タグ別アーカイブ: つま先立ち

捻挫と診断された左足首内側の痛み 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’14年2月24日(施術回数1回)

【現病歴】
’14年1月26日に左足首を捻って痛めたが、2週間前の2月10日に再び同じ個所を捻って痛めてしまった。
整形外科では捻挫と言われた。
週に一度の休日の運動が楽しみなので、少しでも早く痛みを無くしたい。

【症状の確認】
片足立ち:左(-)
つま先立ち:両足(+)左(+)

【触診】
痛みを感じる部分は足首の内側だそうで、商丘穴に圧痛を検出できました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に無かったので、再発時にも患者自らで対応できるよう、ピソマでの施術を試みました。
つま先立ちで痛みが生じていたので、ちょうど負担が掛かる左のF1隠白穴とF2大敦穴にピソマⅡを貼付し、30~40回ほどタッピングを施しました。
再びつま先立ちをしてもらうと、両足では痛みが出なくなりましたが、左足だけだとまだ痛みが出ます。
次にF1隠白穴とF2大敦穴のちょうど中間(第2大敦or中央大敦)にもピソマⅠを貼付し、同様にタッピングを施しました。
すると、片脚つま先立ちでの痛みが減りましたが、まだ痛みは残るようです。
更に、より患部に近い太白穴と公孫穴にもピソマⅡを貼付して、片脚つま先立ちをしてもらうと「痛む場所が移動した」そうです。
最後に、ピソマの使い方を指導して(ピソマはテープさえ代えれば何度でも使用できます)、初回を終了しました。

【その後】
3月1日(初回の5日後)に電話で足首の状態を伺うと、「週末の運動にも復帰できたが、今日少し痛めてしまった」とのことでした。

歩きやつま先立ちで生じる右足甲の外側の痛み 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’17年4月28日(施術回数3回)

【現病歴】
’17年3月10日に7cmのハイヒールを履いて歩いていたところ、右足首を捻って骨にヒビが入りギブス固定となった。
3月末日にギブスが取れ、骨折時のような痛みではなくなったものの、右足の甲の外側に痛みが残る。
整形外科ではノイロトロピン錠を処方され、自宅でのふくらはぎのマッサージを指示された。
痛みは、入浴中に足関節の運動やふくらはぎのマッサージをするせいもあってか、お風呂上りには楽になっている。
仕事(デスクワーク)後にはむくみと冷感とシビレが強くなる。

【症状の確認】
立位を取ると右足に痛みが生じますが、前後屈など腰部の運動に伴う悪化は確認できませんでした。
歩行で痛みが出ます。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

右臀部に複数、右足甲の骨間部に1点だけ強圧痛を検出できました。
また左右の臀部と足甲部に複数の圧痛を検出できました。
臀部、足甲部共に左よりも右の方が圧痛点をより多く検出できました。

【施術】
鍼施術の経験が無く、マッサージでの施術を希望されましたが、痛みに多少敏感な様子だったので、場所によってはより刺激が少ない鍼を使わせてもらうことを提案し、承諾をいただきました。
まずうつ伏せになってもらい、右を中心に左右の足底と臀部にマッサージを施しました。
次に、仰向けになってもらい、圧痛を検出した右足甲の骨間部に単刺術を施しました。
その後、左右の臀筋にストレッチを施してから起き上がってもらいました。
最初と同じように足の痛みを確認すると、立位での痛みが無くなり、歩行での痛みも「最初が10だとしたら、6か7まで減った」とのことでした。
最後に足の甲と臀部のセルフ・ストレッチを指導して初回を終了しました。


《第2回》’17年5月12日(初回の2週間後)

【経過】
「5月9・10日に3cmのハイヒールを履いた影響か、痛みは出たり出なかったり」
「4月29・30日はダルさが出たが、その後は楽になった」

【症状の確認】
歩行(-)
つま先立ち:両(+)右のみ(++)
※前回、施術の指標とした歩行動作で痛みが確認できなかったので、更に負荷が高い種目を追加。

片脚立ちでのふらつき:右>左

【施術】
仰向けになってもらい、右足甲の骨間部に単刺術、マッサージ、ストレッチを施して、骨間部の筋肉をほぐしました。
次に右を中心に左右の下肢にストレッチをほぐしました。
起き上がってもらい、施術前と同じ様につま先立ちでの状態を確認しました。
すると、右片足では痛みが出るものの、両足であれば違和感程度にまで改善していました。
また右足だけで立った際に「踵に痛みを感じる」そうです。
ベッドに腰掛けてもらい、右の崑崙穴部2点と太谿穴部2点にピソマⅠを貼付し、タッピングを施しました。
これで再度右足で立ってもらうと、先ほどまで感じていた踵の痛みが「少し痛くなくなった」そうです。


《第3回》’17年5月19日(第2回の1週間後)

【経過】
「体重を掛けた時だけなど、痛みは減ってきている」
「昨日5月18日は仕事で立ったり座ったりすることが多く、夕方以降に膝下に疲労感が出た」

【症状の確認】
<右足甲>
歩行(-)
つま先立ち:両(+)右のみ(+)

<右踵>
片足立ち:右(-)

【触診】
患部周囲を触診すると、右京骨穴に圧痛を検出できました。
また右足の爪の生え際の両脇を押さえると、全ての指で圧痛を検出できました。

【施術】
座位のまま、圧痛を検出できた、右の京骨穴と全ての足趾の爪の生え際両脇にピソマⅠを貼付しました。
立ち上がってもらい、つま先立ちしてもらうと、両足だと違和感程度まで改善しました。
次に初回、第2回と同様に右足甲の骨間部に単刺術を施し、更に足部へのマッサージと下肢のストレッチを施しました。
ここで再度つま先立ちをしてもらうと、両足で違和感、右足のみで痛みありとそれほど大きな改善は見られませんでした。
しかし、右足でつま先立ちしてもらう際、施術前は腕の反動を利用してもわずかな時間しかつま先立ちできなかったのが、腕の反動を利用しないで行えるようになっていました。


【その後】
第3回から8日後の5月27日に来院していただきましたが、この時には「痛みがとても楽になって、地面を蹴って歩いても痛みは出ない」とのことでした。
実際に両足、右足のみでつま先立ちしてもらっても、痛みは確認できませんでした。
この日は、「下肢全体に違和感やシビレがある」とのことだったので、下肢全体にストレッチを施しました。
更に今回の右足甲の痛みの根本的な問題と思われる、「右片脚立ちでのふらつき」を改善させるためのスクワットと片脚スクワットを習得してもらいました。

疲労骨折と診断された右脛痛 17歳男性

【症例】17歳男性

【初診日】’13年5月4日(施術回数1回)

【現病歴】
4月の始め頃に運動中に右の脛が痛くなり、整形外科にてレントゲン検査の結果、疲労骨折との診断を受けた。
現在はジョグなどの軽い運動では痛みは出ないが、強度の強い運動を続けると徐々に痛みが出てくる。
ただ骨折していると言われた部位と自覚的に痛みを感じる部位が15センチほど離れている。
整形外科で「疲労骨折の痛みは偏平足が原因」と言われ、特殊な足底板を作成したが、痛みが無くならないとのこと。

【症状の確認】
痛みが出る姿勢を確認すると、右片足でのつま先立ち、左足前の前後開脚で後ろの右足に負荷をかけると違和感を感じ、右足のつま先立ちジャンプではっきりとした痛みが脛にある。
これらの痛みを治療指標としました。

【施術】
運動が原因なのでもしかしたらこの場で痛みが取れても、運動中にまた痛みが出てきてしまう可能性を納得してもらった上で治療を開始。

つま先への荷重で症状が増悪しているようなので、まずは単純にF1・2周囲に痛みがないか見てみましたが、特に際立った圧痛点はありませんでした。

更に母趾の指腹側も診ていくと、中心からやや外側に圧痛点が見つかりました。
まずはピソマⅠを圧痛点に貼付して、再度先ほどの運動をしてもらうと、片足つま先立ちと前後開脚では痛み・違和感ともに消失。
片足つま先立ちでのジャンプにはまだ痛みがありました。

母趾指腹の外側をもう一度触診すると、先ほどの場所よりも更に外側に圧痛点が見つかりました。
肉が多い部分だったので、ピソマⅡを貼付して再度片足つま先立ちジャンプをしてもらうと、「貼ったのが痛いです」とのこと。
「申し訳ない」と謝りながら、ピソマⅡをソマレゾンに付け替えると、つま先立ちジャンプでもほとんど痛みが無くなったそうです。

「こんなに良くなるものなんですか?」と患者の子は不思議な様子。

ピソマとソマレゾンの使用方法、恐らく骨折自体は治っていると伝えて、治療を終了しました。

【感想とか】
レントゲンに映る骨折部位と自覚的な痛みの部分に15センチ程の距離があったので(レ線撮影は4月始めのみ)、恐らく骨自体は治っていて、痛みだけが残ってしまっていたため、著効したのだと思います。
皮膚を30秒くらい刺激しただけで、骨折が治るとは思えませんから。

井穴刺絡図