タグ別アーカイブ: レントゲン

レントゲンで「異常なし」と言われた左膝痛 50代男性

【症例】50代男性

【初回日】2016年3月7日(施術回数2回)

【現病歴】
2015年12月1日から左の膝が痛むようになった。
思い当たる節は特に無い。
階段昇降が辛い。
整形外科でレントゲン撮影の上、「異常なし」と言われた。
整体にも行ってみたが、あまり改善しなかった。

【既往歴】
特に無し。

【触診】

◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じる左膝前面には圧痛は検出できませんでした。
左膝後面内側に強圧痛、左足の甲と足首の一カ所(商丘穴付近)に圧痛を検出できました。

【症状の確認】
しゃがむ(+)※
階段昇り(+)
階段降り(±)

※しゃんがむ動作では、曲げ切った瞬間には右膝に、90°程度曲げた瞬間は左膝に痛みが出ます。

【施術】
鍼での施術を希望されたので、仰臥位での鍼施術から始めました。
圧痛を検出できた左足の甲全体と鶴頂穴、陰谷穴の少し上方に単刺術を施しました。
更に右の委陽穴にも単刺術を施しました。
ここで再度症状を確認すると、しゃがむ動作と階段を昇る動作での痛みが、左右共に減って違和感程度になっていました。
更に階段を降りる動作での左膝の痛みは消失していました。

次に仰向けに寝てもらって、左足にマッサージ、左右の臀筋にストレッチを施しました。
「3月13日にスポーツの試合がある」とのことだったので、3日後の予約をしてもらい初回を終了しました。


「第2回」2016年3月10日(初回の3日後)

【経過】
「右膝、左膝共に仕事中に痛んだ」
「今日は特に辛い」
「一昨日、昨日は右だけ痛んだ」

【症状の確認】
しゃがむ(+)※
階段昇り(-)
階段降り(+)

※初回と同様、曲げ切った瞬間には右膝に、90°程度曲げた瞬間は左膝に痛みが出ます。

【施術】
右の委陽穴、陽陵泉穴、足三里穴、中足骨間点(足の甲の骨と骨の間)に単刺術を施しました。
ここでしゃがむ動作をしてもらうと、右膝の痛みが消失していました。
もう一度仰向けになってもらい、左の中足骨間点に単刺術を施しました。
これでしゃがみ動作と階段降りでの左膝の痛みが消失しました。
左膝に関しては、足の甲への施術で痛みが消失したことから、「安全靴などの足の負担が大きい靴を履いていることが、治りきらない要因の一つの可能性がある」ことを説明して第2回を終了しました。

階段昇降で生じた左踵の痛み 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’16年6月1日(施術回数2回)

【現病歴】
’16年5月23日に昼休みに階段の昇り降りをした際に少し左踵に軽い痛みを感じだし、夕方から階段の昇りで痛みが強くなった。
階段を降りる時は痛みは無い。
5月28日に整形外科に行き、レントゲン撮影したが異常はなく、超音波検査で「内くるぶしの下の関節が炎症していて、アキレス腱にも影響している」と言われた。
シーネ固定、湿布、痛み止め薬を処方してもらったが、痛みに変化は無い。

【既往歴】
特に無し。

【触診】
IMG_0269
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〇:圧痛あり
✕:圧痛無し

左足の甲と踵に圧痛を検出しました。
右足の同部位には圧痛はありませんでした。

【症状の確認】
踏み台昇り(+)
踏み台降り(-)
歩行(+)
片足スクワット(+)

【施術】
施術方法については特に希望がないとのことだったので、まずは座位で圧痛を検出した左の崑崙穴と太谿穴にハペパッチを貼付。
すると踏み台昇りでの痛みが無くなりましたが、片足でスクワットをするとまだ痛みがあります。

次に仰臥位になってもらい左足全体、特に甲を中心にマッサージを施しました。
実際に階段を昇ってもらうと、「少し痛みがあるが、施術を受ける前は一段ずつしか昇れなかったのが、今は普通に昇れる」とのこと。

もう一度座位になってもらい、左の崑崙穴と太谿穴周囲を触診し検出した圧痛部位にハペパッチを貼付。
すると片足スクワットでの痛みが「外側だけになった」そうです。

最後に左足の筋肉をほぐす方法を伝えて初回を終了しました。

《第2回》’16年6月11日(初回の10日後)

【経過】
6月4・5日と動き回ったためか、7日か8日にまた踵が痛み出した。
今は違和感程度になっている。

【症状の確認】
踏み台昇り(+)
踏み台降り(-)
片脚スクワット(+)

【片脚立ち能力の確認】
片脚スクワットでのフラツキ:右≒左

【施術】
左臀筋のペアストレッチを施すと、片脚スクワットでの痛みが改善しました。
仰臥位になってもらい左足部にマッサージを施すと、片脚スクワットでの痛みが「踵ではなく甲に感じる」そうです。
座位で甲を触診すると、足臨泣穴と薬趾端に強い圧痛を検出できたので、同点にハペパッチを貼付。
すると甲に感じていた痛みも消失しました。
最後に臀筋のセルフストレッチの方法を伝えて第2回を終了しました。

疲労骨折と診断された右脛痛 17歳男性

【症例】17歳男性

【初診日】’13年5月4日(施術回数1回)

【現病歴】
4月の始め頃に運動中に右の脛が痛くなり、整形外科にてレントゲン検査の結果、疲労骨折との診断を受けた。
現在はジョグなどの軽い運動では痛みは出ないが、強度の強い運動を続けると徐々に痛みが出てくる。
ただ骨折していると言われた部位と自覚的に痛みを感じる部位が15センチほど離れている。
整形外科で「疲労骨折の痛みは偏平足が原因」と言われ、特殊な足底板を作成したが、痛みが無くならないとのこと。

【症状の確認】
痛みが出る姿勢を確認すると、右片足でのつま先立ち、左足前の前後開脚で後ろの右足に負荷をかけると違和感を感じ、右足のつま先立ちジャンプではっきりとした痛みが脛にある。
これらの痛みを治療指標としました。

【施術】
運動が原因なのでもしかしたらこの場で痛みが取れても、運動中にまた痛みが出てきてしまう可能性を納得してもらった上で治療を開始。

つま先への荷重で症状が増悪しているようなので、まずは単純にF1・2周囲に痛みがないか見てみましたが、特に際立った圧痛点はありませんでした。

更に母趾の指腹側も診ていくと、中心からやや外側に圧痛点が見つかりました。
まずはピソマⅠを圧痛点に貼付して、再度先ほどの運動をしてもらうと、片足つま先立ちと前後開脚では痛み・違和感ともに消失。
片足つま先立ちでのジャンプにはまだ痛みがありました。

母趾指腹の外側をもう一度触診すると、先ほどの場所よりも更に外側に圧痛点が見つかりました。
肉が多い部分だったので、ピソマⅡを貼付して再度片足つま先立ちジャンプをしてもらうと、「貼ったのが痛いです」とのこと。
「申し訳ない」と謝りながら、ピソマⅡをソマレゾンに付け替えると、つま先立ちジャンプでもほとんど痛みが無くなったそうです。

「こんなに良くなるものなんですか?」と患者の子は不思議な様子。

ピソマとソマレゾンの使用方法、恐らく骨折自体は治っていると伝えて、治療を終了しました。

【感想とか】
レントゲンに映る骨折部位と自覚的な痛みの部分に15センチ程の距離があったので(レ線撮影は4月始めのみ)、恐らく骨自体は治っていて、痛みだけが残ってしまっていたため、著効したのだと思います。
皮膚を30秒くらい刺激しただけで、骨折が治るとは思えませんから。

井穴刺絡図

20年近く患った原因不明の右腰痛 50代男性

【症例】50代男性

【初診日】’13年8月18日受診(施術回数1回)※以前に腹部の症状で来院

【現病歴】
20年程前から痛み出し、整形外科でレントゲンを撮ったが、特に問題は見つからなかった。

【痛みの確認】
前後屈、左側屈、左右回旋で右腰に痛みが出ます。
右側屈では痛みは出ません。

【治療】
股関節揺らし、操体法の膝倒し、カエルを行うと、前屈の痛みが減り、右回旋では痛みが無くなりました。
後屈、左側屈・回旋では痛みががかなりあります。

座位で右京門と大腸兪に2点ずつパイオネックス・イエローを貼付すると、座位での左側屈の痛みが減りましたが、立位ではまだ痛みが出ます。

左足臨泣にパイオネックス・イエローを貼付すると、立位での左側屈の痛みが改善しました。
同時に「胃のあたりも少し楽になってきた」そうです。