タグ別アーカイブ: 2014年

休養で改善するが投球するとすぐに悪化してしまう右肩痛 40代男性

【症例】40代男性

【初回日】’14年3月24日(施術回数1回)

【現病歴】
’13年1月に全くの素人にも関わらず、大したアップもせずに野球のボールを投げたら、右肩の前側に痛みが走った。
2~3か月休養すると痛みは改善するが、投球を再開すると悪化してしまう。
医者には掛かっていないが、自分で調べた限りでは「インピンジメント症候群」だと思う。

【副訴】
右大腿前面にも痛みがある。

【症状の確認】
屈曲(+)
外転(+)
水平屈曲(-)
水平伸展(-)
結髪動作(-)
結帯動作(++)

腕を上げる動作と、後ろに手を回す結帯動作で痛みが出ます。

【触診】
右肩周囲では肩髃穴に、右前腕部では尺沢穴に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に頂かなかったので、座位でのパイオネックスでの施術から始めました。
まず圧痛を検出した右肩髃穴にパイオネックス・イエローを貼付してタッピングを施しました。
再び右肩を屈曲してもらうと、痛みが無くなっていました。
しかし、まだ結帯動作での痛みが残ります。
次に先程と同様に、圧痛を検出した右尺沢穴にパイオネックス・イエローを貼付しタッピングを施しました。
再び結帯動作をしてもらうと、痛みが無くなっていました。
投球動作をしても痛みが無かったので、外に出て軽くキャッチボールをしてみましたが、やはり痛みはありませんでした。

思いの外、右肩の痛みが早く取れてしまったので、残った時間で右大腿に対する施術も行って、初回を終了しました。

【その後】
約1年後の’15年4月に左肩の痛みで来院されました際に右肩の状態を伺うと、「あれからずっと野球を続けていて、今度投手を任されることになった」とのことでした。

腰痛と連動して悪化した頚痛 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’14年2月24日(施術回数1回)

【現病歴】
’10年に腰が痛くなりだしてから、首肩も痛み出すようになった。
痛みはストレッチで一瞬だけだが改善する。

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(+)左(±)
斜め前:右(+)左(+)
斜め後:右(+)左(+)

特に側屈で頭を横に倒した際に、倒したのと反対側の首に出る痛みが気になるとのことだったので、この痛みを効果判定の基準として優先することにしました。

【触診】
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〇:圧痛あり

左右の肩外兪穴と翳明穴に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に無かったので、首肩の痛みで一番効果が出やすく、また効果の判定も容易な座位での施術を試みました。
まず側屈時の痛みだったので、経絡(皮膚のつながり)から左右の中渚穴にパイオネックス・イエローを貼付。
これで側屈時の痛みが少し改善しました。
次に圧痛を検出した左右の翳明穴にもパイオネックス・イエローを貼付。
これで側屈の痛みがほとんど無くなったので、その他の動きでも確認してみると、前屈、後屈、右斜め前屈&後屈での痛みも無くなっていました。
残った左斜め前屈&後屈に対しての施術を進めました。

まず、右合谷穴にパイオネックス・イエローを貼付。
これで左斜め前後屈の痛みが無くなりましたが、「左右の斜め後屈での詰まり感が残る」そうです。
触診の段階で圧痛を検出していた、左右の肩外兪穴にもパイオネックス・イエローを貼付。
すると、この左右の斜め後屈での詰まり感も消失しました。

【その後】
’14年3月1日にその後の状態について伺うと、「あれ以来調子が良い」とのことでした。

【所感】
この症例の時点ではそれほど気にしていなかったのですが、最近、首肩周りの動きの制限や痛みの原因として、肩外兪穴(肩甲挙筋)の辺りが非常に重要なのでは?と考えています。

捻挫と診断された左足首内側の痛み 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’14年2月24日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年1月26日に左足首を捻って痛めたが、2週間前の2月10日に再び同じ個所を捻って痛めてしまった。
整形外科では捻挫と言われた。
週に一度の休日の運動が楽しみなので、少しでも早く痛みを無くしたい。

【症状の確認】
片足立ち:左(-)
つま先立ち:両足(+)左(+)

【触診】
痛みを感じる部分は足首の内側だそうで、商丘穴に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に無かったので、再発時にも患者自らで対応できるよう、ピソマでの施術を試みました。
つま先立ちで痛みが生じていたので、ちょうど負担が掛かる左のF1隠白穴とF2大敦穴にピソマⅡを貼付し、30~40回ほどタッピングを施しました。
再びつま先立ちをしてもらうと、両足では痛みが出なくなりましたが、左足だけだとまだ痛みが出ます。
次にF1隠白穴とF2大敦穴のちょうど中間(第2大敦or中央大敦)にもピソマⅠを貼付し、同様にタッピングを施しました。
すると、片脚つま先立ちでの痛みが減りましたが、まだ痛みは残るようです。
更に、より患部に近い太白穴と公孫穴にもピソマⅡを貼付して、片脚つま先立ちをしてもらうと「痛む場所が移動した」そうです。
最後に、ピソマの使い方を指導して(ピソマはテープさえ代えれば何度でも使用できます)、初回を終了しました。

【その後】
3月1日(初回の5日後)に電話で足首の状態を伺うと、「週末の運動にも復帰できたが、今日少し痛めてしまった」とのことでした。

「椎間板ヘルニア予備軍」と診断された腰痛 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’14年2月24日(施術回数1回)

【現病歴】
4年前の学生時代から、腰に痛みを感じるようになった。
’10年に整形外科に掛かった際には「椎間板ヘルニア予備軍」と言われた。
’12年にはストレスも多大だったせいか、足を引きずりながら歩くくらいに痛みがあった。
痛みは、入浴後にストレッチをすると一瞬だけだが楽になる。
しかし、ストレッチをしないと寝付きにくいので、ストレッチはよく行っている。
逆に座りっ放しでいると、痛みが悪化する。

【副訴】
腰痛の影響からか、首肩にも重だるいコリ感がある。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(±)
回旋:右(±)左(-)

後屈のみ明確に痛みが確認できたので、こちらを効果測定の目安としました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に頂かなかったので、セルフ・ケアが容易な体操でまずは改善を図りました。
後屈で痛みが出る一方、前屈では痛みが無かったので、操体法の考えから立位のまま前屈のストレッチを軽く行ってもらいました。
可動域が大きくなって、筋肉が多少ほぐれてきたことが確認できた後に、再度後屈してもらいました。
すると、先ほどまであった痛みが消失していました。
「痛みは体からの『その方向には動かさないで』というサインだと思って、反対方向にストレッチすると改善することがあります」と説明し、腰痛が再燃した際には、痛みが出る方向とは逆方向へのストレッチを行ってみるようアドバイスしました。
腰への施術は以上で終了し、その後、副訴の首肩の痛みに対する施術を行いました。

【その後】
同年3月1日(初回の5日後)にお電話で腰の状態を伺うと、「首肩も含め、状態はいい」とのことでした。

【所感】
問診の段階で、患者が「入浴後のストレッチで痛みが改善する」、「座りっ放し、ストレスで悪化する」と言っているとおり、本症例の腰痛の原因は筋肉のコリ(硬化)だったと思われます。
ストレッチで改善したという事実も、そのことを支持していると思います。
なお、整形外科医がよく腰痛の原因として説明・診断する椎間板ヘルニアなどによる「神経の圧迫」で痛みが出ることも無くはないですが、かなり限定的なケースです。
「ヘルニアと診断されて痛みの改善を諦めている」という方は、是非一度鍼灸やマッサージをお試しください。
詳しくは、痛みの生理学「椎間板ヘルニアについて」もご覧ください。

就職後から出始めた腰痛 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’14年11月26日(施術回数1回)

【現病歴】
仕事をし始めた頃から腰全体に重だるい感じが出始めた。
特に長時間のPC作業で辛くなる。
医者には掛かっていない。
今は右腰が気になる。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(±)
回旋:右(-)左(-)

ただ立っているだけでも、右腰に違和感があるそうです。

〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛む

【施術】
以前に肩こりで来院された際に、体操で症状が改善したのを経験いただいていたので、この日はストレッチでの施術を提案させていただき了解をいただきました。
仰向けになってもらい、まず股関節揺らしを施しました。
次に左右の臀筋を入念にストレッチでほぐしました。
これで仰向けで膝を伸ばした際の痛みが軽減しました。
立ち上がってもらい腰の状態を確認してもらうと、立位と左側屈での違和感が当初よりも軽減していました。
更に、姿勢が改善しているのも実感してもらえたようです。
ご自宅でも行えるお尻のセルフ・ストレッチを指導して施術を終了しました。

デスクワークで悪化する右肩のコリ感 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’14年11月19日(施術回数1回)

【現病歴】
就職した頃から、右肩にコリ感を感じるようになった。
肩こりと同時に腰痛も出始めた。
デスクワークが多いことと、体の疲労が原因として思い当たる。
PC作業が多いと辛くなり、マッサージを受けたり、温めると楽になる。
歯ぎしりをしているせいか、就寝中に辛くなることもある。

【副訴】
就寝中に足が攣る事がある。
体質を改善したい。

【症状の確認】
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
斜め前:右(-)左(-)
斜め後:右(-)左(-)

動作時の痛みはありませんが、座っている姿勢で右肩にコリ感を感じるそうです。

【施術】
鍼施術、特に体質改善目的での施術に興味があるとのことでしたが、「体質を改善するには、食事と運動の方が確実で安上がりですよ」と説明し、納得してもらった上で、まずはセルフケアの効果を実感してもらうべく、首肩の体操を行ってもらいました。
首を左右に5回ずつ回してもらい、更に肩も前後に5回ずつ大きく回してもらいました。
直後に「右肩のコリ感はどうですか?」と伺うと、「楽になった」とのこと。
更にうつ伏せになってもらい、右を中心に首肩にマッサージを施しました。
起き上がってもらい、コリ感について伺うと「更に楽になった」とのこと。

最後に、首肩を回す体操をコリ感を感じた際に行うこと、夕食での糖質を控えること、就寝時は暖かい服装にすることをご提案して初回を終了しました。

【その後】
’14年11月26日(初回の7日後)に来院された際に肩こりについて伺うと、「体操をしているせいか、耐えられないことは無くなった」とのことでした。
副訴だった就寝中の足の攣りも、寝間着を変えたところ和らいだそうです。

家具を移動させた3日後から生じた腰痛 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’14年2月20日(施術回数3回)

【現病歴】
’14年2月19日の夕方から腰が痛み出した。
就寝時には痛みは無い。
2月16日に家具の移動をしたことが原因として思い当たる。
じっと座っていると痛みが悪化する。
お風呂に入って体を温めても痛みに変化はなし。
歩いたり、階段を昇るのは問題ないが、前に屈むのが辛い。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(++)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
上体起こし(+)

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

左右の鼡径部外側に強圧痛を、この鼡径部の強圧痛の少し内側と臀部数か所に圧痛を検出できました。
腰(腰椎周囲)には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
以前に鍼施術で症状が改善した経験があるそうで、鍼に対して好印象なことと、強刺激は苦手だということなので、まずは鍼での施術を試みました。
座位で圧痛を検出した臀部の2点にパイオネックス・イエローを貼付。
これで前屈、左側屈での痛みが消失しました。
仰向けになってもらった瞬間、つまり上体起こしに近い状況で腰に痛みが出たそうなので、股関節揺らしを施しましたが、上体起こしでの痛みに変化はありません。
少し痛みに耐えてもらいながら、左右の鼡径部にマッサージを施すと、この上体起こしでの痛みが消失しました。
「かなり久しぶりに、足を伸ばして仰向けになれている」とのことでした。
最後にセルフケアとして、臀部と鼡径部を軽くマッサージすること、なるべく体を動かすよう指示して初回を終了しました。

《第2回》’14年2月24日(初回の4日後)

【経過】
「昨日23日の午前中までは痛み止めを飲んでいた」
「体を動かしている間に少しずつ良くなってきた」
「昨日からお風呂に入って体を温めると少し楽になる感じがする」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

【施術】
座位で患部周囲を触診すると、左臀部に圧痛を検出できました。
そのまま同点にパイオネック・イエローを貼付。
すると、左側屈の痛みは消失。前屈の痛みも改善しました。
ここで「デスクでの作業中に痛みが出たことがある」と仰るので、施術を一端中段。
痛みが出る動作を確認した上で、更に左臀部にパイオネックスを追加で貼付しました。
すると、このデスクワーク時の痛みも消失しました。
揺らしや股関節揺らしを施して、第2回を終了しました。
着替えてもらう際に、靴下を履く動作で「左足を上げると痛い」とのことでした。

《第3回》’14年2月26日(初回の6日後)

【経過】
「朝、洗面台で顔を洗う時に痛む」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(±)
靴下を履く動作:右(+)左(+)

〈座位〉
足上げ:右(-)左(+)

【施術】
まず座位で左鼡径部を触診すると、圧痛を検出できたので、同点に対してマッサージを施しました。
しかし座位で足を上げた際の痛みに改善はありませんでした。
次に座位のまま、左臀部を触診すると、圧痛を検出できたので、同点にピソマⅠを貼付。
再度痛みを確認してもらうと、座位での足上げ、前屈、靴下を履く動作共に痛みが無くなっていました。

【その後】
3月4日に電話で様子を伺うと、「すっかり元通りとはいかないものの、だいぶ良くなってきている」「起床時がやはり筋肉が固まっている感じがして少し辛い」とのことでした。

剣道の動きで増悪する左足薬趾部の痛み 10代女性

【症例】10代女性

【初回日】’14年8月5日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年7月23日に剣道をやっていた際に左足先が痛むようになった。
痛みは安静にしていれば良くなるが、剣道を再開すると悪化する。
医者ではモートン病と言われた。

【症状の確認】
片脚でのジャンプ:右(-)左(+)
剣道の動作(-)

痛みは左足薬趾の周囲に出ているそうです。

【施術】
患部周囲を触診すると、左足甲の第3・4中足骨間部に圧痛を検出できたので、同点にピソマⅡを貼付。
再度片脚ジャンプをしてもらうと、「(足の)裏の痛みだけ残る」そうです。
次に足底を触診すると、左第4MPJ周囲に圧痛を検出できたので、同点に今度はソマレゾンを貼付。
これで片脚ジャンプでの痛みが消失しました。
最後にピソマとソマレゾンの使用方法を指導して、施術を終了しました。

CTで異常無しと言われた左後頭部痛 30代男性

【症例】30代男性 川崎市在住

【初回日】’14年4月2日(施術回数1回)

【現病歴】
3週間ほど前から左後頭部に頭痛を感じている。
頻度、程度は徐々に悪化している。
思い当たる原因としては、疲労とストレスがある。
お風呂に入ると痛みは改善する。
下を向くと痛みが悪化する。
脳神経外科に掛かってCT撮影したが異常は見つからず、「肩こりが原因」と言われた。
一日の中で痛みの程度は変化しない。
症状が楽になれば、施術方法は何でも構わない。

【症状の確認】
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
単純仰臥位(+)

【施術】
まず座位でのパイオネックスでの施術を試みました。
左腕骨穴にパイオネックス・イエローを貼付して、しばらくタッピングを施しました。
ここで再度、頭を前に倒してもらうと、前屈時の痛みが無くなっていました。
しかし後屈での痛みが新たに発生してしまいました。
次に左合谷穴にパイオネックス・イエローを貼付して、先ほどと同様にタッピングを施すと、後屈の痛みは少し改善しました。
ここで単純仰臥位での痛みを確認すると、仰臥位になって30秒経過すると痛み出します。
仰臥位になってもらい、股関節揺らしを施しましたが、この仰臥位での30秒経過後の痛みに変化はありませんでした。
座位になってもらい、左右のH5にピソマⅡを貼付してタッピングを施しましたが、仰臥位での頭痛に変化はありません。
交感神経を興奮させるために、その場での駆け足を3分ほど行ってもらうと、仰臥位での痛みが無くなりました。
なるべく体を動かすことと、糖分の摂取を控えるようアドバイスして施術を終了しました。

【感想】
前屈時の痛みは手のツボを刺激したことで改善したことから「筋肉のコリ」の影響から生じ、仰臥位での痛みはその場駆け足によって交感神経を興奮させることで改善したことから「副交感神経過剰興奮」によって生じていたと思われます。
もちろん、その場での駆け足によって自律神経以外にも、「体が温まる」などの変化も起こるので、「自律神経の影響だけ」とは言い切れませんが、原因のひとつとしては考えられるのではないでしょうか。

CTで異常なしと言われた右後頭部痛 40代男性

【症例】40代男性

【初診日】’14年12月27日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年12月20日から右後頭部に痛みを感じるようになった。
翌21日に痛みが悪化したが、それ以来痛みの程度は平行線。
お風呂に入っている最中や、横になると痛みは楽になる。
反対に飲酒時には、左右両方に痛みを感じる。
脳神経外科と眼科に掛かって、CTを撮ったが「特に問題は無い」と言われた。

【症状の確認】
〈頚部との連動〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(-)

体幹部の前屈(+)

【触診】
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〇:圧痛あり
×:圧痛無し

右前頚部の胸鎖乳突筋と斜角筋に圧痛を検出しましたが、左前頚部には圧痛は検出できませんでした。

【視診】
奥歯のすり減り具合を確認すると、右の方がすり減っています。
自覚的にも右の方が噛みやすいそうです。

【施術】
施術方法に関する希望は特にありません。
仰臥位になってもらい、圧痛を検出した右の胸鎖乳突筋と斜角筋、それぞれに3箇所、4箇所パイオネックスを貼付。
ここで起き上がってもらい、先ほどと同様に動いてみてもらうと、右回旋、体幹部の前屈の両方で痛みが消失していました。
最後に揺らしを施して、施術を終了しました。

施術後に、首の筋肉が硬くなってしまっていることが痛みの主な原因として考えられること、食い縛りが首の筋肉を硬くしてしまっていること、ストレスが食い縛りの主な原因の可能性が高いこと、日常生活で注意すべきことを説明。
説明の最中、時折痛みが出るものの、程度、頻度共に来院時よりも軽減。

ストレッチで著効した抱っこによる後屈時の腰痛 30代女性

【症例】30代女性

【初診日】’14年3月2日(施術回数1回)

【現病歴】
妊娠中から腰痛になり、出産後も痛みが引かない。
子供を抱っこすると痛みが悪化する。
お風呂に入ると改善する。

「抱っこで悪化する」とのことなので、実際にどういった体勢で抱っこしているのか見せてもらうと、抱っこそのものは問題無かったのですが、抱きかかえる時と下ろす時に膝を伸ばしたままの姿勢を取られていました。
この姿勢を取ると痛みも出ます。

「それじゃあ腰痛にさせてくださいって言ってるようなものですよ」と思わず突っ込んでしました。
しっかり膝を曲げ、腰を落としてから抱きかかえたり、下ろしたりする動作をしてもらうとそれだけで痛みが出なくなりました。

【痛みの確認】
後屈と仰向け寝で左腰に痛みが出ます。
前屈、左右側屈・回旋では痛みはありません。

【治療】
股関節揺らしを行うと仰向け寝の痛みが無くなりました。
膝倒しは気持ちいいそうなので、少しストレッチしました。
うつ伏せになってカエルを行おうとしたら、どちらの脚を持ち上げても痛みがありませんでした。
大腿前面と外旋筋のストレッチが気持ちいいそうなので、こちらもストレッチしました。

ここで起き上がって後屈してもらうと痛みがなく、むしろ前屈の時に右腰が気になるそうです。

圧痛のあった右屈伸にパイオネックス・イエローを貼付すると前屈の痛みも改善しました。

揺らしを行い、腸内ガスのために糖質制限食を、手荒れのためにワセリンでの保湿、メガネのフレームがずれていたので宮下さんの検眼を受けること、抱っこの仕方を変えるよう指示して治療を終了しました。