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発症当初は痛みで眠れなかったほどの左肩痛 40代男性

【症例】40代男性

【初回日】’15年4月4日(施術回数1回)

【現病歴】
3週間ほど前に激しく野球(右投げ)をして以来、左肩が痛み出した。
当初は痛みで眠れない程だった。
整形外科でヒアルロン酸注射やステロイド注射を受けたが、ほとんど改善していない。
痛み止めをのむなどして少しずつだが痛みは改善している。

【症状の確認】
屈曲(+)120°
外転(+)60°
水平屈曲(±)
水平伸展(-)
結髪動作(-)
結帯動作(-)
※角度の表記は可動域です。

腕を体の真横から上げる外転動作で60°しか挙上できません。
また肩甲骨の可動域は左右で大きな違いはありませんでした。

【施術】
施術方法の希望は特にありませんでしたが、大胸筋や大円筋といった部分を施術しやすいマッサージでの施術を提案し、了承をいただきました。
まず仰向けに寝てもらい、左の大胸筋、大円筋、巨骨穴部にマッサージを施しました。
筋肉が軟らかくなったのを確認した後、起き上がってもらい最初と同じように肩を動かしてもらいました。
体の前から腕を上げる(屈曲)での痛みが改善し、外転では90°まで挙上できるようになりました。
また勢いをつけて動かせば、外転では真上まで挙上できるようになりました。

次に座位のまま、左の巨骨穴、肩貞穴にパイオネックス・イエローを貼付しましたが、特に症状に変化はありませんでした。
更に患部周囲を触診し、左の肩髃穴と上腕二頭筋長頭筋起始部に圧痛を検出できたので、同点にパイオネックス・イエローを貼付したところ、わずかに痛みが改善しました。

以上で施術を終了し、極力患部を動かして血流を確保した方が治りは早いはずとお話しして、初回を終了しました。
施術後に着替えてもらった際、「服を着るのが、施術前よりも楽になった」とのことでした。

休養で改善するが投球するとすぐに悪化してしまう右肩痛 40代男性

【症例】40代男性

【初回日】’14年3月24日(施術回数1回)

【現病歴】
’13年1月に全くの素人にも関わらず、大したアップもせずに野球のボールを投げたら、右肩の前側に痛みが走った。
2~3か月休養すると痛みは改善するが、投球を再開すると悪化してしまう。
医者には掛かっていないが、自分で調べた限りでは「インピンジメント症候群」だと思う。

【副訴】
右大腿前面にも痛みがある。

【症状の確認】
屈曲(+)
外転(+)
水平屈曲(-)
水平伸展(-)
結髪動作(-)
結帯動作(++)

腕を上げる動作と、後ろに手を回す結帯動作で痛みが出ます。

【触診】
右肩周囲では肩髃穴に、右前腕部では尺沢穴に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に頂かなかったので、座位でのパイオネックスでの施術から始めました。
まず圧痛を検出した右肩髃穴にパイオネックス・イエローを貼付してタッピングを施しました。
再び右肩を屈曲してもらうと、痛みが無くなっていました。
しかし、まだ結帯動作での痛みが残ります。
次に先程と同様に、圧痛を検出した右尺沢穴にパイオネックス・イエローを貼付しタッピングを施しました。
再び結帯動作をしてもらうと、痛みが無くなっていました。
投球動作をしても痛みが無かったので、外に出て軽くキャッチボールをしてみましたが、やはり痛みはありませんでした。

思いの外、右肩の痛みが早く取れてしまったので、残った時間で右大腿に対する施術も行って、初回を終了しました。

【その後】
約1年後の’15年4月に左肩の痛みで来院されました際に右肩の状態を伺うと、「あれからずっと野球を続けていて、今度投手を任されることになった」とのことでした。

肉離れ後に治りきらなった階段昇降で生じる右大腿痛 40代男性

【症例】40代男性

【初回日】’17年5月25日(施術回数2回)

【現病歴】
’17年5月21日に運動していて走った際に、右太ももに「ブチッ」という感覚があり、それ以来攣った様な感じが続いている。
5月22日に整骨院に掛かり「軽い肉離れ」と言われた。
現在は平地を歩く分にはマシになってきたが、階段は昇降どちらも痛みが出る。
イスなどに座って、患部が座面に当たっても痛みがある。
6月11日に試合があり、できればそれまでにこの痛みを何とかしたい。

【既往歴】
ここ5年間で、左右の太ももの裏や右ふくらはぎをそれぞれ1回ずつ計3回肉離れしている。

【症状の確認】
前屈(+)指床間距離28cm
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(-)

ランジ:右(+)左(-)
階段:昇(+)降(+)
座位:(+)

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり

下肢の広範に渡って圧痛を検出できましたが、特に右の臀筋の起始部、膝窩、下腿外側に強圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に頂かなかったのですが、鍼施術はかなり以前に2回程度受けただけということだったので、マッサージとストレッチでの施術を提案し、了解をいただきました。
まず、うつ伏せになってもらい、圧痛を検出した臀部と下肢に対してマッサージを施しました。
次に起き上がってもらい、下肢のストレッチを患側の右を中心に左右共に施しました。
筋肉が十分にほぐれたことが確認できた後、起き上がってもらい、最初と同じように状態の確認を行いました。

前屈(-)指床間距離12cm
回旋:右(-)

ランジ(+)
階段:昇(-)降(-)
座位:(-)

ランジでの痛みは残りましたが、それ以外の動作による痛みは無くなっていました。

最後に「今回の痛みの原因は、受傷前に筋肉が硬くなってしまっていたことの可能性が高いこと」と「回復を早めるためには、足を保温し血流を確保すること」、「6月11日の試合で怪我を再発させないためにも、無理の無い範囲で運動を再開すること」を指示して初回を終了しました。

《第2回》’17年6月1日(初回の7日後)

【経過】
「階段の昇りで多少痛みは出るが、平地の歩きでは全く痛みも無く、だいぶ状態は良くなっている」
「2日に一度、3kmの道のりを往復している」
「自重でのスクワットを週に3回、10回を2セット行っている」

【症状の確認】
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

ランジ(+)
階段:昇(+)降(-)

【施術】
前回の施術でかなり痛みが改善したようなので、同じ方向性での施術を試みました。
まず仰向けになってもらい、右臀部の筋肉をほぐすペア・ストレッチをほどこしました。
臀部の筋肉が十分に柔らかくなったのが確認できた後、起き上がってもらい、ランジと階段昇りをしてもらいました。

ランジは「10あった痛みが2~3に減った」そうで、階段昇りでの痛みは消失していました。

だいぶ痛みが改善したので、セルフケアとなる臀筋のストレッチを指導させてもらいました。
更に片足立ちでの動揺を確認すると、右の方が大きかったので、右片足立ちでのスクワットを指導して第2回を終了しました。

【その後】
’18年2月2日に首肩周りのコリ感で来院された際に、右太ももの状態を伺うと、「結局’17年6月11日の試合は出れなかったが、その後、右の太ももに痛みが再発することは無かった」とのことでした。

階段を昇るのが辛い右腰痛 40代女性

【症例】40代女性

【初回日】’15年11月7日(施術回数1回)

【現病歴】
’15年10月下旬から右の腰が痛み出した。
7年間やっているエアロビで捻ったことが原因として思い当たる。
発症当初よりは痛みは改善してきている。
痛みはマッサージを受けると改善し、動かないでいれば痛みは出ない。
逆に走ったり、階段を昇る動作で痛みが出る。
医者ではレントゲン撮影で「骨には異常が無い」「中臀筋の痛み」と言われ、湿布と鎮痛剤が処方された。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(+)左(-)

〈階段昇降〉
昇:(+)
降:(-)

〈仰臥位〉
足振り:右(-)左(+)
膝倒し:右(-)左(+)

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じている右腰には圧痛は検出できませんでした。
逆にお尻の横側(側臀部)の上方、筋肉で言うと「中臀筋の起始部」辺りに強圧痛と圧痛を検出できました。

【施術】
マッサージや体操での施術を希望されたので、まずうつ伏せになってもらい、圧痛を検出した部位を中心に臀部全体にマッサージを施しました。
十分に筋肉がほぐれたのを確認して、施術前と同様に痛みの確認を行いました。
すると、階段を昇る動作でまだ痛みが残るものの、それ以外は痛みが無くなっていました。
階段を昇る動作での痛みも「10あった痛みが3まで減った」とのことです。

最後に、今回の腰の痛みの原因について「医者の診断どおり、筋肉、特にお尻の筋肉が硬いことが根本的な原因の可能性が高い」と説明し、筋肉を軟らかく保つために「意識的に体を動かすこと」をお勧めして、初回を終了しました。

フライパンを持つ動作で生じる左肘痛 40代女性

【症例】40代女性

【初回日】’16年9月3日(施術回数1回)

【現病歴】
’12年3月ことから首肩腕のコリが酷くなり、特に左肘には痛みが出るようになった。
ちょうど同時期から仕事で手をよく使うようになったことが原因として思い当たる。
手作業をしないと症状は改善するが、反対に作業量が増えると悪化する。
手がしびれたり、痛みで目が覚めることもある。
医者にも何件か掛かったが、湿布の処方と電気治療だけのところもあれば、マッサージをしてくれる所もあったりと色々あった。
仕事が忙しくなると通えなくなり、今に至る。

【症状の確認】
〈肘関節の動き〉
屈曲:右(±)左(±)
伸展:右(±)左(+)
回内:右(-)左(-)
回外:右(±)左(-)

フライパンを持つ動作※左(+)
※テニスラケットで代用

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

前腕橈側後面(曲池穴付近)と母指球部(魚際穴付近)とその後面(合谷穴付近)に、左右共圧痛を検出できました。
首肩にも強圧痛と多数の圧痛を検出できました。

【施術】
左肘の痛みの方がひどかったことと、フライパンを持つ動作は日常的に行うので、まずは左肘の施術に集中することにしました。
更に「頻繁には通えない」とのことだったので、まずはセルフケアが容易なストレッチでの改善を試みました。
座位のまま、肘を伸ばした状態で前腕部の屈筋と伸筋をストレッチしてみましたが、伸展時の痛みは変化しませんでした。
次に左曲池穴付近にマッサージを施しました。
筋肉が軟らかくなったのを確認して、再び伸展したもらったところ、違和感程度にまで痛みが改善していました。
フライパンを持つ動作も違和感程度にまで改善していました。
次にうつ伏せになってもらい、首肩、前腕部、手部にマッサージを施しました。
筋肉が軟らかくなったのを確認した後に起き上がってもらい、再度フライパンを持つ動作をしてもらったところ、痛みは無くなっていました。

最後にストレッチなどで腕の筋肉を日頃から軟らかく保つようアドバイスして、初回を終了しました。

PC作業、ストレスで悪化する首痛 40代女性

【症例】40代女性

【初回日】’15年5月11日(施術回数2回)

【現病歴】
長年慢性的に頚肩にコリを感じている。
コリ感は日常のPC作業、ストレスで悪化する。
ヨガに通うとスッキリするが、ここ2ヵ月程多忙で通えていない。

【症状の確認】
前屈(±)
後屈(-)
側屈:右(±)左(±)
回旋:右(-)左(-)
斜め前屈:右(-)左(-)

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
●:圧痛なしだが硬結あり

前頚部から側頚部の広い範囲に圧痛が検出できました。
後頚部では僧帽筋の起始部、天柱穴付近に硬結を検出できました。

【施術】
頭痛の施術が思いの外早く終わってしまったので、親指の施術と同時に本症状に対しても施術を開始。

伏臥位になってもらい、頚部で圧痛を検出した前頚部と側頚部、加えて天柱穴周囲、前腕部に対してマッサージを施しました。
起き上がって頚を動かしてもらうと、前屈、左右の側屈共に痛みが消失していました。
8日後に予約を入れてもらい、症状がどう経過するか観察するよう指示して初回を終えました。

《第2回》’15年5月19日(初回の8日後)

【症状の経過】
「前回ほどではないものの、まだ痛みはある」
「車の運転時に辛い」

【症状の確認】
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(±)
回旋:右(-)左(±)

【施術】
伏臥位になってもらい、右の側頚部と左右の天柱穴周囲、更に右前腕部にマッサージを施しました。
起き上がってもらい頚を動かしてもらうと、後屈、左側屈、左回旋での痛みが消失していました。
時間が余ってしまったので、「腰にも少し痛みがある」とのことだったので、股関節揺らしと臀筋のペア・ストレッチを施しました。
臀筋のストレッチを指導して第2回を終了しました。

バドミントンのクリア動作で生じる右肘痛 40代女性

【症例】40代女性

【初回日】’16年5月13日(施術回数2回)

【現病歴】
’14年からバドミントンをやっていて、’16年3月から右肘がズキズキと痛むようになった。
何もしなければ痛くはないが、クリアを打つ瞬間に痛みが出る。
医者に掛かってはいない。
3日後の5月16日に試合があるので、少しでも痛みを改善したい。

【症状の確認】
回内(-)
回外(+)
ドライブ動作(+)

訴えどおり、ドライブ動作を行うと右肘に痛みが出ます。

【触診】
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〇:圧痛あり

右前腕の橈側前後両面、右手の母指球とその裏側の合谷穴部に圧痛を検出できました。

【施術に関する要望】
今まで施術を受けたことが無いので、とりあえず怖い気持ちがある。

【施術】
鍼施術はもちろん、施術そのものを受けた経験が無いとのことだったので、まずはマッサージでの施術を提案し快諾いただきました。
最初に仰向けになってもらい、圧痛を検出した前腕部、手の母指球部とその裏側にマッサージを施しました。
筋肉が軟らかくなったのを確認してから、回外、ドライブ動作を行ってもらうと、痛みが無くなっていました。
ラケットの握り方を見せてもらうと、親指と人差し指を使った握り方をしていました。
より負担が少ない小指や薬指を使った握り方を指導し、前腕部のストレッチも指導して初回を終了しました。

《第2回》’16年5月18日(初回の5日後)

【経過】
「16日の試合は痛みなくプレーできた」
「今は腕(前腕橈側)に張り感がある」

【症状の確認】
屈曲(±)
伸展(-)
回内(-)
回外(-)

【施術】
この日は頚の痛みがあるとのことだったので、まずうつ伏せになってもらい首肩にマッサージを施しました。
起き上がってベッドに腰掛けてもらい、初回と同様に前腕の橈側部にマッサージを施しました。
ここでもう一度右肘を屈曲してもらうと、最初に確認できていた違和感が消失していました。
最後にフォアでの打ち方を見せてもらうと、脇が空いたフォームだったので、脇を締めて打ってみるようアドバイスして第2回を終了しました。

【その後】
5月21日(初回の9日後)に前日の試合での筋肉痛を訴えて来院された際に右肘の状態を伺うと、「痛みは無い」とのことでした。

摘まむ動作で起こる右肘の痛み 40代男性

【症例】40代男性

【初回日】’15年7月9日(施術回数1回)

【現病歴】
’15年6月下旬頃から、物を持った時に右肘が痛むようになった。
それ以前にも3~4日間、右肩に痛みが出ていた。
右肩の痛みは以前にもたまに出ることはあった。
思い当たる節は特に無い。
整骨院でマッサージとストレッチを受けたが、特に症状に変化は無い。
昨日は鍼施術を受けたが、やはり変化は無かった。
お風呂に入って温まっても、症状は変化しない。

【症状の確認】
<手関節の運動>
屈曲(-)
伸展(+)
尺屈(-)
橈屈(±)
回内(-)
回外(-)

物を上から摘まむ動作(++)

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
✕:圧痛無し

右手掌部の特に少府穴に強圧痛、手背の中手骨間部、曲池穴部、少海穴部に圧痛を検出できました。

【施術】
鍼施術を希望されたので、ご希望どおり鍼での施術を試みました。
仰向けになってもらい、圧痛を検出した右手の中手骨間部に単刺術を施すと、手関節伸展時の痛みは減りましたが、摘まむ動作での痛みには変化はありませんでした。
次に右曲池穴と右少海穴に単刺術を施しましたが、いずれも摘まむ動作での痛みに変化はありませんでした。
次に右H5・4に接触鍼を施したところ、摘まむ動作での痛みが少し改善しました。
右薬指の指腹にハペパッチを貼付すると、更に摘まむ動作での痛みが改善しました。
右後谿穴に単刺術、右少府穴部に指圧を施すと、摘まむ動作での痛みが消失し、「摘まむのが怖くない」とのこと。
症状がかなり改善したので、以上で施術を終了しました。

井穴刺絡図

腱鞘炎と言われ外に開けない(外転できない)左母指 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’15年5月11日(施術回数1回)

【現病歴】
以前から左の親指だけ開き(外転し)にくさがあった。
病院では腱鞘炎と言われた。

【症状の確認】
左母指外転角度は45°程度。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり

左母指球部に強圧痛を、左右の手掌部と前腕前面尺側の少海穴付近、更には前腕後面橈側の曲池穴付近に圧痛を検出できました。

【施術】
頭痛の施術が早く終わってしまったので、残った時間でこちらの施術に取り掛かりました。

伏臥位になってもらい、左の手掌部と前腕部の圧痛検出部位、特に母指球部に対して筋肉が軟らかくまでマッサージを施しました。
再度左母指を外転してもらうと、90°まで開ける(外転できる)ようになりました。

【その後】
8日後の来院時に様子を伺うと、「調子が良い」とのことだったので、略治としました。

発症当日の施術で寛解した側頭部痛 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’15年5月11日(施術回数1回)

【現病歴】
以前から頭痛はあったが、本日起床時から特に悪化し出した。
首肩のコリもかなり以前から感じている。
症状はPC作業、ストレス、疲労で悪化し、ヨガで改善する。
しかし、この2カ月程度多忙でヨガに通えていない。
医者には掛かっていない。

【既往歴】
鼡径ヘルニア
突発性難聴
子宮頚癌

【副訴】
左母指の腱鞘炎

【症状の確認】
座位でコメカミ付近から目の周囲に掛けて痛みがあるそうです。

〈頚部の動きとの関連〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
斜め前屈:右(-)左(-)

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり

患部のコメカミ部、特に右側頭部に強圧痛を検出できました。

【視診】
歯のすり減り具合を確認すると、かなりすり減っていて、夜間に食い縛りをしていることが伺われます。

【施術】
施術方法には特に希望は無く、触診時のリアクションからマッサージが嫌いではなさそうだったので、マッサージを提案し承諾してもらいました。
まず、仰臥位になってもらい強圧痛を検出した、コメカミ部を側頭筋を狙ってマッサージを施しました。
十分に筋肉が柔らかくなったことを確認してから、起き上がってもらい痛みを確認してもらうと、先ほど感じていた痛みがほとんど無くなったそうです。

時間が余ってしまったので、頚の痛みや右母指の腱鞘炎、腰痛に対する施術を行い、初回を終了しました。

【その後】
8日後の5月19日の来院時に様子を伺うと、「頭痛はほとんど無い」とのことだったので、略治としました。

CTで異常なしと言われた右後頭部痛 40代男性

【症例】40代男性

【初診日】’14年12月27日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年12月20日から右後頭部に痛みを感じるようになった。
翌21日に痛みが悪化したが、それ以来痛みの程度は平行線。
お風呂に入っている最中や、横になると痛みは楽になる。
反対に飲酒時には、左右両方に痛みを感じる。
脳神経外科と眼科に掛かって、CTを撮ったが「特に問題は無い」と言われた。

【症状の確認】
〈頚部との連動〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(-)

体幹部の前屈(+)

【触診】
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〇:圧痛あり
×:圧痛無し

右前頚部の胸鎖乳突筋と斜角筋に圧痛を検出しましたが、左前頚部には圧痛は検出できませんでした。

【視診】
奥歯のすり減り具合を確認すると、右の方がすり減っています。
自覚的にも右の方が噛みやすいそうです。

【施術】
施術方法に関する希望は特にありません。
仰臥位になってもらい、圧痛を検出した右の胸鎖乳突筋と斜角筋、それぞれに3箇所、4箇所パイオネックスを貼付。
ここで起き上がってもらい、先ほどと同様に動いてみてもらうと、右回旋、体幹部の前屈の両方で痛みが消失していました。
最後に揺らしを施して、施術を終了しました。

施術後に、首の筋肉が硬くなってしまっていることが痛みの主な原因として考えられること、食い縛りが首の筋肉を硬くしてしまっていること、ストレスが食い縛りの主な原因の可能性が高いこと、日常生活で注意すべきことを説明。
説明の最中、時折痛みが出るものの、程度、頻度共に来院時よりも軽減。

一カ月前から続く左大腿痛を伴う左腰痛 40代男性

【症例】40代男性 造園業

【初診日】’15年11月28日(施術回数1回)

【現病歴】
一か月前から、大きなスコップを使用する作業が増え出してから、左の腰と太腿の裏が痛み出すようになった。
この一ヶ月間は痛みの程度は平行線。
6~7年前にも同様に痛めたことがある。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(+)
※前屈のみ左大腿にも痛みが生じます。

【施術】
施術方法について特に希望は無いとのことだっので、まずは伏臥位での左臀筋のマッサージを施しました。
仰臥位になってもらい、左右の脚振りと膝倒しで痛みが無い事を確認しました。
次に仰臥位で左臀筋に対してストレッチを十分に施しました。
ベッドから起き上がってもらい最初と同じように動いてもらうと、前屈で多少の痛みは残りましたが、後屈、左側屈、左回旋での痛みは消失していました。
椅坐位での臀筋のストレッチを指導し、腰に異常を感じた際には行うよう話して、施術を終了しました。

【その後】
’17年1月4日に肩こりを訴えて来院された際に腰の様子を伺うと、「ストレッチで何とか大事には至っていない」とのことでした。
他にも「左右で動作に偏りが出ないよう気を付けている」とのことでした。
’17年9月以降にも、膝や肘の痛みで来院されていますが、腰の痛みを訴えることは今の所ありません。

この症例からも、「腰痛は痛みを感じる腰『腰』そのものではなく、動作の起点になる股関節の動きに深く関与する『臀筋』を施術で軟らかくすることが重要」ということがわかります。

2週間前から続く右頚痛 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’15年7月4日(施術回数1回)
※以前に腰痛で来院あり。

【現病歴】
2週間前くらいから首に痛みが出始め、1週間前にはかなり改善したが、また悪化しそうな前兆がある。

【症状の確認】
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(+)
斜め前屈:右(-)左(+)
※痛みは全て右に出ます。

【施術】
腰痛の際と同様、ストレッチと指圧での施術を提案し、ご快諾いただく。
伏臥位になってもらい、右を中心に頚肩部にマッサージを施す。
十分に筋肉が柔らかくなったのを確認してから起き上がってもらい、症状を再度確認しました。
すると、左への側屈、回旋、斜め前屈での痛みが消失しています。

「首肩の筋肉が固くなっていたことが痛みの主な原因で、筋肉が固くなる原因として夜間の喰いしばりの可能性が高い」ことを説明し、歯の様子を見せてもらうと、右上顎の犬歯が左よりすり減っていることから、「右で喰い縛っている可能性が高く、それが今回の痛みの主な原因だと思われる」ことを説明。
ストレスが喰いしばりの原因なので、極力ストレスを遠ざけるようアドバイスして、施術を終了しました。

横に曲げると痛みが生じる右腰痛 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’15年5月25日(施術回数1回)

【現病歴】
’15年5月12日に軽いお盆を持った際に体を捻り、それ以来右の腰に痛みを感じる。
発症当初よりは痛みは良くなっているが、治り切らない。
カイロプラクティックに掛かってみたが、「ぎっくり腰の軽い物、時期に良くなる」と言われた。

【疼痛部位】
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【既往歴】
特に無し。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(-)左(-)
靴下を履く動作:右(+)左(+)

〈仰臥位〉
足振り:右(+)左(+)
膝倒し:右(-)左(+)
上体起こし(-)

【触診】
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〇:圧痛あり
✖:圧痛無し

右中臀筋起始部と左屈伸穴付近に圧痛を検出できました。
腰(腰部脊柱起立筋)には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
施術方法に関する希望は特にありませんでしたが、鍼は受けたことがないとのことだったので、まずはストレッチでの施術を試みました。
右臀筋に入念にストレッチを施すと、左足振りと左膝倒しでの痛みが無くなっていました。
更に、左臀筋にストレッチを施そうとしましたが、ストレッチの体勢を取ると腰に痛みが出るので、右側臥位で左臀筋にマッサージを施しました。
再び仰臥位になってもらい左臀筋にストレッチを施すと、今度は痛みなく施術できました。
左臀筋をストレッチでほぐした後に、再度ベッド上で腰の状態を確認すると、右への脚振りで痛みが出ます。
再度、右臀筋にストレッチを施すと、この右脚振りでの痛みも無くなりました。
ベッド上での痛みがほとんど無くなったので、起き上がってもらい立位での腰の状態を確認。
左右側屈での痛みは無くなっていましたが、靴下を履く動作ではまだ痛みが残ります。
「かなり楽になった」とのことだったので、初回の施術を終了しました。

【その後】
約1か月後の7月4日に頚肩の痛みで来院された際に腰の様子を伺うと、「右腰は痛みは無い」とのことでした。

1か月続いた右手首の痛み 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’17年5月26日(施術回数1回)
’17年5月13日に右鼡径部痛で来院あり。

【現病歴】
’17年4月中旬に10kg程の水が入ったボトルを持ち上げた際から痛み始めた。
発症時よりは少し痛みは改善している。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
屈曲(-)
伸展(+)
回内(-)
回外(+)
※伸展の可動域が健側の左と比べると著しく小さいです。

【触診】
右前腕前面、特に内側上顆につながる手関節屈筋群に圧痛を検出できました。

【施術】
座位のまま、右少海穴付近のマッサージと右前腕前面のストレッチを施したところ、外転での痛みが無くなり、伸展での痛みが改善しました。
更に、肘関節屈曲位でも手関節の伸展の可動域が左よりも著しく小さかったので、右手掌部のマッサージを施したところ、伸展時の痛みも消失しました。
前腕前面と手掌部の筋肉のストレッチでの解し方を指導し、仰臥位になってもらい、股関節揺らしを施して施術を終了しました。

【その後】
21日後の6月16日に右鼡径部の痛みで来院された際に右手首の状態を伺うと、「ストレッチをしているせいか、それほど酷い痛みは無い」とのこと。

あぐらができない右鼡径部痛 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’17年5月13日(施術回数3回)

【現病歴】
’17年2月頃から徐々に右の鼡径部が痛み出すようになった。
今までにこういった痛みが出た事はない。
痛みで目が覚める事はない。
医者には掛かっていない。

【副訴】
’17年4月中旬に10kgの物を持ち上げようとしたら、右手首を痛めた。

【既往歴】
20歳の頃に顎関節症で手術。
30歳頃からバセドー病の薬を服薬している。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(+)左(+)

歩行(-)
腿上げ(-)
正座(-)
あぐら(+)

〈仰臥位〉
右股関節屈曲(+)

【触診】
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◎:強圧痛
〇:圧痛
✖:圧痛無し

右の側臀部と大腿内側に強圧痛、右の臀部と鼡径部、足甲部に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法の希望は特に無かったものの、触診時にやや痛みに敏感な様子だったことと、股関節の屈曲で痛みがあったので、より痛みが少ない鍼での施術を提案し、了承いただきました。

まず腹臥位で右臀部に単刺術とマッサージを施しました。
仰臥位になってもらい、臀筋のストレッチを試みましたが、施術による痛みが強く断念。
代わりに、右の足甲部と大腿筋膜張筋筋腹部への単刺術、右の鼠径部と内転筋群へのマッサージを施しました。

起き上がってもらい、症状を確認したところ、あぐらと左右の側屈での痛みが減り、回旋での痛みは無くなっていました。


〈第2診〉’17年5月26日(初診の13日後)

【経過】
「鼡径部はだいぶ良くなり、あぐらの時だけ気になる程度」
「ストレッチをするようにしたせいか、日が経つにつれて改善していった」
「右手首の方が気になる」

【施術】
この日は右手関節の施術に終始。


〈第3診〉’17年6月16日(初診の34日後)

【経過】
「右手首、右鼡径部共に日常生活で大きな支障はない」

【症状の確認】
「右鼡径部」
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

あぐら(+)

〈仰臥位〉
パトリックテスト(+)

【施術】
右大腿筋膜張筋筋腹部にマッサージを施しましたが、パトリックテストでの痛みに変化はありませんでした。
次に、臀筋のストレッチを痛みが強烈に出ない程度に施したところ、パトリックテストでの痛みが無くなりました。
起き上がってもらいあぐらの姿勢を取ってもらうと、良くはなりましたが、まだ痛みが残ります。
片足でのスクワットをしてもらうと、左の方が動揺が大きかったので、普段から左脚で立って、筋力のアンバランスを改善するよう指示。
臀筋のストレッチを指導して、最後に伏臥位で頚肩背部に軽くマッサージを施して、施術を終了しました。

もし、左脚の筋力が向上して、左右のバランスが整っても鼡径部の痛みが取り切れない場合には、再度来院いただくようお願いしました。

右側に倒れそうに感じるめまい 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’16年7月29日(施術回数1回)

【現病歴】
’16年7月から右側に倒れそうな感覚が出始めた。
脳神経外科では「ストレートネックによるもの」と言われ、服薬で多少軽減した。
右の奥歯に親知らずがあり、それが原因だと考えている。

【随伴症状】
右の肩こりがある。

【症状の確認】
単純に座っているだけだと、特にまめい感等はありません。

〈頚部の運動との関連〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(+)

【触診】
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左右の僧帽筋上部線維と乳様突起の後方、右の前腕部と手部(合谷穴、魚際穴)に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に無く、鍼の経験がないとのことだったので、「鍼でもマッサージでも効果はほとんど同じですよ」と説明したところ、マッサージでの施術を希望されました。
伏臥位で圧痛を検出した部位を中心に頚肩背部に母指圧迫を施し、次いで腰下肢に手掌軽擦を施しました。
起き上がってもらい、頚部を回旋してもらうと、かなりめまい感が減ったそうです。
筋肉の緊張による症状だと思われることと、なるべく動かして筋肉を柔らかく保つよう心掛けて下さいとアドバイスして施術を終了しました。

臀部の刺激で著効した腰の奥の痛み 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’14年3月5日(施術回数1回)

【現病歴】
3年前の出産後から不定期に腰痛になり、腰痛時は同時にお尻付近のシビレもある。
今回は昨年12月から腰周囲がしびれ、左足後面全体に電気が走ったような痛みが出たりダルさがある。
運動量と痛みの程度に関連は無いように感じている。
自転車から降りる瞬間に激痛が走る。

【痛みの確認】
腰の前屈で左足に、左側屈で左脇腹に、仰臥位で左腰に痛みが出ます。
後屈、右側屈、左右回旋、立位から座位への動作、座位から立位への動作では痛みがありません。

痛みを感じる場所を押しても痛みは無く、「その奥の方が痛む」とのことですが、大臀筋の起始部(屈伸穴付近)に激痛の圧痛点があります。

【治療】
右側屈のストレッチを行うと、左側屈の痛みが軽減し、股関節揺らしを行うと仰臥位の痛みが無くなりました。

ここで再度、前屈動作をしてもらうと、前に倒しきった時点では痛みが無くなりましたが、倒していく途中で左腰に痛みがあります。
座位で靴下を履く動作をしてもらうと、左足を上げた時だけ左腰に痛みがあります。

要するに腹圧が高まった時に痛みを感じているようです。

左屈伸部3点にパイオネックス・イエローを貼付すると、靴下履くように脚を持ち上げた時の痛みが軽減しました。

座位で腰椎を伸展させるとまだ左腰に痛みが出ます。
ソケイ部を指圧しながら伸展してもらいましたが、痛みに変化はありませんでした。

屈伸部にもう1点圧痛点を検出し、そこにパイオネックス・イエローを貼付すると、座位での後屈、靴下を履く動作での痛みが無くなりました。

左臀部の筋緊張が今回の腰痛に原因だと思われること、自分で左臀部をさすったり、ストレッチするよう指導して治療を終了しました。

【感想】
最近こういった前屈の途中で痛みを感じる方を診る機会が多く、そのほとんどが屈伸部の刺激で改善しています。
腹筋と臀筋での前後のバランスのくるいによる腰痛なのでしょうか。

長時間の立ち仕事後に生じた腰痛 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’14年1月28日(施術回数1回)

【現病歴】
昨日長時間立ち仕事をしていたら腰がジンジン痛むようになった。
痛みはあったがその後も仕事を続け、帰宅途中に徐々に悪化してきた。
2年前にはギックリ腰になったころがある。
横になると楽だが、歩くと痛みが悪化し、お風呂に入って体を温めても変化はない。
2年前も足に鍼をしてもらったら、痛みが無くなったそうで、鍼での治療を希望される。

【痛みの確認】
後屈、左側屈・回旋、前屈の途中で痛みが出ます。
前屈しきってしまうと痛みがなくなります。
また痛みのためか、まっすぐに立つことができません。

【施術】
仰臥位で足臨泣を刺激しながら脚を左右に動かす(立位での側屈と似た動き)と、痛みが減ったので、同部位に刺鍼。
更にF5に3~4壮施灸するとこの動きでの痛みが無くなりました。
立ち上がってもらい痛みを確認すると、まっすぐ立てるようになり、前屈での痛みがなくなり、後屈、左側屈・回旋での痛みも減っています。

もう一度足臨泣周囲を丁寧に触診すると、激痛の圧痛点を検出したので、同点にパイオネックス・イエローを貼付。
すると後屈、左側屈・回旋での痛みがなくなりました。

揺らしを行い、肩こり体操をお伝えして治療を終了しました。

10日後に様子を伺うと、少し痛むそうですが、長時間座った後に立ち上がる時くらいだそうなので略治としました。

ゴルフ後に悪化する左回旋時の腰痛 40代男性

【症例】40代男性

【初診日】’13年7月4日(施術回数1回)

【現病歴】
左の腰にずっと重さがあり、今年に入ってからマッサージに行っても取りきれなくなった。
ゴルフを頑張った後は特に痛む。

【痛みの確認】
左回旋で左の背中に痛みを感じるだけで、前屈、後屈、左右の側屈、右回旋では痛みがありません。

【治療】
ゴルフ(右打ち)を行った後に痛むとのことなので、体幹部を右に回旋させるストレッチをしてみたところ、左回旋の痛みが減りました。
更にベッドに仰向けになってもらって、操体法の膝倒しをニュートラルにしたところ、左回旋時の痛みはほとんど無くなりました。
膝倒しを毎晩行うことと、左打ちの素振りを行うよう指示して治療を終了しました。

急性腰痛症と言われた介護による腰・肩・首・下腿の痛み 40代男性

【症例】40代男性

【初診日】’13年6月29日(施術回数1回)

【現病歴】
3年くらい前に介護の仕事を始めて以来、首・肩・腰・ふくらはぎとみぞおち周辺が張る様になった。
以前、マッサージに通った事があり、改善はあったが、ここ2年は改善が無い。
睡眠が十分に取れると改善するが、仕事量が増えてくると辛くなる気がする。
整形外科では急性腰痛症と言われ、湿布と痛み止めを処方された。

【痛みの確認】
首は後屈で全体に、右側屈・回旋で左に、左側屈・回旋で右に痛みが出ます。
前屈では痛みは出ません。

肩関節は左右共に水平外転・内転で痛みます。
挙上動作では痛みは出ません。

腰は後屈で全体に、左側屈とあぐらの姿勢、介護動作で右に痛みが出ます。

アキレス腱伸ばしの姿勢を取ると、左右のふくらはぎが痛みます。

仰臥位でみぞおちを押圧すると気持ち悪さが出ます。

【治療】
体を使うお仕事をされているので、再発時もセルフケア可能なように、操体法による治療を試みました。

股関節揺らし、膝倒し、カエルで腰の後屈、左側屈、介護動作での痛みが改善しました。

痛みがない前屈のストレッチをすると後屈の痛みがさらに改善しました。
右側屈のストレッチをしても左側屈の痛みは変化無しです。

左右F6にピソマⅡを貼付すると後屈の痛みが無くなりました。
右F5にもピソマⅡを貼付すると左側屈の痛みが無くなり、介護動作も痛みが無くなりました。

肩関節の動きを確認すると水平内転・外転の痛みに変化はありません。
左右合谷にピソマⅡを貼付すると左肩は痛みが無くなり、右肩も痛みが改善しました。
右合谷付近の圧痛点にもう一つピソマを貼付すると右肩も痛みが無くなりました。

首の痛みを確認すると、まだ後屈、右側屈・回旋で痛みが出ます。

左風池に鍼すると首の痛みが無くなりました。

仰臥位でみぞおちを押圧するとまだ気持ち悪さが出ます。
百会に鍼をするとこの気持ち悪さが無くなりました。

アキレス腱伸ばしの動作をすると、左右のふくらはぎに痛みがあります。

左右太谿・左崑崙にパイオネックスイエローを貼付すると、「左右とも内側の上の方にハリ感がある」に変化したそうです。
左右陰谷にパイオネックスイエローを貼付するとこのハリ感も消失しました。

操体法を日頃から励行すること、再発時にはピソマを使用することを指導して治療を終了しました。

井穴刺絡図

坐骨神経痛と言われた後屈時の左腰痛と座位での右足のしびれ 40代女性

【症例】40代女性

【初診日】’13年5月18日(施術回数1回)

【現病歴】
今年の4月から左腰が痛み出し、座っていると右足のふくらはぎまでしびれてくる。
数年前から度々腰痛になることはあったが、1週間でよくなることがほとんどで、今回の様に長引くことは無かった。
整形外科では「背骨の一番下がつぶれている」、「坐骨神経痛」と言われ、電気治療を受けた。
ここ1週間は痛みで寝れていない。

【痛みの確認】
後屈、右側屈、右回旋で左の腰に痛みがあります。
座っていると右足がしびれてきます。
前屈、左側屈・回旋、座位から立位への移動、単純仰臥位と仰臥位での左右への膝倒しでは痛みやしびれは出ません。

【治療】
股関節揺らしと、腹臥位で左膝を屈曲させると腰に痛みが出たので、左衝陽へのパイオネックス・イエローでこの痛みを改善しました。
立位での後屈、右側屈の痛みは変わりません。

左右F6’へのピソマⅡでは後屈時の痛みには変化が無く、左右孔最へのソマセプトで痛みが左から真ん中に移動しました。
右側屈(-)、左側屈(+)となりました。

左足臨泣にパイオネックス・イエローを貼付しましたが、側屈の痛みは変化しませんでした。

百会とその前後に単刺すると、痛みが背骨の脇に移動しました。
最後に鼡径部を指圧すると、この痛みも無くなり、座位でのしびれも消失していました。
「座るのが楽」とのこと。

痛くなったら鼡径部を自分で押すこと、こまめに体を動かすことを指導して治療を終了しました。

10日経っても歩行、仰向け寝で痛む右腰痛 40代男性

【症例】40代男性

【初診日】’13年2月6日(施術回数1回)

【現病歴】
10日前に重い荷物を運んだ後から右腰に痛みがある。
歩いたり、仰向けで寝ても痛みがある。
年に3回ほどギックリ腰になる。
前回のギックリ腰は整体に4~5回通って治った。

【痛みの確認】
後屈と左右回旋で右の腰に痛みが出ます。
前屈、側屈では全く痛みがありませんでした。
腰を押すと痛む点があります。

【治療】
セオリーどおり胃経の衝陽と外衝陽を押していくと、激痛の圧痛点があったので、同点にパイオネックスを貼付。
すると右回旋は痛みが無くなりましたが、後屈と左回旋で痛みがありました。

次に腰の痛む点を私が指で押した状態で後屈と回旋をしてもらいましたが、ほとんど痛みは改善しませんでした。

足部の刺激で効果があったので、右F6・6’にピソマⅡを貼付。
すると後屈(-)となりましたが、右回旋で痛みがあります。
左F6・6’にピソマⅡを貼付すると右回旋(-)となりました。

時間が余ったので股関節の揺らしと操体法の膝倒しを行い、再発時に備えピソマの使用方法と日頃からの揺らしと膝倒しを指示して治療を終了しました。

井穴刺絡図

様々な原因からのぎっくり腰 43歳女性

【症例】43歳女性

【初診日】’12年9月17日(施術回数1回)

【現病歴】
昨日の朝に腰を痛め、家事をこなすのが苦痛。
思い当たる原因としては冷蔵庫の一番下の棚から物を取り出そうと腰を無理に曲げたこと。

【動作時の腰の痛みの確認】
前屈は45度程度で痛みがあり、後屈はほとんどできない。
側屈は左右ともに痛みがあり、捻っての痛みはありません。

【治療】
単純な筋肉の問題と考え、まず左右のF4・F5を刺絡。
これだけで前屈と右側屈時の痛みが消失しました。

次に虫垂炎の既往があったので、手術痕部の圧痛点にパイオネックス・イエローを貼付しました。
これで後屈時の痛みがなくなり、可動域も改善しました。

操体法を3種行うと左側屈時の痛みも無くなりました。

操体法3種とF4・F5へのお灸を指示して治療終了しました。

帰り際に「治療前は痛みで前屈みになっていたが、今はまっすぐ立てる」と仰る。

4日後に症状の経過を伺った際には、「かなり楽」とのことなので略治としました。

1年以上続いていた胃痛と吐き気 45歳女性 横浜市泉区在住

【症例】45歳女性 横浜市泉区在住 

【初診日】’13年4月24日(施術回数1回)

【現病歴】
去年の3月より一日の半分を寝込んでしまうほどの胃痛が始まり、3月半ばより1ヶ月入院していた。
胃カメラ、エコー、CT、レントゲン、尿検査では異常が見つからず、胃の上部にびらんが見られる程度だった。
12指腸潰瘍の疑いが指摘され、胃収縮性の胃痛と診断された。
食事は入院して以来まともに摂れていない。
今年の3月からは10㎏体重が減っている。1日中点滴によって栄養を摂取し、痛み止めも飲んでいるが、鎮痛効果は1日もたない。昨日は夜中の2~3時に胃の痛みで目が覚めた。
今朝はブロッコリーを1口食べただけ。
痛みは食事に関係なく突然始まる。
喘息の薬(ステロイド)で胃痛が楽になる。
2日に一度は嘔吐している。

【腹診と動診】
下カン付近の圧痛と、ベッド上で仰臥位になる動作で痛みが出るとのことなので、それらの痛みを治療の指標とした。

【治療】
胃痛発症前にタバコの煙によって喘息が悪化し、喘息の薬を飲むと胃痛も治まるとのことなので、左右のH5・F5にピソマを貼って指で刺激する。
これで下カンの圧痛が少し軽くなり、動作時の痛みも軽くなったとのこと。

次に胃疾患なので左F1にもピソマ。
痛みがさらに軽くなったとのこと。

左F6にも同様にピソマを貼るが、これは変化が無いとのこと。

最後に百会に鍼すると、これまた少し楽になったとのことで、ト-タルで「10あった痛みが、3まで減った」そうです。

ピソマのカートリッジを渡し、毎晩刺激することと、副交感神経を抑制すると症状が改善するようなので、なるべく体を動かすよう指導して、その日の治療を終了。

【その後】
3日後に電話で様子を伺うと、なんと3日前の治療以来、痛みが無くなり、食欲も出てきて、連休明けに検査を受ける予定だが、それに行くかどうかも迷っているとのことでした。
ほとんど症状が消失したので、この時点で略治としました。

【考察】
恐らくお医者様の診断どおり、胃収縮性が原因の胃痛だったため、機能面にアプローチする刺激入力によって痛みが無くなったのだと思います。
これが潰瘍や胃炎だった場合には、これほど素早く痛みが無くなるとは思えません。
来院された時は、階段を昇る際にも手すりにつかまりながらフラフラされていたので、かなり体力が無くなっていることが伺われましたが、治療3日後のお電話口ではその声から元気な様子が伺われました。
患っていた期間が長かった割に、あまりに呆気なく病状が改善したので、私の方が驚かされてしまいました。

後日、治療前後での変化やその後の状態をエキテンに投稿していただきました。

井穴刺絡図

10年以上患った眼精疲労による頭の圧迫感 40代男性

【症例】40代男性 川崎市多摩区在住

【初診日】’16年3月18日(施術回数1回)

【現病歴】
2000年頃から顔面部と後頭部に圧迫感や重だるい感じがあり、脳への血流が抑えられている感じがする。
疲労やストレス、姿勢が悪い事が原因として思い当たる。
ヨガで40~50分体を動かすと翌日は調子がいい。
PC作業で症状が悪化する。
特に30代の時、夜中にPC作業をすることがあり、その時は特に症状がひどかった。
指圧を受けるとリラックスできて症状が改善するが、翌日には再燃してしまう。

【既往歴】
7~8年前にレーシックの手術を受けた。

【触診】

○:圧痛あり

天柱穴、腋窩部、合谷穴、前頚部に圧痛を検出しました。

【症状の確認】
頚部の前後屈、側屈、回旋に伴う症状の変化はありませんでした。
眼を閉じると開いているよりも圧迫感が楽になるそうです。

【施術】
鍼施術を希望されたので、伏臥位で圧痛を検出した天柱穴や肩背部に単刺術とマッサージ、その後仰臥位で合谷穴への単刺術と頭顔面部のマッサージ、股関節揺らしを施しました。
起き上がってもらい状態を伺うと、「眼を開けていても辛くない」、「腰も楽になった」とのこと。

目を酷使すると症状が悪化する、閉眼で症状が楽になる、天柱穴や眼の周囲を刺激することで症状が改善したことから、眼精疲労によるものの可能性が高いことと、ホットアイマスク等で温めれば再度増悪しても対処可能でしょうと伝えて初診を終了しました。

【その後】
1週間後の3月25日に腰痛を訴えて来院されましたが、「頭の症状は自分でマッサージしたり、ホットアイマスクを使用して楽になっている」とのことでした。

頚の筋肉が影響した左側頭部痛 40代男性

【症例】40代男性 川崎市多摩区在住

【初診日】’15年6月1日(治療回数2回)

【現病歴】
’14年1月から左側頭部がズキズキ痛むようになった。
運動中や散歩中は比較的症状が軽く、仕事のことを考えている時や、仕事中に悪化する。
運転中に悪化することもある。
仕事のストレスが原因の一つだと思う。

【症状の確認】
単に座っているだけでも痛みがあります。

頚部の動きに伴う痛みの変化は下記のとおり。
前屈(+)
後屈(±)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(+)

仰臥位と座位では座位の方が痛みが強いです。

【触診】
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◎:強圧痛あり
○:圧痛あり
×:圧痛なし

【視診】
咬筋が左の方が発達しています。

【積極的問診】
視力は左の方がよく、検眼は1年前が最後。

【施術】
まず強圧痛を検出した左側頭部をマッサージで解しました。
これで座位や頚部の動きに伴う痛みが「10から5に減った」そうです。

次にこれまた強圧痛を検出した左前頚部をマッサージしました。
すると痛みが「5からに2に減った」そうです。

硬くなっている筋肉や施術個所から、喰いしばりと眼精疲労が影響していることが考えられることを説明。

増悪した場合は左側頭部をマッサージすることと、背もたれを利用した頚部のマッサージ、胃腸のストレス軽減のために夕飯の糖質摂取を控えるよう指示して初診を終了しました。

「第2診」同年6月8日

「頭痛は我慢できる程度に治まっている」
「夕飯の糖質は減らしているが調子がいい気がする」

【症状の確認】
座位(+)
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(+)

【施術】
前回の触診時に圧痛を検出した左合谷穴に座位でパイオ・イエローを貼付すると、右側屈と左回旋の痛みが少し改善しました。
伏臥位で左胸鎖乳突筋部をマッサージで緩めると、座位、右側屈、左回旋での痛みが消失しました。

【その後】
第2診の2週間後に来院されましたが、左側頭部の痛みはそれほどではなく、頚の痛みの方が気になるとのことだったので、頭に関しては略治としました。