1か月患った原因不明だった右前胸部痛を伴う右背痛 70代男性

症例報告

【症例】70代男性

【初回日】2018年11月19日(施術回数1回)

【現病歴】
2018年10月15日から右の背中が痛み出すようになった。
毎日、長時間PC作業していることや、疲労していたことが原因として考えられる。
一日の中だと、夕方から夜にかけて症状が悪化する。
PC作業や仰向けの姿勢でも痛みが増悪する。
逆に、起床から午前中までや、右を下にして横なるのは楽。
痛み止めの薬を日に4回摂取している。

10月16日に内科、同月19日に整形外科にかかり、エコーとレントゲンの検査を受けたが、特に問題はないと言われた。

【副訴】
右背部の痛みが出るようなったのとほぼ同時に、右前胸部にも痛みを感じるようになった。

【既往歴】
20年ほど前に痛風発作

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)※右前胸部に痛みあり
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(+)左(-)

靴下を履く動作:右(-)左(-)

〈座位〉
屈曲(+)

【触診】

◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じるという右背部には圧痛は検出できなかった一方、右側臀部の1点に強圧痛、右の側臀部と側腹部、左臀筋起始部、左右の鼡径部に圧痛を検出できました。

【施術】
鍼以外の施術を希望されたので、まずはうつ伏せになってもらい、圧痛を検出した右臀部と患部である右背部、更には、右後頚部と左右の下肢にマッサージを施しました。
次に起き上がってもらい、右臀部にストレッチを施そうとしましたが、背部に強い痛みがでるようだったので、ストレッチは中止しました。
代わりに、右太衝穴周囲にマッサージ、右大敦穴にソフトピソマを貼付。
起き上がってもらい、再度痛みを確認しました。

〈立位〉
後屈(-)※右前胸部に痛みあり
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

〈座位〉
屈曲:(-)

ストレッチやマッサージで痛みが直後に改善したことから、「医師の診断どおり、内蔵その他には異常がなく、筋肉のコリによる痛みの可能性が高いこと」と「筋肉を柔らかく保つには、なるべく体を動かすことが大事」と説明し、初回を終了しました。

【その後】
初回から5日後の11月24日に来院いただきましたが、この時には「以前までの様に痛みで食欲が無くなることが無くなった」とのことで、初回と同様に痛みの確認を行いましたが、右背痛は確認できませんでした。
そこで、この日は右前胸部の痛みに対する施術を行いました。
この日以降、2回来院いただきましたが、いずれも右背部の痛みを訴える事はありませんでした。

コメント

  1. […] ・症例報告に「1か月患った原因不明だった右前胸部痛を伴う右背痛 70代男性」を追加。 […]

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