剣道の早素振りで生じる右脛痛 10代男性

【症例】10代男性 川崎市中原区在住 剣道部所属

【初診日】’15年8月1日(施術回数1回)

【現病歴】
’15年5月から右脛が痛み出し、合宿中だった一昨日の朝に激痛が走った。
’15年4月の高校入学と同時に練習量が増えたことや、合宿での練習が激しかったことが原因として思い当たる。
痛みは安静にしていると楽になり、早素振りをすると悪化する。
病院には掛かっていないが、同じような痛みを経験した先輩からは「シンスプリントだろう」と言われている。

剣道の早素振りとは下の画像のような動きだそうです。

【副訴】
右腰に中学校から痛みがある。

【症状の確認】
つま先立ち:左右(-)
片足つま先立ち:右(±)左(-)
ジャンプ:左右(-)
片足ジャンプ:右(±)左(-)
早素振り(+)

【触診】
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〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

痛みを感じると言う右脛骨の内縁を押圧していくと、中央部の漏谷穴周囲に圧痛が検出できました。
ただ上部の陰陵泉穴や下部の三陰交穴、足部の太白穴、拇趾の周囲には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
再発時も自力で対処できるようピソマでの施術を試みました。
まず座位で圧痛を検出した右漏谷穴周囲5点にピソマⅡを貼付し、タッピングで刺激しました。
これで右片足つま先立ちでの痛みが無くなり、早素振りでの痛みが違和感程度まで改善しました。
右片足ジャンプでの違和感はまだ残ります。

次に仰臥位になってもらい右臀筋にペアストレッチを施しました。
すると片足ジャンプ、早素振りともに痛みが無くなっていました。

「右股関節の動きが悪かったことが、膝下の筋肉に余計な負荷を掛けて、その結果脛の痛みが起きていたことが考えられる」と今回の脛の痛みが起こった原因を説明。
最後に臀筋のセルフでのストレッチ方法とピソマの使用方法を指導して終了しました。