半月板損傷と診断され手術を検討中だった左膝痛 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’16年2月26日(施術回数2回)

【現病歴】
以前から卓球を週に一度行っているが、’15年2月末から左膝が痛みだすようになり、’16年1月の試合後にその痛みが悪化した。
現在は’16年1月当時よりかは痛みは改善しているが、ズキズキとした痛みが残る。
当初の原因として、血中コレステロールを下げる薬を飲み、全身の関節が痛くなったことが思い当たる。
その後、左膝以外の痛みは改善したが、左膝のみ痛みが残ってしまった。
痛みは、お風呂に入って体を温めると改善する。
現在は階段を降りる時が辛い。
医者では半月板損傷と言われ、’16年4月に手術を受ける予定になっているが、できれば手術は受けたくない。

【症状の確認】
正座(+)※
屈伸(+)
階段:昇(+)降(+)
※踵とお尻の隙間は握り拳ほど

【触診】
IMG_0313
◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
✕:圧痛なし

左陰陵泉穴部に強圧痛を、左の膝窩内側とヒラメ筋に圧痛を検出できました。
内側広筋には左右同程度の圧痛がありました。

【施術】
鍼での施術は苦手とのことだったので、マッサージでの施術を試みました。
まずうつ伏せになってもらい、圧痛を検出した左の膝窩と下腿後面にマッサージを施しました。
次に仰向けになってもらい、左の大腿内側と陰陵泉穴部にマッサージを施しました。
起き上がってもらい最初と同じ動きで痛みの具合を確認しました。

正座(+)※
屈伸(±)
階段:昇(-)降(+)
※踵とお尻の隙間は握り拳より狭い

最後に下腿後面のストレッチの指導をして、初回を終了しました。

《第2回》’16年3月5日(初回の8日後)

【経過】
「痛みが内側から外側に移動した」
「階段の昇りで腿に痛みを感じる」

【症状の確認】
正座(+)※
屈伸(-)
階段:昇(-)降(+)
※踵とお尻の隙間は握り拳ほど

〈仰臥位〉
徒手抵抗でのレッグエクステンション(+)

【施術】
仰向けになってもらい、左の大腿筋膜張筋筋腹部と膝窩にマッサージを施しました。
すると、レッグエクステンションで「力が入りやすくなった」そうです。
次に左の前脛部と腓骨筋部にマッサージを施しましたが、レッグエクステンションでの状態に変化はありませんでした。
更に甲を中心に左足(foot)全体にマッサージを施しました。
これでレッグエクステンションで更に「力が入る」ようになったそうです。
起き上がってもらい最初と同じ動きで痛みの具合を確認しました。

正座(+)※
屈伸(-)
階段:降(-)
※踵とお尻の隙間は握り拳より狭い

今回一番効果があったと思われる足部のマッサージを、自宅でも行うよう指導して第2回を終了しました。

【雑感】
本症例でマッサージで筋肉をほぐしただけで半月板損傷と診断された膝痛が改善したように、膝関節の半月板の損傷の程度と痛みは必ずしも連動しないという研究結果が発表されています。
拙記事「半月板の異常で痛みは起きるのか!?」もご参照いただけると幸いです。

半月板損傷と診断され手術を検討中だった左膝痛 50代女性」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 2017年12月21日 | 【川崎市多摩区】えばと鍼灸マッサージ院

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