よくある質問

1.鍼(はり)って痛くないの?

当院では主にインテック研究所制作の特殊精密構造に成形された樹脂チップ(刺さない鍼)、ピソマソマレゾンなどによる皮膚を刺激するだけの安全・軽微なツボ刺激で治療を行っています。

従って「鍼灸院」と名乗っているくせに、鍼も灸もしないこともあります(笑)。
ちなみに、この刺さない鍼を使用している鍼灸治療院は全国でもごく僅かで、関東全域でも当院を含めても6軒(神奈川県2軒、東京都4軒)で、川崎市では当院のみです(当院調べ)。

また鍼を使用する際も、髪の毛より少し太い程度のもの(直径0.15~0.2mm)で、鍼自体の長さも0.3~0.6㎜と短く、シールで貼って固定するもの(パイオネックス)を主に使用しています。
この鍼はいつ刺したかわからないくらいの刺激しかありません。
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セイリン株式会社より

更に、一般的に「鍼灸の針」としてイメージされる爪楊枝様の鍼(毫鍼ごうしん)を使用する際も、鍼管(しんかん)という痛みを発生しにくくする道具を使い、且つ直径0.16~0.18mmの細い鍼を使用しますので、刺す際の痛みはほぼ感じません。

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セイリン株式会社より

また、鍼を刺した後に生じる鍼に独特の刺激として、「響き(得気)」と呼ばれる鍼を刺した場所にズシンとした感覚が生じる事があります。この響きは、鍼を体内に2~3cmほど刺入し、更に鍼を上下動させることで発生する事が多いのですが、当院では浅いと4~5mm、深くても1cmほどしか刺入しないためか、この響きが生じることはほとんどありません。
この為、当院では「マッサージ(指圧)が苦手」という方には、「鍼の方が痛くないですよ」とお勧めするくらいです。

外科医でライターの中山祐次郎先生が実際に鍼治療を受けた際も、『「鍼は痛くない」と言えそうだ。』と仰っています。参考にされてください。
西洋医学の医者がハリ治療を受けて感じたこと(中山祐次郎) – Y!ニュース

ちなみに、上記記事で「使用した1本1本ディスポーザブルのハリ。」というキャプションが付いている写真の鍼は、セイリン社製の3番鍼、つまり直径0.2mmの鍼だと思われます。
石川先生ご自身が「私は(中略)どちらかというと『攻めのハリ』です」と仰っているとおり、日本だとやや太めの鍼で、当院ではほとんど使用していない太さの鍼になります。

※非常に敏感な方の場合、ごく稀に痛みで鍼を刺せない場合がありますので、「100%痛みはありません」とは言い切れません。また、手などの痛みが発生しやすい部位については、刺す前に説明します。

ちなみに、皆さんが「体に刺す針」としてよくイメージされる注射針の太さについてもご説明します。
一般的に、ワクチン接種などで使われる皮下注射で0.5~0.6mm(看護のお仕事「筋肉注射と皮下注射で使用される注射針について知りたい」より)、採血時で外径0.6~0.9mmの針(医学出版「静脈採血」より)、献血時で1.2mmの針(日本赤十字社 広島県赤十字血液センター センター便り2018年1月30日付「採血針が新しくなりました」より)が使用されていて、おおよそ鍼灸針の2~7倍程度の太さとなっています。
世界一細いと言われるテルモさんの注射針ナノパス34で、ようやく鍼灸針と同程度の外径0.18mmです。

最後に皮膚で痛みを感じる箇所、「痛点」に関して簡単に説明します。
一般的に、痛みは1895年にフォン・フライが発表した痛点の刺激で発生すると言われています。また、痛みには「瞬時に生じる刺すような痛みprick pain」と「遅く生じる、弱い痛みdull pain」があり、針で刺した際に生じるチクっとした痛み、すなわちprick painが生じる箇所(以下prick pain点)は、1992年に深井喜代子らによって行われた研究によると「上肢の注射部位(三角筋、前肘、手背)では、最も高密度だった女性の前肘部で3.20±2.54/4平方mmだった。(最低密度は男性の手背部で0.65±1.21/4平方mm)」とあります。
ここから、計算しやすいようにprick pain点の密度を81点/平方cmとし、且つ均質に分布すると仮定すると、1平方cmの一辺にそれぞれ9点存在する計算になり、その間隔は10mm÷9≒1.11となります。
一般的に使用される鍼灸針の太さが0.16~0.18mm、注射針のそれが0.6~1.2mmなことと、上記にあるとおり前肘部という比較的prick pain点が高密度な部位では、prick pain点の間隔が凡そ1.11mm程度と考えられる事から、注射、特に献血で利用される1.2mmの太さの針ではほぼ毎回チクっとした痛みが生じるであろう事、また同部位(経穴で言うと尺沢穴付近)に対して鍼灸針を刺針した場合、その確率は6~7回に一度程度になるのではないかと推測されます。
また、鍼灸では腰や背中といった部位にも刺鍼しますが、それらの場所は上記の前肘部や手背部よりも更に痛点が少ないと思われるので、チクっとした痛みを引き起こしにくいと考えられます。
※prick pain点の刺激によってチクっとした痛みが生じますが、「不快な刺激だ」と認識する域値が人それぞれ異なるため、必ずしもprick pain点の刺激によって「痛い!」と訴える訳ではありません。

以上の「鍼の痛み」について動画を作成してみたところ、37分を越える長編になってしまいました。倍速再生するなどしてご覧頂けると幸いです。

なお当院では、体内に刺入する鍼は、全て滅菌の上で個包装され、一回限りの使い捨ての日本製のセイリン社の鍼を使用していますので、衛生面でも安心して治療を受けて頂けます。

2.灸(きゅう)って熱くないの?

当院で行うお灸は「米粒ほどの大きさにこよったもぐさに火をつける」という物です。
多くの方がイメージされる「栗ほどの大きさのもぐさを背中に乗せるお灸」とは異なります。
なので「熱い」というよりは「チクッ」とした熱刺激になります。


3.マッサージと整体やボディケアはどう違うの?

「マッサージ」、「指圧」、「あん摩」を行うには解剖学・生理学といった専門の勉強を3年積み重ねた上で、国家試験を受け資格を取得する必要である一方、それ以外の「整体」、「ボディケア」、「クイックマッサージ」、「リラクゼーション」「リフレクソロジー」等には特に資格は必要ありません。

極端な話ですが、今このページをご覧のあなた(無資格者)が明日から整体師として整体院を開院しても、法的には(グレーではありますが)問題ありません。

「筋肉を揉みほぐしてもらいたい」という目的においても、人体の解剖(筋肉の走行や骨の位置)や生理学の勉強を積み重ねた国家資格者と無資格者では大きな差があります。

更には痛みを取る「治療」となった場合には、法的にグレーなことをしている所かどうかは治療院選びのひとつの基準になるかと思います。

また無資格施術でもし骨折等の事故が起こった場合、賠償責任保険(施術中の事故に対する保険)は適応されません。
※有資格者でも保険に加入していない場合があります。
勿論当院は保険に加入しています。

以上の事実をご勘案の上、治療院をお選び下さい。


4.えばと鍼灸マッサージ院では何を治療しているの?

当院では腰痛、膝痛といった体の痛みはもちろん自律神経を調整することで頭痛、腹痛、不眠といった自律神経症状、内臓器の症状を治療しています。

鍼灸治療と言えば日本では肩こり、腰痛の治療と考えられがちですが、WHOが鍼灸の適応症として数多くの疾患を上げているのも、この自律神経の調節作用を認めているからだと考えられます。

参考リンク
・鍼灸の適応 <WHO(世界保健機関)>(公益社団法人日本鍼灸師会)
http://www.harikyu.or.jp/general/effect.html

また治療の効果は、痛みや不快症状といった、その場で確認できる症状であればその場で即効的に出ます。
むしろその場で変化がない場合は、その治療は効果が無かったものと考えます。
更には早期の回復、再発時の対応方法としてセルフケアの方法をお伝えしています。

従って今日明日の用事のために痛みを何とかしたという方や、慢性的な痛みに苦しんでいらっしゃる方は、当院の治療に適していると思います。

「鍼灸は徐々に効果が出るもの」という認識をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、そういった日常生活を送る中で「痛み(or不快症状)が徐々に無くなってきた」というのは、日常生活中の刺激(歩行・食事・睡眠など)によって改善したもので、治療の効果が徐々に現れるということはほとんど無いと考えます。

また施術の「治療」とは、鍼灸・ピソマなどの刺さない鍼操体法などによる物理療法、食事・運動指導などありとあらゆる可能性を考慮し、適切かつ負担が少ない治療・指導を行うものです。

一方、「マッサージ/指圧/あん摩/カッピング」とは、この中から患者様にお好きな施術を選択していただき、気持ちよさを味わっていただくものとなっています。

ヨーロッパでも下記のように「治療」と「マッサージ等」のリラクゼーションははっきりと区別されているそうです。

参考サイト
ゴッドハンド・妻木充法氏の
南アフリカワールドカップ現地レポート(3) [2010.07.01]

以下引用
ヨーロッパの考え方としては、マッサージとは疲労回復とリラクゼーションの目的で行うもの、という暗黙の了解があるようです。日本ではマッサージが治療と思われますが、こちらでは、リラクゼーションです。
引用終了

5.鍼灸ってどうして効くの?

鍼灸やその他の手技療法がなぜ効くのかについては、科学的な見地からもこれまで多くの方が研究されてきました。

皮膚や筋肉のある部位を鍼やお灸で刺激されると身体からは様々な化学物質が発生し、刺激部位の血流が改善することや、自律神経を介し内臓器に影響を及ぼすことがわかっています。

ただ現在の科学技術ではその全てが解明されているとは言えず、今後の研究が待たれています。

6.持っていくものはあるの?

特にご用意していただく物はありませんが、患部を直接拝見できる服装でいらしてください。
また現在服薬中の薬、及びサプリメント、既往歴を予診票に記入して頂きますので、それらを確認もしくはメモしてきて下さい。

患部を直接拝見できない場合や、治療に支障があると判断した場合のみ、こちらで用意しているお着換えに着替えていただきます。

7.保険は使えますか?

申し訳ございませんが、当院では自由診療のみとさせて頂いております。
また鍼灸治療で現在保険診療が認められているのは、医師の同意書の下、下記6疾患についてのみです。

神経痛・五十肩・頚腕症候群・腰痛症・リウマチ・外傷性頸部捻挫後遺症(ムチウチ)

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