物理的に最も血液が届きにくい脳に十分に血液を行きわたらせるために、血圧は体内でコントロールされています。キリンは首が長いので心臓から拍出される際の血圧は270mmHgだそうです。
血管の硬化や詰まりが進行すると、それに伴って血圧も生理的に高くなります。
それを無理やり下げてしまうと、どうなると思いますか?
そう!!!脳に十分に血液が行かなくなってしまうのです。
その結果、頭の回転が遅くなる、ボーっとするなどの症状が表れてしまいます。
色々と本を読むと、そもそも「高血圧」の基準自体がだいぶ怪しい物だという意見も聞かれます。
つまり正常なのにもかかわらず、「病人」に仕立てられあげられ、かつ薬を飲むことで「本当の病人」にさせられてしまっている可能性があるのです。
もちろん頭痛などの症状があって、なおかつ血圧が高い場合は降圧剤を服用した方がいいと思います。
もし降圧剤を飲み始めてから身体がおかしいという方、もしくは家族や身の周りにそういう方がいらっしゃる方は主治医、セカンドオピニオン等に一度相談してみてはいかがでしょうか?
もちろん当院でも診させて頂きます。
参考文献:『成人病の真実』近藤誠著 『赤ちゃんの生命のきまり』西原克成著
冒頭画像はhttp://taiki01.com/w-25-20059より