1年以上続いていた胃痛と吐き気 45歳女性 横浜市泉区在住

【症例】45歳女性 横浜市泉区在住 

【初診日】’13年4月24日(施術回数1回)

【現病歴】
去年の3月より一日の半分を寝込んでしまうほどの胃痛が始まり、3月半ばより1ヶ月入院していた。
胃カメラ、エコー、CT、レントゲン、尿検査では異常が見つからず、胃の上部にびらんが見られる程度だった。
12指腸潰瘍の疑いが指摘され、胃収縮性の胃痛と診断された。
食事は入院して以来まともに摂れていない。
今年の3月からは10㎏体重が減っている。1日中点滴によって栄養を摂取し、痛み止めも飲んでいるが、鎮痛効果は1日もたない。昨日は夜中の2~3時に胃の痛みで目が覚めた。
今朝はブロッコリーを1口食べただけ。
痛みは食事に関係なく突然始まる。
喘息の薬(ステロイド)で胃痛が楽になる。
2日に一度は嘔吐している。

【腹診と動診】
下カン付近の圧痛と、ベッド上で仰臥位になる動作で痛みが出るとのことなので、それらの痛みを治療の指標とした。

【治療】
胃痛発症前にタバコの煙によって喘息が悪化し、喘息の薬を飲むと胃痛も治まるとのことなので、左右のH5・F5にピソマを貼って指で刺激する。
これで下カンの圧痛が少し軽くなり、動作時の痛みも軽くなったとのこと。

次に胃疾患なので左F1にもピソマ。
痛みがさらに軽くなったとのこと。

左F6にも同様にピソマを貼るが、これは変化が無いとのこと。

最後に百会に鍼すると、これまた少し楽になったとのことで、ト-タルで「10あった痛みが、3まで減った」そうです。

ピソマのカートリッジを渡し、毎晩刺激することと、副交感神経を抑制すると症状が改善するようなので、なるべく体を動かすよう指導して、その日の治療を終了。

【その後】
3日後に電話で様子を伺うと、なんと3日前の治療以来、痛みが無くなり、食欲も出てきて、連休明けに検査を受ける予定だが、それに行くかどうかも迷っているとのことでした。
ほとんど症状が消失したので、この時点で略治としました。

【考察】
恐らくお医者様の診断どおり、胃収縮性が原因の胃痛だったため、機能面にアプローチする刺激入力によって痛みが無くなったのだと思います。
これが潰瘍や胃炎だった場合には、これほど素早く痛みが無くなるとは思えません。
来院された時は、階段を昇る際にも手すりにつかまりながらフラフラされていたので、かなり体力が無くなっていることが伺われましたが、治療3日後のお電話口ではその声から元気な様子が伺われました。
患っていた期間が長かった割に、あまりに呆気なく病状が改善したので、私の方が驚かされてしまいました。

後日、治療前後での変化やその後の状態をエキテンに投稿していただきました。

井穴刺絡図

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