仰向けで寝られない右腰痛 60代女性

【症例】60代女性

【初回日】2018年4月23日(施術回数2回)

【現病歴】
以前から仰向けで寝入り辛く、横向きで寝たくなる癖がある。
腰の筋肉の張りに左右差があるのも気になっている。
セルフケアとして足裏を棒でマッサージしている。
医者には掛かっていない。

【症状の確認】
「仰向けで寝られないのは、腰痛との関連がある可能性が高い」ことを説明した上で、腰の状態を確認しました。

〈立位〉
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
単純仰臥位(+)

仰向けでも、膝を立てると腰の痛みが軽くなり、膝を伸ばす(単純仰臥位)と腰の痛みが悪化するので、「この痛みがあるせいで仰向けで寝られない可能性が高いです」と説明。
なお、痛みは全て右腰に出ます。

【施術】
以前に首の痛みで来院された際、やや刺激に敏感だったので、まずはストレッチでの施術を提案し了解を得ました。
仰向けで右臀筋にストレッチを、股関節の可動域が大きくなるまで施しました。
これで単純仰臥位での痛みが消失しました。
次にうつ伏せになってもらい、屈伸穴部と右帯脈穴に単刺術を、次いで頚肩部と腰下肢に軽くマッサージを施しました。
起き上がってもらい、施術前と同じ様に痛みを確認したところ、前屈、後屈、左側屈での痛みが消失していました。


《第2回》2018年5月1日(初回の8日後)

【経過】
「腰の状態はだいぶ良いが、まだ横向きで寝ている」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(±)
側屈:右(+)左(+)
回旋:右(-)左(-)

〈仰臥位〉
単純仰臥位(+)

初回同様、痛みは全て右腰に出ます。

【セルフケア指導】
痛みが初回程ひどくなかったので、まずはセルフケアの方法として、台を利用した場合と床上での臀筋のストレッチを指導しました。
ストレッチ後に再度腰の痛みを確認したところ、後屈での違和感、右側屈と単純仰臥位での痛みが消失していました。
次に仰向けになってもらい、左右の足の中足骨間部と帯脈穴に単刺術を施しました。
ここで起き上がってもらい、痛みが残っていた左側屈を行ってもらいました。
すると左側屈での右腰の痛みは消失していましたが、先程痛みが無くなったはずの右側屈で新たに左腰に痛みが出ました。
右腰の痛みは消失したので、とりあえず施術を終了し、自宅でもストレッチを行うよう指示して第2回を終了しました。

【その後】
第2回の6日後の5月7日にも来院いただきましたが、この時にはほとんど腰に痛みがありませんでした。
「まだ仰向けは落ち着かないので、横向きに寝ている」とのことでしが、この日は腰痛予防のためのトレーニングを指導させてもらいました。
その後、3回の来院がありましたが、いずれも腰の痛みはありませんでした。
また5月21日の来院の際には「仰向けでも寝られるようになった」とのことでした。

仰向けで寝られない右腰痛 60代女性」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 2018年10月3日 | 川崎市多摩区|えばと鍼灸マッサージ院

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