1か月程患った上腹部と下腹部のチクチクした痛み 60代女性

症例報告

【症例】60代女性

【初回日】2019年3月11日(施術回数1回)

【現病歴】
2019年2月中旬から、みぞおちのすぐ下とお臍より下の2カ所の腹痛がある。
薬の副作用やストレスの影響だろうと考えている。
就寝時に横なるとチクチクとした痛みを感じる。
今回の腹痛以前から2~3か月に一度受けている定期検診では、CTや血液検査の結果、特に異常はないと言われている。

【副訴】
・夜間頻尿
2018年6月頃から毎晩2~3時間おきに尿意で目が覚め、起床して排尿している。
体調が悪い時は更に回数が増える。
こちらは医者には掛かっていない。

・手足のシビレ
手足の末端にシビレを感じるが、これは「薬の副作用」と医師に言われている。

【症状の確認】
腹痛の自覚症状について
<座位>
上腹部(+)
下腹部(+)

<仰臥位>
上腹部(++)
下腹部(++)

痛みは上腹部と下腹部の2カ所にあり、座位よりも仰臥位の方が痛みがより強くなります。

【触診】
上腹部に硬さはあるものの、上腹部、下腹部共に圧痛は検出できませんでした。
項部や頚部に圧痛を検出できました。

・シビレ
左右の足の甲から末端、手指の先端に触覚鈍麻がありました。

・尿意
座位、仰臥位、下腹部の押圧、いずれでも尿意はありませんでした。

【施術】
患者が「免疫力を高めるための鍼治療」を希望されたので、「鍼などの『施術』で免疫力を高める事は難しい」と説明した上で、方法については希望どおり鍼治療を行う事にしました。

まず、うつ伏せになってもらい、圧痛を検出した項部と、腰臀部、崑崙穴、太谿穴に単刺術を施し、背部全面に軽くマッサージを施しました。
次に仰向けになってもらい、左右の足甲の骨間部に単刺術、手足の指にマッサージを施しました。

仰向けのまま、手足末端のシビレを確認しましたが、これは術前とほぼ同じでした。
腹痛については、下記のとおりになりました。

<座位>
上腹部(-)
下腹部(-)

<仰臥位>
上腹部(+)
下腹部(+)

仰臥位では痛みが残ったものの、座位では上腹部と下腹部共に痛みが無くなっていました。
施術後、腹痛は改善する可能性が非常に高いこと、シビレは治りにくい可能性が非常に高いことを説明し、初回を終了しました。

【その後】
初回の3日後にお電話で「腹痛はほぼ無い。夜間尿も1度あったくらいで、ぐっすり寝られる」とのことで、予約を頂いていた施術もキャンセルし、略治としました。

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