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眼を動かしたり首を前に曲げると生じるめまい 30代男性

【症例】30代男性

【初回日】2015年3月17日(施術回数1回)

【現病歴】
2015年3月1日から体調が悪化したせいか、やけにまぶしさを感じるようになり、テレビやPCで白く発光した画面を見るとめまいが出るようになった。
寝ている時はめまいは出ない。
内科に掛かったが、片頭痛と言われ胃薬を処方された。
3月12日に別の内科に掛かって、血液検査とエコー検査を受け、同月15日にはMRIも受けたが問題は見つからなかった。

【症状の確認】
〈頚部の運動〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
斜め前:右(-)左(-)

頚を前屈させた際にのみめまいが出ます。

〈眼球運動〉
動く物体を目で追ってもらうとめまいが出ます。

【触診】

〇:圧痛あり

後頭部と側頭部に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法の希望はありませんでしたが、鍼施術の経験は無いとのことだったので、マッサージでの施術を提案し了解を頂きました。
まずうつ伏せになってもらい、圧痛を検出した後頭部とその周辺にマッサージを施しました。
筋肉が柔らかくなったのを確認してから起き上がってもらいました。
施術前よりも「周囲が見えやすくなった」そうです。
ここで最初と同じ様に眼球を動かしたり、頚を前屈してもらいましたが、めまいは出なくなっていました。
更に仰向けになってもらい、圧痛を検出した側頭部に加え頭頂部、眼球周囲にもマッサージを施しました。
起き上がってもらうと、先ほどよりも更に周囲が見えやすくなったそうです。
最後に「今回のめまいは、眼精疲労によるものの可能性が高い」と説明し、「眼科で検眼を受けてみるよう」アドバイスして初回を終了しました。

【その後】
初回の施術から8日後の3月25日に首の痛みを訴えて来院されましたが、その間に眼科に行かれたそうで、やはり「めまいは眼精疲労によるもの」と言われたそうです。
また、この頃には「めまいはだいぶ楽になった」そうで、その後も腰痛などで来院されましたが、めまいを訴えることはありませんでした。

【雑感】
丁寧に話を聞けば、それだけで眼精疲労がめまいに大きく影響していることがわかりそうなものですが、血液検査やエコー、更にはMRIまでした判断はいかがなものでしょうか?
患者が検査を要求したのかもしれませんし、経営上は問診だけで終わるよりも検査を多くやった方が儲かるので「正しい判断」なのかもしれませんが、それにしても医療資源の無駄遣いも甚だしいかと思います。