タグ別アーカイブ: 腰痛

仰向けで寝られない右腰痛 60代女性

【症例】60代女性

【初回日】2018年4月23日(施術回数2回)

【現病歴】
以前から仰向けで寝入り辛く、横向きで寝たくなる癖がある。
腰の筋肉の張りに左右差があるのも気になっている。
セルフケアとして足裏を棒でマッサージしている。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
「仰向けで寝られないのは、腰痛との関連がある可能性が高い」ことを説明した上で、腰の状態を確認しました。

〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
単純仰臥位(+)

仰向けでも、膝を立てると腰の痛みが軽くなり、膝を伸ばす(単純仰臥位)と腰の痛みが悪化するので、「この痛みがあるせいで仰向けで寝られない可能性が高いです」と説明。
なお、痛みは全て右腰に出ます。

【施術】
以前に首の痛みで来院された際、やや刺激に敏感だったので、まずはストレッチでの施術を提案し了解を得ました。
仰向けで右臀筋にストレッチを、股関節の可動域が大きくなるまで施しました。
これで単純仰臥位での痛みが消失しました。
次にうつ伏せになってもらい、屈伸穴部と右帯脈穴に単刺術を、次いで頚肩部と腰下肢に軽くマッサージを施しました。
起き上がってもらい、施術前と同じ様に痛みを確認したところ、前屈、後屈、左側屈での痛みが消失していました。


《第2回》2018年5月1日(初回の8日後)

【経過】
「腰の状態はだいぶ良いが、まだ横向きで寝ている」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(±)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
単純仰臥位(+)

初回同様、痛みは全て右腰に出ます。

【セルフケア指導】
痛みが初回程ひどくなかったので、まずはセルフケアの方法として、台を利用した場合と床上での臀筋のストレッチを指導しました。
ストレッチ後に再度腰の痛みを確認したところ、後屈での違和感、右側屈と単純仰臥位での痛みが消失していました。
次に仰向けになってもらい、左右の足の中足骨間部と帯脈穴に単刺術を施しました。
ここで起き上がってもらい、痛みが残っていた左側屈を行ってもらいました。
すると左側屈での右腰の痛みは消失していましたが、先程痛みが無くなったはずの右側屈で新たに左腰に痛みが出ました。
右腰の痛みは消失したので、とりあえず施術を終了し、自宅でもストレッチを行うよう指示して第2回を終了しました。

【その後】
第2回の6日後の5月7日にも来院いただきましたが、この時にはほとんど腰に痛みがありませんでした。
「まだ仰向けは落ち着かないので、横向きに寝ている」とのことでしが、この日は腰痛予防のためのトレーニングを指導させてもらいました。
その後、3回の来院がありましたが、いずれも腰の痛みはありませんでした。
また5月21日の来院の際には「仰向けでも寝られるようになった」とのことでした。

「軽度のヘルニア」と言われた腰痛 30代男性

【症例】30代男性 会社員

【初回日】2017年8月5日(施術回数2回)

【現病歴】
学生でバスケットボールをやっていた2002年頃から腰痛を感じ始めた。
特に運動後に腰に疲労感を感じる。
病院ではMRIの結果「軽度のヘルニア」と言われた。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(+)左(±)
靴下を履く動作:右(-)左(±)

後屈、右側屈、右回旋では腰の中央に、左側屈では右腰に痛みが出ます。

【触診】

〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じる腰には、志室穴の辺りに圧痛を検出できたものの、それ以外には圧痛を検出できませんでした。
一方、臀筋の起始部には、左右共に広範囲に圧痛を検出できました。

【視診】
臀部の筋量が少ない一方、ふくらはぎの筋量が多い。

【施術】
「鍼での施術が苦手」とのことだったので、ストレッチでの施術をお勧めし了解を得ました。
まずは仰向けになってもらい、左右の臀筋に入念にストレッチを施しました。
股関節の可動域が大きくなり、臀筋が柔らかくなったのを確認してから、起き上がってもらいました。
ここで最初と同じ様に動いてもらうと、後屈、右側屈、右回旋、左側屈での痛みが違和感程度にまで改善していました。

自宅でもできる臀筋のセルフストレッチを指導し、最後に座った状態で肩上部にマッサージを施して初回を終了しました。

《第2回》2017年8月14日(初回の9日後)

【経過】
「8月12・13日と車を片道2時間程度運転し、腰がだるくなった」
「眼にも疲労感がある」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(±)
回旋:右(-)左(-)
靴下を履く動作:右(-)左(-)

長時間の車の運転があって、腰に重さを感じたそうですが、初回の施術前よりはだいぶ痛みが出る動きは少なくなっています。

【施術】
施術の方向性は間違っていないようだったので、初回同様、まずは仰向けになってもらい、臀筋のストレッチを入念に施しました。
次いで、うつ伏せになってもらい、臀部を中心に下肢全体と、眼精疲労のために肩頚背部にマッサージを施しました。
起き上がってもらい、痛みを確認したところ、後屈は違和感程度、左側屈は違和感が消失していました。

引き続き、自宅で臀筋のストレッチを行うよう指示して、施術を終了しました。

「背骨の間が狭くなっている」と言われた腰痛 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】2017年9月9日(施術回数1回)

【現病歴】
9月7日にゴルフのレッスンを受けてから、腰が痛むようになった。
レッスン自体は3月から受けている。
整形外科では「背骨の間が狭くなっている」と言われ、温熱療法を受けた。
朝に洗顔する時やくしゃみをするとズキンとした痛みが走る。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(-)
靴下を履く動作:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
単純仰臥位(+)

【触診】

◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

左鼡径部と右臀筋起始部の一点に強圧痛を、右鼡径部と左右の臀筋の起始部全体に圧痛を検出できました。
痛みを感じる腰部には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
鍼での施術を希望されたので、まずはうつ伏せで希望どおり単刺術を臀筋の起始部に施しました。
仰向けになってもらうと、単純仰臥位での痛みが無くなっていました。
仰向けで臀筋にストレッチを施して、筋肉を十分にほぐしました。
起き上がってもらい、痛みを確認すると、後屈での痛みが消失していました。
右側屈での痛みが残っていましたが、自宅での臀筋のストレッチを指導して初回を終了しました。

1週間前から違和感が出始め、前日に痛み出した左腰痛 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】2018年2月19日(施術回数1回)

【現病歴】
昨日2月18日から腰にギュッとした痛みが出始めた。
先週から違和感があった。
今朝は動けなかったが、冷やしたおかげか痛みは改善した。
疲労や仕事でのストレス、運動がここ半年できていないことなどが原因として思い当たる。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(+)左(+)

〈仰臥位〉
脚上げ:右(+)左(+)

痛みは全て左腰に痛みが出ます。
前屈は曲げ切った時点と、起き上がる途中の両方で痛みが出ます。

【触診】

◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じる左腰部に圧痛、左の臀部と脇腹に強圧痛と圧痛が検出できました。
右臀部、左右の踵の内外の側面、左足の甲にも圧痛が検出できました。
また、臀筋の筋肉量が左<右でした。

【施術】
患者が鍼施術を希望されたので、うつ伏せでの鍼施術から開始しました。
圧痛を検出した臀筋起始部(屈伸穴)と踵の内外の側面、崑崙穴、太谿穴に単刺術を施しました。
ここで左脇腹の帯脈穴を押圧すると、先ほどより圧痛が弱まったので、同部位にも単刺術を施しました。
次に仰向けになってもらい、先程と同様、触診時に圧痛を検出した左足の甲、右足臨泣穴に単刺術を施しました。
その後、不意に起き上がろうとした瞬間に左腰に痛みが出ました。
左太衝穴に単刺術を追加したところ、この痛むが改善しました。
ここで起き上がってもらい、最初と同じ様に痛みを確認したところ、前屈で違和感があったものの、左側屈、左右の回旋での痛みが無くなっていました。

最後に痛みの原因が筋肉の可能性が高いこと、筋肉を柔らかく保つためには保温する事と動かすことが重要だと説明して施術を終了しました。

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腹部の不快感と息の吸い辛さを伴う不安感 20代男性

【症例】20代男性

【初回日】2015年4月(施術回数1回)

【現病歴】
2008年頃から強烈な不安感が出るようになった。
精神的ストレスが原因として思い当たる。

【症状の確認】
深呼吸時、息を吐く時にお腹に詰まり感が出るそうです。
今現在は強烈な不安感は無いそうです。

【触診】
上腹部を触診してみると、みぞおちのすぐ下あたりを押すとしばらく違和感が残ります。

【その他】
サッカーをすると腰が痛くなるとのことだったので、腰の状態を確認しましたが、立位では動きに伴って痛みが出る事はありませんでした。
仰向けになってもらって膝を伸ばすと、腰に痛みを感じます。
ただし、この痛みは膝を曲げると軽くなります。

【施術】
セルフ・ケアが容易になるよう、ピソマでの施術を提案し了解をいただきました。
まず、仰向けに寝てもらい、左右のH5F5にピソマⅡを貼付。
その後、各4点に30回程度タッピングを施しました。
これでみぞおちを押した際の違和感が消失し、息を吸うのも楽になったそうです。

次に股関節揺らしを施すと、仰向けで膝を伸ばした際の腰の痛みも消失しました。

日頃から就寝しようと仰向けになった際に腰に痛みを感じたら、この股関節揺らしでお尻周囲の筋肉をほぐすよう指示して、施術を終了しました。

2018年4月28日

・症例報告に「運動不足になってから発症した後屈時に生じる腰痛 30代男性」を追加。

親切心からの「迷信」「誤った助言」、どう向き合う? ママ婦人科医と小児科医が対談

妊娠・出産にまつわる迷信や不安を煽った商売が多いようです。
一般の方が科学的知識や解剖生理学の知識を身に付けるのは非常に難しいと思いますが、少しでも「怪しい」と思ったら、鵜呑みにせず、まずは「調べる」という事が重要ではないでしょうか。

乳腺炎の原因として明らかになっているのは「授乳間隔が空きすぎた」「赤ちゃんが母乳をうまく飲めていない」「服やおんぶ紐による圧迫」などの原因によって「おっぱいに母乳が溜まることだけ」。動物性脂肪の摂取が原因になるとは、医学的には考えられていないそうです。

「正しくない情報は、子育て中の方の不安や心配につけ込むことが多く、モノを売りつけようとする場合もあるので、注意が必要です。たとえば飲めば母乳が出るようになるハーブティー、子どもの背が伸びたり頭がよくなったりするサプリメントは、ありませんから」

・今日のツイート

「戦争だった。部隊が全滅すると思った」「死ぬかもしれない」という
南スーダン派遣隊員の証言の前では、戦闘行為はなかったとの安倍答弁は空虚としか言いようがない。都合の悪い情報を隠す隠蔽内閣に国民と自衛隊員の命を預けられるか?!

運動不足になってから発症した後屈時に生じる腰痛 30代男性

【症例】30代男性

【初回日】2017年11月21日(施術回数1回)

【現病歴】
2014年頃から常に筋肉痛の様な腰痛がある。
発症と同時期に転職してデスクワークが多くなり、運動不足になったことが原因として思い当たる。
痛みは入浴したり、少し運動した後などは軽くなり、長時間同じ姿勢でいると悪化する。
整形外科ではロキソニンテープを処方された。

【副訴】
左肩にコリ感がある。

【症状の確認】
〈腰〉
前屈(±)
後屈(+)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

〈左肩(頚)〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(±)左(-)
回旋:右(-)左(+)

【施術】
鍼施術を希望されたので、ご希望通り鍼での施術を試みました。
まずうつ伏せになってもらい、左脛肩部と左右の屈伸穴周囲と帯脈穴に単刺術を施しました。
次に仰向けになってもらい、左曲池穴と左右の太衝穴と足臨泣穴に単刺術を施しました。
ここで起き上がってもらい、最初と同じように後屈してもらうと、痛みが無くなっていました。
腰の痛みが無くなったので、左肩についても確認したところ、右側屈での違和感、左回旋での痛みがまだ残っていました。
左の肩井穴と天牖に単刺術を施したところ、左回旋での痛みが和らぎました。
最後に「運動不足によって筋肉が凝り固まってしまったことによる痛みの部分が大きいので、なるべく体を動かすこと」を指示して初回を終了しました。

2018年3月28日

・症例報告に「立ったり座ったりすると生じる腰痛 60代女性」を追加。

・酒飲み・脂肪肝の人はウコンに注意!?ウコンによる肝障害の危険、そして鉄の過剰摂取

ウコンによる薬物性肝障害の報告例が多いのは、ウコンがことさら危ないからではなく、ウコンを飲んでいる人が多いからだと推測されます。ただし、先に挙げたように、ウコンを煮出したり、ウコンを精製した粉を飲むなど、濃度が高いものを長期間、大量に飲むのは注意が必要です。健康食品などは、1回飲んだだけで問題が起こるというケースは少なく、継続的に飲み続けて肝臓を壊すケースがほとんどです。そして、肝臓に問題のある人、例えば脂肪肝の人などは避けてください

過ぎたるは及ばざるがごとし。

ターザン。2018/4/12号。先駆者二人が「過去・現在・未来」を語る。

「未知の治療法(ここでは糖質制限食)を普及させるために、より信頼性が高いエビデンスを積み重ねること」は重要ですが、個々人にとって最適の治療は生理学などからも導き出せるので、必ずしもそういった信頼性が高いエビデンスからしか導けないということはないはずなので、山田先生の姿勢にはやや疑問を感じます。

立ったり座ったりすると生じる腰痛 60代女性

【症例】60代女性

【初回日】’17年2月22日(施術回数1回)

【現病歴】
’17年2月15日頃から立ったり座ったりする際や、くしゃみ、寝返りなどで腰に痛みを感じるようになった。
思い当たる原因は特にない。
医者には掛かっていない。
仰向けになるのが辛い。
お風呂に入って温まっても、痛みは変化しない。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(-)左(+)

座位→立位(+)
立位→座位(+)

【触診】

◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じる腰(腰部脊柱周囲)には圧痛は検出できませんでした。
一方、臀筋の起始部や側腹部には多数の強圧痛と圧痛を検出できました。
左右の鼡径部にも圧痛が検出できました。

【施術】
鍼での施術を希望されたので、ご希望どおり鍼で施術を行いました。

まずうつ伏せになってもらい、左右の屈伸部、帯脈穴、崑崙穴、太谿穴、天柱穴に単刺術を施し、刺鍼部位周囲に軽くマッサージも施しました。
次に仰向けになってもらい、足の甲の骨間部に単刺術を施し、足全体にマッサージも施しました。
仰向けのまま下肢にペアストレッチを施し、更に帯脈穴にマッサージを施しました。

起き上がってもらい、最初と同様に症状の確認を行いました。
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

座位→立位(+)
立位→座位(+)

後屈と右側屈、左回旋での痛みは消失していましたが、前屈、左側屈、座位と立位の体位変換では最初と同様に痛みがありました。

最後に、体を保温して冷やさないよう指導して初回を終了しました。

2018年3月27日

・症例報告に「頻回にくしゃみをした後に発症した左腰痛 20代男性」を追加。

【特設:高梨55勝 W杯最多】前人未到の快挙達成までの「軌跡」も公開中。

糖質制限食推奨者としては、栄養師さんとかが気になるサラちゃんですが、とりあえず「W杯最多勝利おめでとう!」とお祝いしてあげたいところです。
次の五輪も25歳ですし、瞬発力勝負の競技なので、まだまだ当分は活躍してくれることでしょう。

サングラス姿の球児、甲子園へ「同じ病気の人に勇気を」

こちらの梶山選手の様な「翼状片」でなくても、紫外線による角膜(眼球の表面)へのダメージは、眼精疲労はもちろん、無用な刺激として睡眠の質を下げたり、夜泣きの原因になっていると思われます。
現在のメガネやコンタクトレンズは紫外線対策しているものがほとんどなので、裸眼の方はより帽子やサングラスで目を保護しないと、気が付かないうちに上記の症状を悪化させていたり、将来的な目の病気のリスクを高めていると思われます。
お気を付けください。

羽田空港 滑走路1本閉鎖 直径20センチの穴見つかる

まだ大きな影響は出ていないようですが、長期化すると欠航など影響が拡大しそうです。

頻回にくしゃみをした後に発症した左腰痛 20代男性

【症例】20代男性 舞台関連業

【初回日】’18年3月6日(施術回数2回)

【現病歴】
一昨日3月4日の昼頃、仕事で作業をしていた最中に腰の痛みで立てなくなった。
翌日5日は痛み止めを服用して仕事はなんとかこなした。
今日は休みをもらったが、早く痛みを改善したい。
思い当たる原因は特にないが、最近花粉症のせいでくしゃみをよくしていた。
仕事中は立った状態でスタンドを持った時に痛みが出た。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(+)左(±)
回旋:右(+)左(+)

スタンドを持つ体勢で、手を床方向に押す力に抵抗して立位を保とうとすると腰に痛みが出ます。

〈仰臥位〉
足上げ:右(-)左(+)
上体起こし(+)

痛みは全て左腰に出ます。

【触診】

◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じるという腰(腰部脊柱周り)と、私が腰痛で最重要視している臀部には圧痛が検出できませんでした。
鼡径部には左右同程度に圧痛を検出でき、左の側腹部のちょうど中央の帯脈穴付近から尾側には強圧痛を検出できました。
左足の甲の骨の間では、第4・5中足骨の間にのみ圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法については特に希望は頂かなかったのですが、鍼施術は数回しか受けたことがなかったのと、触診時のリアクションからマッサージの刺激は嫌いではなさそうだったので、マッサージとストレッチでの施術を提案し、了承いただきました。

まず仰向けになってもらい、左を中心に臀筋にストレッチを施しました。
十分に筋肉が軟らかくなったのを確認してから、膝を伸ばした状態で左脚を上げてもらうと、先程確認できた足上げでの痛みが無くなっていました。
しかし上体起こしではまだ痛みが出ます。

次に触診時に圧痛を検出していた左の鼡径部にマッサージを施しました。
鼡径部の筋肉が軟らかくなったのを確認して、再度上体起こしをしてもらうと、痛みが少し改善しました。
ベッド上で確認できる痛みが改善したので、起き上がってもらい、最初と同じ様に動いてもらい痛みを確認しました。

前屈(±)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(+)左(+)

腹圧が掛かる前屈での痛みは少し改善しましたが、その他の動きでは当初と比べてほとんど改善が見られませんでした。

次にベッドに腰掛けてもらい、触診時に強圧痛を検出した左側腹部を押したまま、左右に何度か体を捻ってもらいました。
同じ手順でもう1点刺激した後、立ち上がってもらい、再度痛みの確認を行いました。

側屈:右(-)
回旋:右(±)左(±)

先ほどまで痛みが強かった、右側屈での痛みは消失し、左右の回旋での痛みもかなり改善していました。

最後に、くしゃみをする際になるべく腹圧を高めず、力を逃がすように行うことをアドバイスして初回を終了しました。

《第2回》’18年3月14日(初回の8日後)

【経過】
「仕事は普通にできるようになってきている」
「前屈みになったり、重い物を持つときに痛みが出る」
「ベッドから起き上がる時にも痛みが出る」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(±)

〈座位〉
回旋:右(+)左(±)

【触診】
左の側腹部に強圧痛を、左の側臀部には圧痛をそれぞれ検出できました。

【施術】
側腹部の強圧痛を弱めるために、まずは左の側臀部と下肢全体、更には側胸部にマッサージを施しました。
このマッサージで左側腹部にあった強圧痛が改善したので、同部位に直接マッサージを施しました。
次に仰向けになってもらい、左右の臀筋にペアストレッチを施しました。
ここでベッドに腰掛けてもらい、まず回旋での痛みを確認しました。

回旋:右(+)左(±)

体幹部の回旋の角度は大きくなってはいるものの、痛みは施術開始前と同程度に残っていました。
左側腹部を触診し直すと、初回に刺激した側腹部の中央、帯脈穴付近よりも上の肋骨のすぐ下、章門穴付近に強圧痛を検出できました。
同点を押さえながら、初回と同様に左右に体を捻ってもらうと、座った状態での回旋での痛みが無くなりました。
立ち上がってもらい、立った状態での右回旋をしてもらいましたが、こちらも痛みは無くなっていました。
最後に座った状態で体幹部を側屈してもらうと、痛みが無い状態でも右側屈の可動域が左よりも小さかったので、同部位のストレッチを指導して施術を終了しました。

【雑感】
通常、腰痛の多くは股関節の動きが悪いことが原因である事が多く、臀部にマッサージストレッチを施すと、驚くほど痛みが改善することがあるのですが、本症例では臀部に刺激を入れてもほとんど症状に変化はありませんでした。
代わりに、左の側腹部を刺激すると痛みが大幅に改善しました。
これは問診段階で把握していた「くしゃみをたくさんしていた」ことによって、「頻回に腹圧を高めていたたに、腹斜筋が硬くなってしまっていた」ことが痛みの主な原因だったからだと考えられます。
発症後それほど時間が経過していないにも関わらず、左の腹斜筋だけが硬いのは、日頃の動きやくしゃみの際の癖などが考えられますが、はっきりとした原因はよくわからなかったです。

2018年3月20日

・症例報告に「大腿部のシビレを伴う右腰痛 30代女性」を追加。
ほとんど臀筋にアプローチしただけで改善した症例です。

濡れた手で「アルコール消毒」してはいけない

この先生には下記の夏井先生の言葉を送りたいと思います。

「皮膚を消毒して感染予防」というのが現在の常識だが、これは生物学や微生物学を知らない無知蒙昧な思い込みである。消毒というのは、皮膚本来の生態系を乱し、その結果として病原菌の侵入を許す愚行である。だから、創傷であろうが皮膚であろうが、消毒してはいけないのである。

http://www.wound-treatment.jp/ronbun-pdf/nursing_2006-07.pdfより

大腿部のシビレを伴う右腰痛 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’15年5月8日(施術回数1回)

【現病歴】
’15年5月になってから右の腰が痛むようになった。
現在7kgの子供を抱っこしていることが原因として思い当たる。
仰向けに寝ると痛みは改善するが、横向けに寝ざるを得ない状況になっている。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(-)
靴下を履く動作:右(-)左(+)

〈仰臥位〉
膝を伸ばしても曲げている時と痛みは変わらない
足振り:右(+)左(-)
膝倒し:右(-)左(+)
足上げ:右(+)左(-)

※痛みは全て右腰に出ます

【触診】

〇:圧痛あり
×:圧痛なし
●:硬結あり

患部である右腰部では臀筋の起始部に右のみ圧痛を検出しました。
シビレを感じるという、右大腿部には硬結はあるものの、圧痛は検出できませんでした。
右膝窩に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望はありませんでしたが、鍼施術の経験が無いとのことだったので、「鍼、マッサージ、ストレッチのどれでも効果に差はありません」と説明すると、マッサージでの施術を希望されたので、鍼は使用せずマッサージとストレッチを行うことにしました。
まず、うつ伏せになってもらい、右の臀部と下肢に対し、圧痛を検出できた部分を中心にマッサージを施しました。
十分に筋肉が軟らかくなったのを確認してから仰向けになってもらいました。
ここで再度仰臥位での足振りと膝倒しをしてもらうと、それぞれ違和感程度まで痛みが改善していました。
仰向けのまま右臀部にペアストレッチを施し、右股関節の可動域を大きくしていきました。
すると、先ほどまであった足振りと膝倒しでの違和感が消失しました。
起き上がってもらい、最初と同じように右側屈と靴下を履く動作をしてもらいましたが、こちらの痛みも消失していました。
最後に臀筋のストレッチを指導して施術を終了しました。

うつ伏せでくしゃみをして発症した左腰痛 10代男性

【症例】10代男性 野球部所属

【初回日】’17年5月20日(施術回数2回)

【現病歴】
5月17日にうつ伏せの状態でくしゃみをしたら、腰に激しい痛みが出た。
それ以前からも違和感はあった。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(++)
後屈(+)
側屈:右(±)左(-)
回旋:右(±)左(±)

※前屈での痛みが激しく、立っただけでも違和感があります。

<その他>
投球動作でも痛みが出ます

【施術】
まず仰向けで左の臀筋にペアストレッチを施しました。
次に仰向けのまま、左の臀筋の起始部を触診すると、いくつか圧痛点を検出できたので、同部位にマッサージを施しました。
起き上がってもらい、最初と同じように症状の確認を行いました。

〈立位〉
前屈(±)
後屈(-)
投球動作(-)

※投球動作での痛みの改善が主目的だったので、痛みがそれほど酷くなかった側屈と回旋は確認を省略しました。

投球動作での痛みがほとんど無くなったので、以上で施術を終了としました。
最後に「筋肉が硬くなったことによる腰痛の可能性が高いから、硬くならないようにこまめに動かすことと、冷やさないように気を付けること」を説明して初回を終了しました。

《第2回》’17年5月24日(初回の4日後)

【経過】
「5月21日に投球練習している時から痛み出し、その後、走った時に悪化した」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

〈その他〉
投球動作(+)
仰向け寝(+)

投球動作での痛みが初回と同様にありますが、前屈での痛みは初回ほどではありません。

【施術】
初回と同様に、まずは左の臀筋にペアストレッチを施しました。
しかし仰向け寝での痛みがほとんど改善しませんでした。
「このまま臀筋にアプローチを続けても、大幅な改善は見込めないだろう」と判断し、「どこか別の部位に大きな問題があるのかもしれない」と考え、臀部の次に腰痛との関わりが深いと考えている、鼡径部を触診してみました。
すると、腸骨窩部、筋肉で言うと腸骨筋の辺りに強圧痛を検出できました。
そこで仰向けのまま左膝を立てた体勢になってもらい、同部位に対して腸骨筋が軟らかくなり、かつ圧痛が改善するまでマッサージを施しました。

「腸骨筋(右)の位置」※骨盤を前から見ています。

『プロメテウス解剖学アトラス初版』より

マッサージ後に再び仰向け寝してもらうと、この体勢での痛みが無くなっていました。
次に起き上がってもらい、最初と同じように症状を確認すると、以下の様になりました。

〈立位〉
前屈(±)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
※回旋は当初から痛みが無かったので省略。

〈その他〉
投球動作(-)

投球動作での痛みが無くなっていたので、以上で施術を終了し、最後に鼡径部のストレッチの指導をして第2回を終了しました。

【その後】
同年6月12日(第2回の19日後)に別の症状で来院した際に腰の状態について伺うと、「腰の痛みは無い」とのことだったので略治としました。

施術前日に発症した側屈と回旋で生じる腰痛 30代男性

【症例】30代男性 ダンサー

【初回日】’15年2月7日(施術回数1回)

【現病歴】
’15年2月6日から腰にズキズキとした痛みや、重だるい感じが出始めた。
仕事による疲労や、睡眠の質が悪いのか寝ても疲れが取れないことが原因として思い当たる。

【副訴】
首肩のコリ

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(+)左(+)

前後屈では痛みはありませんが、側屈と回旋では左右共に痛みが出ます。

【施術】
鍼施術の経験が無く、「鍼でもマッサージでも効果はそれほど変わらないと思います」と伝えたところ、マッサージとストレッチでの施術を希望されました。
まず仰向けになってもらい、左右の臀筋にストレッチを施しました。
臀部の筋肉が柔らかくなり、股関節の可動域が大きくなるまでストレッチを施しました。
次にうつ伏せになってもらい、副訴の頚肩部に対してマッサージを施しました。
ここで起き上がってもらい、一度腰の状態を確認しました。

側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(-)

右に側屈すると、左腰に痛みが出ますが、それ以外の動作での痛みは消失していました。
この時点で時間になってしまったので、施術自体は終了としましたが、「腰周囲をマッサージしてほしい」とのことだったので、腰と臀部に対してマッサージを10分間施しました。

【その後】
’15年2月12日(初回の7日後)に左足趾の痛みで来院された際に腰の状態について伺うと、「腰は調子が良い」とのことだったので略治としました。
その後も何度か来院されましたが、腰痛を訴えることはありませんでした。

「椎間板ヘルニア予備軍」と診断された腰痛 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’14年2月24日(施術回数1回)

【現病歴】
4年前の学生時代から、腰に痛みを感じるようになった。
’10年に整形外科に掛かった際には「椎間板ヘルニア予備軍」と言われた。
’12年にはストレスも多大だったせいか、足を引きずりながら歩くくらいに痛みがあった。
痛みは、入浴後にストレッチをすると一瞬だけだが楽になる。
しかし、ストレッチをしないと寝付きにくいので、ストレッチはよく行っている。
逆に座りっ放しでいると、痛みが悪化する。

【副訴】
腰痛の影響からか、首肩にも重だるいコリ感がある。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(±)
回旋:右(±)左(-)

後屈のみ明確に痛みが確認できたので、こちらを効果測定の目安としました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に頂かなかったので、セルフ・ケアが容易な体操でまずは改善を図りました。
後屈で痛みが出る一方、前屈では痛みが無かったので、操体法の考えから立位のまま前屈のストレッチを軽く行ってもらいました。
可動域が大きくなって、筋肉が多少ほぐれてきたことが確認できた後に、再度後屈してもらいました。
すると、先ほどまであった痛みが消失していました。
「痛みは体からの『その方向には動かさないで』というサインだと思って、反対方向にストレッチすると改善することがあります」と説明し、腰痛が再燃した際には、痛みが出る方向とは逆方向へのストレッチを行ってみるようアドバイスしました。
腰への施術は以上で終了し、その後、副訴の首肩の痛みに対する施術を行いました。

【その後】
同年3月1日(初回の5日後)にお電話で腰の状態を伺うと、「首肩も含め、状態はいい」とのことでした。

【所感】
問診の段階で、患者が「入浴後のストレッチで痛みが改善する」、「座りっ放し、ストレスで悪化する」と言っているとおり、本症例の腰痛の原因は筋肉のコリ(硬化)だったと思われます。
ストレッチで改善したという事実も、そのことを支持していると思います。
なお、整形外科医がよく腰痛の原因として説明・診断する椎間板ヘルニアなどによる「神経の圧迫」で痛みが出ることも無くはないですが、かなり限定的なケースです。
「ヘルニアと診断されて痛みの改善を諦めている」という方は、是非一度鍼灸やマッサージをお試しください。
詳しくは、痛みの生理学「椎間板ヘルニアについて」もご覧ください。

就職後から出始めた腰痛 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’14年11月26日(施術回数1回)

【現病歴】
仕事をし始めた頃から腰全体に重だるい感じが出始めた。
特に長時間のPC作業で辛くなる。
医者には掛かっていない。
今は右腰が気になる。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(±)
回旋:右(-)左(-)

ただ立っているだけでも、右腰に違和感があるそうです。

〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛む

【施術】
以前に肩こりで来院された際に、体操で症状が改善したのを経験いただいていたので、この日はストレッチでの施術を提案させていただき了解をいただきました。
仰向けになってもらい、まず股関節揺らしを施しました。
次に左右の臀筋を入念にストレッチでほぐしました。
これで仰向けで膝を伸ばした際の痛みが軽減しました。
立ち上がってもらい腰の状態を確認してもらうと、立位と左側屈での違和感が当初よりも軽減していました。
更に、姿勢が改善しているのも実感してもらえたようです。
ご自宅でも行えるお尻のセルフ・ストレッチを指導して施術を終了しました。

階段を昇るのが辛い右腰痛 40代女性

【症例】40代女性

【初回日】’15年11月7日(施術回数1回)

【現病歴】
’15年10月下旬から右の腰が痛み出した。
7年間やっているエアロビで捻ったことが原因として思い当たる。
発症当初よりは痛みは改善してきている。
痛みはマッサージを受けると改善し、動かないでいれば痛みは出ない。
逆に走ったり、階段を昇る動作で痛みが出る。
医者ではレントゲン撮影で「骨には異常が無い」「中臀筋の痛み」と言われ、湿布と鎮痛剤が処方された。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(+)左(-)

〈階段昇降〉
昇:(+)
降:(-)

〈仰臥位〉
足振り:右(-)左(+)
膝倒し:右(-)左(+)

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じている右腰には圧痛は検出できませんでした。
逆にお尻の横側(側臀部)の上方、筋肉で言うと「中臀筋の起始部」辺りに強圧痛と圧痛を検出できました。

【施術】
マッサージや体操での施術を希望されたので、まずうつ伏せになってもらい、圧痛を検出した部位を中心に臀部全体にマッサージを施しました。
十分に筋肉がほぐれたのを確認して、施術前と同様に痛みの確認を行いました。
すると、階段を昇る動作でまだ痛みが残るものの、それ以外は痛みが無くなっていました。
階段を昇る動作での痛みも「10あった痛みが3まで減った」とのことです。

最後に、今回の腰の痛みの原因について「医者の診断どおり、筋肉、特にお尻の筋肉が硬いことが根本的な原因の可能性が高い」と説明し、筋肉を軟らかく保つために「意識的に体を動かすこと」をお勧めして、初回を終了しました。

前屈すると生じる腰全体の痛み 20代男性

【症例】20代男性

【初回日】’16年6月16日(施術回数2回)

【現病歴】
’16年6月15日に中腰から起き上がった時に腰に痛みが走った。
直後は5分歩くのも苦痛だったが、現在は歩くのは痛みは無い。
前かがみになると、痛みが出る。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

前屈では腰全体に、左側屈で右腰に痛みが出ます。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

腰(腰椎)周囲には圧痛は検出できず、臀部に圧痛を検出でき、特に右臀部には強圧痛の箇所を検出できました。
他にも右の膝窩にも強圧痛、右足背部にも圧痛を検出できました。

【施術】
鍼とマッサージでの施術を希望されたので、まずは仰向けでの鍼施術から開始しました。
圧痛を検出した、右の足背部と崑崙穴、太谿穴、F4、F5に単刺術を施しました。
次にうつ伏せになってもらい、右の委中穴と左右の臀筋の起始部(屈伸穴)に単刺術を施し、更に鍼施術した箇所にマッサージを施しました。
起き上がってもらい、最初と同じように動いてもらったところ、前屈、左側屈での痛みは消失していました。
物を持つ際などは腰の負担を大きくしないよう、腰をしっかり落として持ち上げるなど、しばらくは腰を労わるようアドバイスして初回を終了しました。

《第2回》’16年6月29日(初回の7日後)

【経過】
「歩けない程の痛みは無く、前屈でも痛みは無い」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(±)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

【施術】
この日はマッサージでの施術を希望されたので、鍼は使用せずマッサージでの施術となりました。
最初にうつ伏せになってもらい、臀部を中心に背面全体にマッサージを施しました。
次に仰向けになってもらい、臀筋のストレッチと足部のマッサージを施しました。
起き上がってもらい、前屈をしてもらうと、施術前にあった違和感が消失していました。
椅坐位での臀部のストレッチを指導して第2回を終了しました。

家具を移動させた3日後から生じた腰痛 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’14年2月20日(施術回数3回)

【現病歴】
’14年2月19日の夕方から腰が痛み出した。
就寝時には痛みは無い。
2月16日に家具の移動をしたことが原因として思い当たる。
じっと座っていると痛みが悪化する。
お風呂に入って体を温めても痛みに変化はなし。
歩いたり、階段を昇るのは問題ないが、前に屈むのが辛い。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(++)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
上体起こし(+)

【触診】
IMG_0308
◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

左右の鼡径部外側に強圧痛を、この鼡径部の強圧痛の少し内側と臀部数か所に圧痛を検出できました。
腰(腰椎周囲)には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
以前に鍼施術で症状が改善した経験があるそうで、鍼に対して好印象なことと、強刺激は苦手だということなので、まずは鍼での施術を試みました。
座位で圧痛を検出した臀部の2点にパイオネックス・イエローを貼付。
これで前屈、左側屈での痛みが消失しました。
仰向けになってもらった瞬間、つまり上体起こしに近い状況で腰に痛みが出たそうなので、股関節揺らしを施しましたが、上体起こしでの痛みに変化はありません。
少し痛みに耐えてもらいながら、左右の鼡径部にマッサージを施すと、この上体起こしでの痛みが消失しました。
「かなり久しぶりに、足を伸ばして仰向けになれている」とのことでした。
最後にセルフケアとして、臀部と鼡径部を軽くマッサージすること、なるべく体を動かすよう指示して初回を終了しました。

《第2回》’14年2月24日(初回の4日後)

【経過】
「昨日23日の午前中までは痛み止めを飲んでいた」
「体を動かしている間に少しずつ良くなってきた」
「昨日からお風呂に入って体を温めると少し楽になる感じがする」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

【施術】
座位で患部周囲を触診すると、左臀部に圧痛を検出できました。
そのまま同点にパイオネック・イエローを貼付。
すると、左側屈の痛みは消失。前屈の痛みも改善しました。
ここで「デスクでの作業中に痛みが出たことがある」と仰るので、施術を一端中段。
痛みが出る動作を確認した上で、更に左臀部にパイオネックスを追加で貼付しました。
すると、このデスクワーク時の痛みも消失しました。
揺らしや股関節揺らしを施して、第2回を終了しました。
着替えてもらう際に、靴下を履く動作で「左足を上げると痛い」とのことでした。

《第3回》’14年2月26日(初回の6日後)

【経過】
「朝、洗面台で顔を洗う時に痛む」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(±)
靴下を履く動作:右(+)左(+)

〈座位〉
足上げ:右(-)左(+)

【施術】
まず座位で左鼡径部を触診すると、圧痛を検出できたので、同点に対してマッサージを施しました。
しかし座位で足を上げた際の痛みに改善はありませんでした。
次に座位のまま、左臀部を触診すると、圧痛を検出できたので、同点にピソマⅠを貼付。
再度痛みを確認してもらうと、座位での足上げ、前屈、靴下を履く動作共に痛みが無くなっていました。

【その後】
3月4日に電話で様子を伺うと、「すっかり元通りとはいかないものの、だいぶ良くなってきている」「起床時がやはり筋肉が固まっている感じがして少し辛い」とのことでした。

曲げる途中が辛く、曲げ切ると楽になる腰痛 50代男性

【症例】50代男性

【初回日】’17年11月18日(施術回数2回)

【現病歴】
’17年11月15日から腰が痛み出した。
思い当たる節は特に無い。
痛みの程度は平行線で、痛みが出ない姿勢もある。
ストレッチや腰痛ベルトをすると少し楽になる。
医者には掛かっていない。
症状が改善すれば、方法は何でも構わない。

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(+)
靴下を履く動作:右(+)左(+)

前後屈は曲げている途中の特定の角度で痛みが出ますが、曲げ切ると痛みは楽になります。
左側屈で右腰、左回旋で腰全体に痛みが出ます。

【触診】
IMG_0305
〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

いわゆる腰の部分には圧痛は検出できず、お尻の筋肉と鼡径部に圧痛を検出できました。
足の甲も触診しましたが、特に目だった圧痛は検出できませんでした。

【施術】
鍼施術の経験はかなり以前に数回ある程度とのことだったのと触診時のリアクションから、マッサージでの施術を提案し了解をいただきました。
まずうつ伏せになってもらい、臀部を中心に下肢全体を十分に解しました。
首肩こりもあるとのことだったので、頚肩部にも軽くマッサージを施しました。
次に仰向けになってもらい、膝を伸ばしたまま両脚を他動で左右に動かすと、左右どちらに動かしても右腰に痛みが出るそうです。
ここで臀部を中心に下肢にストレッチを施しました。
すると、先ほど動きでの痛みが改善しました。
起き上がってもらい、最初と同じように動いてもらうと、前屈での痛みが残っていましたが、後屈、左側屈、左回旋、靴下を履く動作での痛みが無くなっていました。
いつも通りの生活で過ごすことと、体、特に腰を冷やさないように気を付けるよう指示して初回を終了しました。

《第2回》’17年11月25日(初回の7日後)

【経過】
「まだ少し痛むが、だいぶ動けるようになった」
「痛む部位が左だけになった」

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(±)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(+)
靴下を履く動作:右(-)左(-)
痛みは全て左腰にのみ出ます。

【施術】
うつ伏せになってもらい、左を中心に臀部、更には頚肩部にマッサージを施しました。
仰向けになってもらい、立位での回旋に近い、両膝を立てて揃えた状態から左右に倒してもらうと、右に倒した時に左腰に痛みが出るそうです。
左に倒しても痛みはありません。
そのまま左下肢に対して、臀筋を中心にストレッチを施しました。
すると、先ほどと同様に膝を右に倒しても痛みが出なくなりました。
最後に起き上がってもらい、最初と同じ動きをしてもらうと、前後屈、左右の回旋での痛みが無くなっていました。

【その後】
12月1日に来院された際に、腰の様子を伺うと、「軽くなって、痛みもない」とのこと。
腰痛や今後の下肢症状の予防の為に、股関節を使い臀筋を鍛えるスクワットと片脚スクワット(片脚立ちでの安定性は右>左)を指導し、下肢のストレッチを施して、この日は終了しました。

靴下を履く動作で生じる腰痛 60代男性

【症例】60代男性

【初回日】2017年10月21日(施術回数2回)

【現病歴】
2017年8月頃に草むしりを4時間やって以来、腰の痛みが治りきらない。
一日の中だと、起床時の洗顔時に特に痛みがひどい。
一昨日にテニスをやったせいか、今日は痛みがひどい。
痛みは立っていると楽だが、ズボンを履くように腰を曲げると辛さが増す。
医者には掛かっていない。
施術方法は痛みが楽になれば何でも構わない。

【既往歴】
右坐骨神経痛
右鼡径部痛
左下腿三頭筋の筋挫傷(肉離れ)

【その他】
定期的にテニスをやっている。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)※左側屈の方が角度(ROM)が浅いです。
回旋:右(-)左(-)※右回旋の方が角度(ROM)が浅いです。
靴下を履く動作:右(+)左(+)
テニスのボレー動作での踏み込み:右(+)左(+)

【触診】
IMG_0301
〇:圧痛あり

左右の臀筋の起始部と鼡径部に圧痛を検出できました。

【施術】
まず伏臥位になってもらい、圧痛を検出した臀筋の起始部を中心に下肢全体にマッサージを施しました。
次に仰臥位になってもらい、臀部のストレッチを十分に施しました。
起き上がってもらい、施術前に確認した痛みを再度確認してもらいました。
ボレーの踏み込み動作で多少の痛みは出るものの、靴下を履く動作では左右共に痛みが無くなっていました。
最後に座位での臀部のセルフ・ストレッチとスプリット・スクワットを指導して初回を終了しました。

《第2回》’17年10月28日(初回の7日後)

【経過】
「だいぶ良くなったが、ズボンを履く時に右腰にだけ痛みが出る」
「洗顔時の痛みは無い」
「10月26日にテニスをやったが、最中もプレー後もそれほど痛みは酷くない」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(+)
靴下を履く動作:右(+)左(-)

【施術】
まず伏臥位になってもらい、初回同様、右を中心に臀筋の起始部にマッサージを施しました。
次に仰向けになってもらい、右臀部を中心に下肢にストレッチを施しました。
起き上がってもらい、施術前に確認した痛みを再度確認しました。
すると、左右の回旋、右脚を上げて靴下を履く動作の全てで痛みが無くなっていました。
最後に初回よりもストレッチ効果が高い床での臀部のセルフストレッチの指導と、片脚立ちでのバランス保持力(結果:右<左)を確認して2回目を終了しました。

【その後】
’17年11月4日に来院されましたが、この時には「右腰痛も薄れてきて、11月2日にテニスを2時間やったが、問題無かった」とのことでした。
前回確認できた、「片脚立ちでのバランス保持力の左右差が腰痛の根本的な原因の可能性が高いこと」、「テニスで球際のボールを正確に捉えるためには、両脚共に安定して立てることが重要」と説明した上で、腰痛予防、パフォーマンスアップのために、初回に指導したスプリットスクワットよりも負荷が高い片脚スクワットを指導しました。

一カ月前から続く左大腿痛を伴う左腰痛 40代男性

【症例】40代男性 造園業

【初診日】’15年11月28日(施術回数1回)

【現病歴】
一か月前から、大きなスコップを使用する作業が増え出してから、左の腰と太腿の裏が痛み出すようになった。
この一ヶ月間は痛みの程度は平行線。
6~7年前にも同様に痛めたことがある。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(+)
※前屈のみ左大腿にも痛みが生じます。

【施術】
施術方法について特に希望は無いとのことだっので、まずは伏臥位での左臀筋のマッサージを施しました。
仰臥位になってもらい、左右の脚振りと膝倒しで痛みが無い事を確認しました。
次に仰臥位で左臀筋に対してストレッチを十分に施しました。
ベッドから起き上がってもらい最初と同じように動いてもらうと、前屈で多少の痛みは残りましたが、後屈、左側屈、左回旋での痛みは消失していました。
椅坐位での臀筋のストレッチを指導し、腰に異常を感じた際には行うよう話して、施術を終了しました。

【その後】
’17年1月4日に肩こりを訴えて来院された際に腰の様子を伺うと、「ストレッチで何とか大事には至っていない」とのことでした。
他にも「左右で動作に偏りが出ないよう気を付けている」とのことでした。
’17年9月以降にも、膝や肘の痛みで来院されていますが、腰の痛みを訴えることは今の所ありません。

この症例からも、「腰痛は痛みを感じる腰『腰』そのものではなく、動作の起点になる股関節の動きに深く関与する『臀筋』を施術で軟らかくすることが重要」ということがわかります。

ストレートネックと言われた頭痛を伴う頚痛 30代女性

【症例】30代女性 会社員 川崎市在住

【初診日】’16年10月20日(施術回数1回)

【現病歴】
’16年5月頃から首の辺りに重だるい感じがある。
整体院でストレートネックと言われた。
PC作業時に悪化する気がする。
生活は特に変化は無い。

【随伴症状】
頭全体の痛みもあり、目がぼやけたり、吐き気がすることもあるが、眼科では異常なしと言われた。
視力は裸眼で左右共に0.3程。コンタクト着用で1.2程。

2~3日前から生理前のせいなのか、それとも重い物を持ったからなのかわからないが、腰にも痛みがある。

【既往歴】
特に無し。

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(+)左(+)
斜め前屈・:右(+)左(+)

【触診】
IMG_0294
〇:圧痛あり
●:筋硬結あり(圧痛無し)

頚肩背部や前腕、手部など上半身の至る所に圧痛を検出できました。
上背部脊際は左にのみ圧痛を検出しました。

【施術】
施術方法に関しては特に希望は無く、鍼施術の経験もないとのことだったので、まずはマッサージを施すことにしました。
伏臥位になってもらい、左を中心に頚肩背部、更に左右の前腕部、手部に入念にマッサージを施しました。
起き上がってもらい、頚の動きを確認したことろ、前屈と左右の回旋での痛みが無くなり、後屈で右、左右の側屈で若干の痛みが残りました。

首の症状は大分改善したので、腰の状態を確認することにしました。
仰向けに寝てもらうと、腰に痛みがあるそうなので、股関節揺らしを施すと、この痛みが楽になりました。

睡眠の質を上げるためにも、就寝前に股関節揺らしを行うよう指示して初診を終了しました。

旅行後に発症した側屈と回旋で生じる腰痛 50代女性

【症例】50代女性

【初診日】’15年3月24日(施術回数1回)

【現病歴】
’05年頃から時々腰が気になりだすようになり、昨日からかなり痛むようになった。
痛みは今朝が一番ひどい(来院時間は11時30分)。
最近の出来事だと、3月22日に旅行に行った先で、柔らかいマットレスで寝たことが原因として思い当たる。
1990年頃に育児でずっと中腰だったことも影響しているかもと考えている。
痛みは動いていると楽になる気がする。
腰痛で病院に行ったことはない。

【既往歴】
30代の時、肩の辺りに帯状庖疹が出て、それ以来発疹が出た箇所が時々痛む。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(+)左(-)

〈仰臥位〉
足振り:右(-)左(+)
膝倒し:右(+)左(-)
上体起こし(-)

【触診】
IMG_0293
〇:圧痛あり
✖:圧痛無し

痛みを感じる腰には圧痛は無く、右臀筋の起始部に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に無く、鍼も一度しか受けたことがないとのことだったので、まずは仰臥位で右臀筋に対して入念にストレッチを施しました。
ベッド上で右への足振りと左への膝倒しを行うと、それぞれ痛みが無くなっていました。
起き上がってもらい左側屈と右回旋してもらうと、こちらも痛みが無くなっていました。
時間が余ってしまったので、仰臥位になってもらい頭顔面部へのマッサージと揺らしを施して施術を終了しました。

横に曲げると痛みが生じる右腰痛 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’15年5月25日(施術回数1回)

【現病歴】
’15年5月12日に軽いお盆を持った際に体を捻り、それ以来右の腰に痛みを感じる。
発症当初よりは痛みは良くなっているが、治り切らない。
カイロプラクティックに掛かってみたが、「ぎっくり腰の軽い物、時期に良くなる」と言われた。

【疼痛部位】
IMG_0292

【既往歴】
特に無し。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(-)左(-)
靴下を履く動作:右(+)左(+)

〈仰臥位〉
足振り:右(+)左(+)
膝倒し:右(-)左(+)
上体起こし(-)

【触診】
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〇:圧痛あり
✖:圧痛無し

右中臀筋起始部と左屈伸穴付近に圧痛を検出できました。
腰(腰部脊柱起立筋)には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
施術方法に関する希望は特にありませんでしたが、鍼は受けたことがないとのことだったので、まずはストレッチでの施術を試みました。
右臀筋に入念にストレッチを施すと、左足振りと左膝倒しでの痛みが無くなっていました。
更に、左臀筋にストレッチを施そうとしましたが、ストレッチの体勢を取ると腰に痛みが出るので、右側臥位で左臀筋にマッサージを施しました。
再び仰臥位になってもらい左臀筋にストレッチを施すと、今度は痛みなく施術できました。
左臀筋をストレッチでほぐした後に、再度ベッド上で腰の状態を確認すると、右への脚振りで痛みが出ます。
再度、右臀筋にストレッチを施すと、この右脚振りでの痛みも無くなりました。
ベッド上での痛みがほとんど無くなったので、起き上がってもらい立位での腰の状態を確認。
左右側屈での痛みは無くなっていましたが、靴下を履く動作ではまだ痛みが残ります。
「かなり楽になった」とのことだったので、初回の施術を終了しました。

【その後】
約1か月後の7月4日に頚肩の痛みで来院された際に腰の様子を伺うと、「右腰は痛みは無い」とのことでした。

仰向けが辛い左腰痛 60代女性

【症例】60代女性

【初診日】’16年10月18日(施術回数2回)
※以前に右踵痛で来院あり。

【現病歴】
9月20日頃から左腰痛が始まった。
整形外科を受診したところ、レントゲンと血液検査を受け、「骨粗鬆症ではない」と言われた。
歩くのは大丈夫だが、仰向けになるのが辛い。
以前から左の腰が痛くなることは何度かあった。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(±)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(+)

〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛む

【施術】
施術方法の希望は特に無かったので、まずうつ伏せになってもらい、左を中心に臀部、頚肩部をマッサージ。
仰臥位になってもらうと、膝を伸ばしても腰の痛みが出ません。
更に左中心に臀部のストレッチを施しました。
その後、起き上がってもらい後屈と左側屈の痛みが少し残りましたが、左回旋での痛みが無くなっていました。


《第2診》10月24日(初診の6日後)

【経過】
「左腰はだいぶ良くなって、仰向けに寝れるようになった」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

【施術】
左側屈で左腰に痛みが生じていることから、右股関節の動きに問題があることを想定。
まずうつ伏せになってもらい、右中心に臀部をマッサージ。
次に頚部にマッサージを施しました。
更に仰臥位になってもらい、左右の臀筋にストレッチを施しました。
起き上がってもらい、左側屈してもらうと、左腰痛が無くなっていました。
最後に極力体を動かすよう指示して施術を終了しました。

右大腿後面の攣りを伴う右腰痛 60代男性

【症例】60代男性

【初診日】’16年8月18日(施術回数1回)

【現病歴】
運動を激しくやっていた思春期からずっと右の腰痛がある。
週に2回、鍼施術を受けている。

【随伴症状】
右のハムストリング(大腿後面)がよくつる。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)
※片脚立ちして、遊脚側の股関節を伸展させると、右のみ大腿後面に痛みが出ます。

【触診】
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〇:圧痛有り
×:圧痛無し

臀部、鼡径部共に右にのみ圧痛を検出できました。

【施術】
主訴であった左手首の施術を一段落した後に、本症例に取り掛かりました。
時間もそれほど残っていなかったので、圧痛検出部位である臀部と鼡径部をほぐすために、仰臥位での右臀筋のストレッチを施しました。
起き上がってもらい動きを確認すると、後屈での痛みは消失し、左側屈での痛み、片脚立ちでの股関節伸展時の大腿後面の痛みも改善していました。
セルフでの臀筋のストレッチを指導して、施術を終了しました。

仰向けとうつ伏せで生じる腰痛 20代女性

【症例】20代女性・会社員

【初診日】’17年4月26日(施術回数1回)

【現病歴】
以前から腰痛を感じていたが、’17年4月10日から全体に痛みが強くなりだした。
4月から仕事が忙しく、運動不足なことが原因として思い当たる。
夜中に痛みで目が覚める事は無い。
仰向け、うつ伏せ共に痛みが出る。
医者には掛かっていない。

【既往歴】
高校時代に左右の第5中足骨を疲労骨折。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛みが強くなる

【触診】
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◎:強圧痛
〇:圧痛あり
✕:圧痛無し

【視診】
右足に少し外反母趾があります。

腰部では脊柱起立筋には圧痛は無く、腰方形筋部に圧痛を検出しました。
触診部位を広げると、臀部には強圧痛、足甲部に圧痛を検出できました。

【施術】
患者は以前にも鍼灸施術の経験があり、触診時の押圧でも痛みを訴えるなど、かなり触圧刺激に対して敏感でした。
尚且つ、「施術方法は特に希望無し」だったため、「より痛くない刺激方法」として鍼施術を提案したところ、快く採用していただきました。

伏臥位で、圧痛を検出した左右の屈伸穴周囲、大腸兪穴、腎兪穴、太谿穴、崑崙穴に単刺術を施しました。
仰臥位になってもらうと、先ほどまであった仰臥位で膝を伸ばした際の痛みが無くなっていました。
更に、足甲部への単刺術、下肢全体にストレッチを施し、下肢の筋肉をほぐしました。
起き上がってもらい最初と同じように動いてもらうと、後屈での痛みが無くなって、右側屈での痛みが残りました。
改めて、痛む周囲を触診すると、気海穴に圧痛を検出できました。
左足臨泣穴と左気海穴にパイオネックスを貼付すると、右側屈時の痛みがほとんど無くなりました。
施術修了後に「筋肉のコリが痛みの原因だと思われるので、冷やさないことと、なるべく体を動かすよう」指示して初診を終了しました。

【その後】
3日後に来院していただくと、「腰は全く痛くない」とのことだったので、略治としました。
この日は、腰痛予防のためのストレッチ、「右脚が内股になってしまう」という悩みに対するストレッチを指導。
更に、下肢のペアストレッチ、手部と肩上部のマッサージを施して終了しました。

寝起きに痛む左腰痛 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】’16年5月7日(施術回数1回)
※以前に鼡径部の痛みで来院あり。

【現病歴】
1か月くらい前から寝起きに左腰が痛むようになった。
それまでも中学生くらいの時から立ち続けていると左腰が痛くなることがあった。
今は台所作業でも痛みがある。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(-)

【施術】
かなり痛みに敏感なことが前回の施術時にわかっていたので、この日も前回同様ストレッチでの施術を試みました。
まず左臀筋のペアストレッチと股関節揺らしを入念に施しました。
ここで起き上がってもらい痛みがあった後屈と右側屈を行ってもらうと、違和感程度で痛みはかなり改善していました。

その後、臀筋のセルフストレッチの方法の話をしていると、右股関節の可動域が左よりも小さいことがわかりました。
本人も左脚で立った時の方が「何となく安定する感じがする」そうです。
「左腰が痛くなる原因は右股関節の動きが悪いことが原因かもしれません」と説明して、左腰の痛みが治まったら右のお尻のストレッチを普段は行ってみることや、意識的に右脚で立つことと肩掛けカバンを右肩に掛けると左右のアンバランスが改善することを説明して施術を終了しました。

起床時に痛む左腰痛 70代男性

【症例】70代男性 運転手

【初診日】’16年11月14日(施術回数1回)

【現病歴】
’16年11月1日から左の腰に痛みが出始めた。
20年前にくしゃみでぎっくり腰になったことがあるが、今回は思い当たる節がない。
体を動かしていると楽になるが、起床時や運転中に痛みが悪化する。
整骨院では「座りっ放しがよくない」と言われた。
11月6日に整骨院の施術で改善したが、翌日から再度痛み出した。
知人に「腰痛には鍼が効く」と言われたので、鍼を受けたい。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)
靴下を履く動作:右(-)左(+)

〈仰臥位〉
脚振り:右(-)左(+)
レッグレイズ:右(-)左(+)
上体起こし(+)

【触診】
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〇:圧痛あり
✕:圧痛無し

左の腰部と鼡径部、更に左右の中足骨間部に圧痛を検出できました。

【施術】
まずは仰臥位で単刺術を左右の中足骨間部に施しました。左のレッグレイズでの痛みが改善しました。
次に臀筋のペアストレッチを施しました。しかし左に脚振りすると、まだ左腰に痛みが出ます。
「もうちょっと良くなってもいいはずなんだけどなぁ」と思いながらも、手を止めずに左鼡径部に指圧を施すと左脚振りでの痛みが無くなりました。
起き上がってもらい症状を確認すると、前屈、後屈、左側屈、靴下を履く動作での痛みがありませんでした。

施術後に「筋肉が硬くなったことによる痛みだったと思います」と説明し、仕事の合間に体操するよう指示して初診を終了しました。

介護予防教室・わいガヤサロン「腰痛について」

落合元気くらぶでの講演に続いて、今度は唐木田の菖蒲館というところで、腰痛についてお話しさせてもらいました。

菖蒲館「全景」
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屋根に草木を這わせたお洒落な公民館でした。

今回はなんと資料無しでの講演でした。
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いつでも一番大事なことから伝えていきます。
余計な説明を抜きにして、まず腰の動診をしてもらった後に、当ブログでは同じみのお尻のストレッチを行っていただき、腰痛の改善を実感してもらいました。
その後、お尻のストレッチで腰痛が改善する理屈や腰椎の動き椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などについて少しお話しして質疑応答。

この世から腰痛ごときで治療院に通わなくてはならない人が一人でも減ることを願っています!

ストレッチで著効した抱っこによる後屈時の腰痛 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】’14年3月2日(施術回数1回)

【現病歴】
妊娠中から腰痛になり、出産後も痛みが引かない。
子供を抱っこすると痛みが悪化する。
お風呂に入ると改善する。

「抱っこで悪化する」とのことなので、実際にどういった体勢で抱っこしているのか見せてもらうと、抱っこそのものは問題無かったのですが、抱きかかえる時と下ろす時に膝を伸ばしたままの姿勢を取られていました。
この姿勢を取ると痛みも出ます。

「それじゃあ腰痛にさせてくださいって言ってるようなものですよ」と思わず突っ込んでしました。
しっかり膝を曲げ、腰を落としてから抱きかかえたり、下ろしたりする動作をしてもらうとそれだけで痛みが出なくなりました。

【痛みの確認】
後屈と仰向け寝で左腰に痛みが出ます。
前屈、左右側屈・回旋では痛みはありません。

【治療】
股関節揺らしを行うと仰向け寝の痛みが無くなりました。
膝倒しは気持ちいいそうなので、少しストレッチしました。
うつ伏せになってカエルを行おうとしたら、どちらの脚を持ち上げても痛みがありませんでした。
大腿前面と外旋筋のストレッチが気持ちいいそうなので、こちらもストレッチしました。

ここで起き上がって後屈してもらうと痛みがなく、むしろ前屈の時に右腰が気になるそうです。

圧痛のあった右屈伸にパイオネックス・イエローを貼付すると前屈の痛みも改善しました。

揺らしを行い、腸内ガスのために糖質制限食を、手荒れのためにワセリンでの保湿、メガネのフレームがずれていたので宮下さんの検眼を受けること、抱っこの仕方を変えるよう指示して治療を終了しました。