帽筋上部線維と乳様突起の後方、右の前腕部と手部(合谷穴、魚際穴)に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に無く、鍼の経験がないとのことだったので、「鍼でもマッサージでも効果はほとんど同じですよ」と説明したところ、マッサージでの施術を希望されました。
伏臥位で圧痛を検出した部位を中心に頚肩背部に母指圧迫を施し、次いで腰下肢に手掌軽擦を施しました。
起き上がってもらい、頚部を回旋してもらうと、かなりめまい感が減ったそうです。
筋肉の緊張による症状だと思われることと、なるべく動かして筋肉を柔らかく保つよう心掛けて下さいとアドバイスして施術を終了しました。

抱っこで生じた右頚部の痛み 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】’17年2月21日(施術回数1回)

【現病歴】
3日前の2月18日の夕方から首が痛くなりだした。
横を向いたり、左に捻ると痛む。
子供を抱っこしたことと、疲労が原因として思い当たる。
痛みの程度は発症時からほぼ平行線で、湿布を貼ったり、睡眠後は楽になる。
新しい仕事を始めてまだ間もないので、なるべく早く痛みを改善させて仕事に集中できるようにしたい。

【既往歴】
20代で自然気胸。

【触診】
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右の天柱穴と肩外兪穴に強圧痛、曲池穴、巨骨穴、合谷穴といった箇所に圧痛を検出できました。

【症状の確認】
頚部の動き
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(+)
※痛みは全て右側に出ます。

【施術】
弱い刺激での施術を希望されたことと、触診時の押圧ですら痛がったことから鍼での施術を選択。
まず伏臥位で圧痛を検出した天柱穴や肩外兪穴を中心に僧帽筋上部線維、曲池穴、合谷穴に単刺術を施しました。
起き上がってもらい頚を左回旋してもらうと、可動域が広くなったものの痛みは「最初と変わらない」とのこと。
座位のまま痛みを感じるという、頚百労穴に運動鍼を施すと、可動域が更に広がり、痛みも「少なくなった」とのこと。
咬筋が右の方が発達していたことと、奥歯も右の方がすり減っていたことから、夜間に食い縛りがあることが考えられ、それが頚の筋肉を硬くしている可能性について説明。
筋肉を柔らかく保つために、頚周りの保温と運動を心掛けるよう指示しました。
説明後に再度頚を動かしてもらうと、少し冷えたせいか痛みが再燃していたので、把握揉捏や手掌軽擦で頚部を刺激して温めると痛みが改善しました。

【その後】
9日後にお電話で「スッカリ良くなった」とご報告いただきました。

起床時に痛む左腰痛 70代男性

【症例】70代男性 運転手

【初診日】’16年11月14日(施術回数1回)

【現病歴】
’16年11月1日から左の腰に痛みが出始めた。
20年前にくしゃみでぎっくり腰になったことがあるが、今回は思い当たる節がない。
体を動かしていると楽になるが、起床時や運転中に痛みが悪化する。
整骨院では「座りっ放しがよくない」と言われた。
11月6日に整骨院の施術で改善したが、翌日から再度痛み出した。
知人に「腰痛には鍼が効く」と言われたので、鍼を受けたい。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)
靴下を履く動作:右(-)左(+)

〈仰臥位〉
脚振り:右(-)左(+)
レッグレイズ:右(-)左(+)
上体起こし(+)

【触診】
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〇:圧痛あり
✕:圧痛無し

左の腰部と鼡径部、更に左右の中足骨間部に圧痛を検出できました。

【施術】
まずは仰臥位で単刺術を左右の中足骨間部に施しました。左のレッグレイズでの痛みが改善しました。
次に臀筋のペアストレッチを施しました。しかし左に脚振りすると、まだ左腰に痛みが出ます。
「もうちょっと良くなってもいいはずなんだけどなぁ」と思いながらも、手を止めずに左鼡径部に指圧を施すと左脚振りでの痛みが無くなりました。
起き上がってもらい症状を確認すると、前屈、後屈、左側屈、靴下を履く動作での痛みがありませんでした。

施術後に「筋肉が硬くなったことによる痛みだったと思います」と説明し、仕事の合間に体操するよう指示して初診を終了しました。

お家でできる簡単!!!膝痛対処法

膝痛の際に気を付けるべきことを記載します。
実際の症例はこちらをご覧下さい。

1.今現在膝痛がある方の対処法「マッサージ編」

まず膝周囲の押してみて痛む点をマッサージするだけで痛みが良くなることもあります。
下図を参照に病院や鍼灸院に掛かる前に一度お試しください。
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http://www.geocities.jp/dhtgky/より

※膝周囲をいくら押しても痛みが無いという場合は、膝以外に問題がある場合があります。

次にこの痛む点(コリ)を生じる原因についてです。
まずクツ等の履物によってコリが生じることがあります。
踵の高い靴や足の甲でしっかり固定できないクツ(サンダル、長靴等)を長時間履いたり、たとえ運動靴であっても紐などで甲をしっかり固定しない履き方をしていると、それによって足周囲にコリが発生し、膝痛を発症してしまうことがあります。

歩き方の癖によって足のコリが生じることもあります。
その際は後ろ歩きで無理の無いスムーズな体重移動を実感していただくと、歩き方の癖をある程度修正することができます。

2.今現在膝痛がある方の対処法「ストレッチ編」

ほとんどの膝痛ではモモの裏側、よくハムストリングと言われる筋肉群をストレッチすることで膝痛が軽くなります。
特に階段を降りる際の様な「曲げている最中に生じる膝痛」に対して、このストレッチは有効なケースが多いように感じています。
「押してダメなら引いてみろ」ではありませんが、「曲げて痛むなら伸ばしてみろ」といったところです。

具体的なストレッチ方法は下図のとおりです。
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https://www.yspc.or.jp/ysmc/column/health-fitness/stretch-1.htmlより

立った状態でもストレッチできます。
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http://www.sportsoasis.co.jp/blog/3/201211/06.htmlより

3.運動中に生じる膝痛について

一定以上の強度の運動をある程度続けると膝に痛みが生じることがあります。
例えば、5~10km以上走ると痛みが生じるというケースです。
こういった場合、ほとんどのケースで股関節の柔軟性や筋力に左右差があり、特に痛む側の股関節が硬い、もしくは筋力が低いことが多いです。
施術等でその場では痛みが改善しても運動すると元に戻っていまう、もしくは痛みは運動中だけで普段は何ともないという方は、下記の記事を参考にストレッチやエクササイズに取り組んでいただくことをお勧めします。

「軸足の存在によって生じる臀筋の左右差とその解消方法~ランニング中に起きる膝痛を題材にして~」
「ストレッチによる腰痛対処法-腰痛の原因は腰にあらず-」
「トライアスリートの膝関節痛の原因となった股関節」

4.膝痛の原因

膝の痛みの原因として、X線等の画像診断によって変形性膝関節症と診断されることが多いですが、画像所見と痛みは関係ない、すなわち手術等で見た目の異常が取り除かれても痛みが消失しないということがあります。

変形性ひざ関節症によるひざの痛みの軽減のために
http://www.geocities.jp/dhtgky/

軟骨の老化と痛みの関係はよく分かっていません。
レントゲンであまり変化がみられなくても、痛みが強い場合もありますし、逆にかなり軟骨の変性がみられても痛みがないこともあります。

「手術しか方法が無い」と言われた場合も、あせらずに鍼灸治療や以上に示した方法をまずはお試し下さい。

痛みの生理学「半月板の異常で痛みは起きるのか!?」もご覧頂けると幸いです。

また鍼灸マッサージやその他全ての物理療法による「痛み」の治療に共通して言えることですが、基本的に治療直後に痛みが改善しなければ、その治療は効果無しです。
3~5回程度通っても、痛みの程度・範囲に改善があまり見られない場合は、現在通院している所は「痛みの治療として有効ではない」と判断して、さっさと他の治療機関へ転院した方が、お金・時間の節約になります。

ちなみにご存知の方も多いと思いますが、グルコサミンの内服も特に効果は無いとする論文が発表されています。

変形性膝関節症へのグルコサミン内服、初のRCTでは予防効果得られず
日経メディカルオンライン 記事 2012.11.19
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/acr2012/201211/527823.html

近年、グルコサミンは変形性膝関節症の症状に有効とする報告があるが、ハイリスクとされる肥満の中年女性を対象とした無作為化比較試験を行った結果、2.5年間の追跡で変形性膝関節症の発症に対してグルコサミン摂取の有意な影響は見られず、発症予防の効果は証明されなかった。

痛む動作と反対に動くだけで改善した右腰痛 20代男性

【症例】20代男性

【初診日】’12年11月24日(施術回数1回)

頭痛が主訴でしたが、腰も痛むとのことだったので治療しました。

【現病歴】
仕事で前屈みになる時間が長いせいか夕方以降腰が痛くなってくる。

【痛みの確認】
左側屈と右回旋で右腰に痛みが出ます。
前後屈、右側屈、左回旋では痛みは出ません。

【施術】
側屈、回旋ともに痛む動作と反対方向にストレッチすると痛みが無くなりました。

【感想とか】
恐らく仕事中の無理な姿勢による筋緊張からくる痛みだったと思われます。
この場合、仕事中の姿勢を見直さない限りは根本的な解決にはなりません。
ただすぐに姿勢を変えられかは、職場の環境などの条件が整うまでできないこともありますので、とりあえず「痛む動きと反対方向にストレッチする」ことで痛みが軽減・消失することを知っておくことも重要だと思います。