椎間板ヘルニアと診断された前屈みが辛い腰痛 30代男性

症例報告

【症例】30代男性

【初回日】2018年2月27日(施術回数2回)

【現病歴】
2017年4月にしゃがんだ時にくしゃみをして腰を痛めた。
痛みで前屈みになれない。
痛みはその後、一端落ち着いていたが、2018年2月24日に再燃した。
3日経って、少し痛みは改善した。
座ったり、立ったりする瞬間にも痛みが出る。
反対に横向きで寝ている時は、痛みも無く楽になる。
病院では、MRIで椎間板ヘルニアと診断されたが、手術するほどではないので、保存療法ということになり、現在は服薬している。
痛みが改善するば、方法は何でも構わない。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(++)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
伸膝での脚上げ:右(+)左(+)

〈その他〉
立位から座位(-)
座位から立位(-)

問診どおり、前屈で痛みが生じますが、立つ瞬間や座る瞬間の痛みは確認できませんでした。
ただし、仰臥位での伸膝の脚上げという、前屈や立つ瞬間などと同様に、腹圧が掛かりやすい運動では痛みが確認できました。

【触診】

◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし
右の臀筋の起始部と鼡径部に強圧痛、左右の臀筋の起始部と側腹部、更には右鼡径部に圧痛を検出できました。
痛みを感じる腰(腰椎)周囲には一点圧痛を検出できたものの、それほど多くの圧痛は検出できませんでした。

【施術】
鍼施術の経験は無いとの事でしたが、触診時の押圧に対してもかなり痛みを感じている様子だったので、鍼とマッサージ、ストレッチでの施術を提案し、了承を頂きました。
まずうつ伏せになってもらい、圧痛を検出した左右の臀筋の起始部に単刺術とマッサージを施しました。
更に、左右の崑崙穴と太谿穴にも単刺術を施しました。
仰向けになってもらい、伸膝での脚上げを行ってもらいましたが、依然として痛みはありました。
次に、仰向けのまま臀筋にストレッチを施しました。
股関節の可動域が改善したのを確認してから、再度脚上げを行ってもらうと、先ほどまでの痛みが消失していました。
起き上がってもらい、前屈してもらいましたが、こちらはまだ痛みが残っていました。
そこでベッドに腰掛けてもらい、触診時に圧痛を検出していた右の鼡径部にマッサージを施しました。
圧痛が改善した後、再度前屈をしてもらったところ、痛みは残るものの前屈時の指先と床との距離が半分ほどにまで改善しました。
術後、着替えの際に「ズボンを履くのは楽になった」と仰っていただけました。


第2回2018年3月1日(初回の2日後)

【経過】
「痛みはだいぶ楽になったが、前屈みになるのがまだ辛い」

【症状の確認】
前屈(+)

靴下を履く動作:右(+)左(+)

【施術】
まずは初回同様、うつ伏せで臀筋起始部、太谿穴、崑崙穴への単刺術を施し、その後、腰下肢全体にマッサージを施しました。
次に、仰向けになってもらい、臀筋にストレッチを施しました。
起き上がってもらい前屈してもらいましたが、痛みに特段の変化はありませんでした。
座位になってもらい、左右の臀筋の起始部を触診し直すと、いくつか圧痛を検出できたので、同点にピソマⅡを貼付。
ここで再度立ち上がって前屈をしてもらったところ、痛みはほとんど無くなっていました。
最後に再発予防のためにスクワットを指導して、第2回を終了しました。

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