突然始まった頻回の尿意と残尿感 30代女性

【症例】30代女性事務職 東京都多摩市在住

【初診日】’14年4月23日(施術回数3回)

【現病歴】
’14年4月8日の午後2時から突然尿意が止まらなくなり、排尿後も残尿感がある状態が続いている。
当初は夜間もあったが、現在では夜間は尿意は出ない。
病院では過活動膀胱、膀胱炎と診断された。婦人科系のトラブルではないとのことだった。

【副訴】
薬の飲み過ぎのためか、胃が荒れている。

【症状の確認】
下腹部の関元穴を押圧すると尿意を催します。

【触診】
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◎:押圧で尿意あり
〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

【施術】
施術方法に関する希望は無かったので、セルフケアしやすいようにピソマでの施術を試みました。
まず左右F4にピソマⅡを貼付したところ、関元穴押圧による尿意が少し改善しました。
続いて百会穴への単刺術、左右F2・3・5・6へのピソマ、中極穴、関元穴、石門穴へのソマセプトを貼付しましたが、どれも変化はありませんでした。
うつ伏せになってもらい、仙骨部を触診すると右の上髎穴、次髎穴、中髎穴に圧痛を検出できたので、同点にパイオネックス・イエローを貼付しました。
すると尿意も少し改善しました。

「第2診’14年4月26日(初診の3日後)」

【経過】
「少しづつだが楽になってきていて、朝は尿意が無いこともあった」
「夜も楽なことが多い」
「胃も楽になってきた」

【症状の確認】
仰臥位よりも座位の方が尿意を感じます。

【施術】
仰臥位で左右の三陰交穴、蠡溝穴、陰陵泉穴、築賓穴にパイオネックス・イエローを貼付して起き上がってもらうと、「楽になった」とのこと。
伏臥位になってもらい、右屈伸穴4点に単刺術を施しました。
更に圧痛が検出できた右次髎穴にお灸を2壮据えて起き上がってもらうと、「更に楽になった」そうです。

「第3診’14年4月28日(初診の5日後)」

【経過】
「尿意の波が無くなってきて、仕事に行けるようになった」
「排尿してしばらくはすっきりした感じがある」

【症状の確認】
この日も仰臥位よりも座位の方が尿意を感じ、関元穴の押圧でも尿意を催します。

【施術】
百会穴、前頂穴、後頂穴への単刺術で関元穴押圧での尿意が減少しました。
第2診で次髎穴の刺激で症状が改善したことをヒントに、右臀筋のペアストレッチを施してみました。
するとストレッチ直後に尿意が消失していました。
1週間お尻のストレッチを行ってみるよう指示して第3診を終了しました。

【その後】
来院がないので、それほどひどい状態ではないと思われます。