正座ができない左膝痛 80代男性

【症例】80代男性 東京都多摩市在住

【初診日】’14年12月2日(施術回数2回)

【現病歴】
’14年4月頃にたくさん歩いて以来、左膝が痛み出すようになった。
一時は曲がらないくらい悪化したが、今は痛みはあるが曲がるようにはなった。
整形外科では2週間に1回のペースで5~6回水を抜く処置をを受け、塗り薬と飲み薬を処方された。
しかし痛みは治まらず、「根本的には治らない。筋肉を付けることが重要。手術はリスクが多すぎる」と言われた。

【既往歴】
特になし。

【症状の確認】
正座(+)※踵とお尻の距離は約8センチ
ウンコ座り(+)

【触診】
IMG_0226
○:圧痛あり
×:圧痛無し

痛みを感じると仰る膝の内側、曲泉穴辺りに圧痛を検出できましたが、その周囲や健側には圧痛は確認できませんでした。

【施術】
施術方法の希望は特に無かったので、まずは座位で圧痛を検出した左曲泉穴周囲に5か所パイオネックス・イエローを貼付。
再度、正座をしてもらうと、踵とお尻の距離が5センチになっていました。

更に触診の範囲を広げ、圧痛を検出した左商丘穴、尺沢穴にパイオ・イエロー、F1にピソマⅡ、左太衝穴にパイオ・イエローを貼付。
ここで再度正座してもらうと、踵とお尻の距離が4センチになり、更に痛みが減ったせいか、反動を付けながら痛みが出ないか確認までしています。

最後に下腿前面の軽擦と揺らしを施し、お風呂に入った際には正座を行うよう指示して初診を終了しました。
施術後には「楽に膝が上がる」と仰り、階段を降りるのも痛みが無い様子でした。

「第2診」’14年12月5日(初診から3日後)

【経過】
「膝が曲がるようになった」

【症状の確認】
正座(+)※踵とお尻の距離4センチ
ウンコ座り(-)

【施術】
座位のまま左曲泉穴、左右曲池穴、左血海穴にパイオ・イエローを貼付して、正座をしてもらうと踵とお尻の距離が3センチになり、「膝の裏から痛みが来ている感じがする」とのこと。
膝の裏を触診すると、陰谷穴に圧痛を検出できたので、同点にパイオ・イエローを貼付。
すると、正座で踵とお尻がくっつくようになりました。
ただ上体を起こすと、痛みが出るようです。

更に委中穴、承山穴、承筋穴へパイオ・イエローを貼付しましたが、上体を起こした際の痛みはそれほど改善しませんでした。

お風呂での正座の練習、なるべく体を動かすよう指示して第2診を終了しました。

【その後】
SNSを通じてメッセージを下さり、「膝が曲がるようになった」と喜ばれていました。