ドケルバン病と診断された右手首の痛み 40代女性 川崎市多摩区在住

【症例】40代女性 川崎市多摩区在住

【初診日】’16年4月11日(施術回数2回)

【現病歴】
’16年2月中旬から右手首が痛み出し、整骨院でドゥケルヴァン病と言われた。
一日の中だと仕事がある日の午後が辛い。
仕事内容はパソコン入力とメモ書きだが、仕事自体は’14年末からしていて、業務内容に変化は無い。
家でもパン作りなど手を使う作業はしていたが、今は極力控えている。
整骨院で超音波やマッサージを受けたり、左手を使うなどして凌いできたが、限界と思い、1週間休みを取った。

【触診】
右前腕部の曲池穴付近と少海穴、手部には母指球部と合谷穴部に圧痛を検出しました。
左を比べると右手が冷え切っていました。

【症状の確認】
「手関節」
屈曲(+)
伸展(+)
回内(+)
回外(+)
橈屈(+)
尺屈(+)

「母指」
外転(+)
内転(+)

キーボードを叩く動作、筆記でも痛みが出ます。

【施術】
右前腕橈側と手部の圧痛検出部位をマッサージし、右H1にピソマⅡを貼付しました。
これで手関節の屈曲、内転、尺屈と母指の内転動作での痛みが軽減しました。
キーボードも母指以外の四指で叩くのは痛みが無く、筆記も少し力が入るようになりました。

【生活上のアドバイス等】
手関節は動きに伴う痛みを感じやすく、特にドケルバン病の検査として用いられるフィンケルシュタイン・テストは健常な方でも痛みが出ることが多いです。

「フィンケルシュタイン・テスト」
フィンケルシュタイン・テスト
http://tenogeka.net/de-Quervain-disease-4.htmlより

この方は痛みに対してかなり敏感になっているようで、右手首を動かさな過ぎて冷えているようでした。
そこで筋肉をほぐすためにも、動かせる範囲で手首を動かし、患部を冷やさないよう指示して初回を終了しました。

〈第2診〉’16年4月14日(初回の3日後)

【経過】
「母指は動かすと痛むので、他の4指を動かすように心がけた」

【症状の確認】
「手関節」
屈曲(±)
伸展(±)
回内(-)
回外(-)
橈屈(-)
尺屈(-)

「母指」
外転(+)
内転(±)

母指でキーボードを叩く動作、筆記でも痛みが出ます。

【触診】
右手と左手の皮膚温はほぼ同じでした。

【施術】
母指の外転に伴って痛みがでていたので、内転させる筋肉が集まる母指球部と合谷穴部をマッサージでほぐしました。
これで母指の外転動作での痛みが改善しました。
手根部をデスク面に着けてキーボードを母指で叩くとまだ痛みが出ます。
筆記動作は普通の筆圧で書いてもそれほど痛みは無いようです。

【生活上のアドバイス等】
仕事の際には手首の下にクッションを置いてみることを提案。

【その後】
週明けから仕事に復帰する予定で、今週中に改善したいとのことでしたので、もし痛みが出るようなら再度来院するよう指示しましたが、その後来院が無いので、無事仕事に復帰できていると思われます。