様々な動きや体勢で生じる腰の痛み 20代女性

症例報告

【症例】20代女性

【初回日】2017年3月7日(施術回数2回)

【現病歴】
2017年3月になってから、腰に重だるさやズキズキとした痛みを感じるようになった。
夜中に痛みが目が覚める事は無い。
仕事は力仕事が多く、仕事量は大きく変化していないが、忙しい時などは痛みが悪化する。
医者には掛かっていない。

【副訴】
抱っこをしているせいか、肩こりも気になる。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(+)左(-)
回旋:右(-)左(-)

靴下を履く動作:右(-)左(+)

前屈と靴下を履く動作で左脚を上げた際は腰の中央、後屈では腰全体、右側屈では左に痛みが出ます。

【触診】

〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じる部位を押圧したところ、左右の臀筋の起始部、仙骨部、鼡径部、足の甲部に多数圧痛を検出できましたが、第5腰椎の脇には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
鍼施術の経験は以前に一度だけという事でしたし、触診時の様子からそれほど押圧に対する反応がそれほどネガティブなものでなかったので、マッサージとストレッチによる施術を提案し、了解を頂きました。

まずうつ伏せになってもらい、左の臀筋を中心に腰下肢にマッサージを施し、その後、副訴の肩こりに対して、頚肩部にもマッサージを施しました。
臀部の筋肉が柔らかくなったのを確認してから、仰向けになってもらいました。
ここで、お臍を覗き込むように上半身を持ち上げてもらうと、腰に痛みが生じました。

仰向けの状態で左右の臀筋と下肢にストレッチを施しました。
股関節の可動域が大きくなったのを確認してから、先ほどと同様に上半身を起こしてみてもらうと、痛みが無くなっていました。

次に起き上がってもらい、最初と同じ様に立った状態での痛みを確認しました。
すると、後屈での痛みが少し残りましたが、それ以外の前屈、右側屈、靴下を履く動作での痛みが消失していました。

最後に「今回の痛みの原因は筋肉が硬くなってしまった事だと思われるので、冷やさないよう気を付けて下さい」とお伝えして、初回を終了しました。


第2回「2017年7月8日(初回の4か月後)」

【経過】
「前回施術後、調子が良かったが、1週間前に起き上がれない程の痛みが出た」
「右脚から階段を降りる動作が辛い」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(-)左(-)

階段を降りる動作(+)

後屈、左側屈、階段を降りる動作で右腰に、右側屈では左腰に痛みが出ます。

〈仰臥位〉
単純仰臥位(+)

【触診】
右臀筋起始部に圧痛が検出できました。

【施術】
右を下にして横向きで寝てもらい、まずは圧痛を検出できた右の臀部にマッサージを施しました。
直後に仰向けになってもらうと、単純仰臥位での痛みが改善していました。

次に左右の臀筋と下肢にストレッチを施しました。
股関節の可動域が改善した事を確認してから単純仰臥位になってもらったところ、腰の痛みが消失していました。

ベッド上で確認できる痛みが改善したので、起き上がってもらい、最初と同じ様に痛みの確認をしました。
すると、後屈、側屈、階段を降りる動作の全てで痛みが消失していました。

最後に座位での臀筋のストレッチを指導して第2回を終了しました。

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