局所・足の刺激で治らなかった夕方以降に悪化する右腰痛 30代男性

【症例】30代男性

【初診日】’12年10月27日(施術回数4回)

【現病歴】
1年半前に仕事で地面に座った作業を1週間続けて以来、右の腰と足に痛みとしびれがある。
痛みは夕方から夜にかけてが特に痛む。
仕事は座り仕事がほとんどだが、休みの日でも夜には痛みがある。
起床時も痛みがあるが、1時間後にはそれほど痛みはない。
医者では坐骨神経痛と言われた。

【痛みの確認】
前屈で右の腰に痛みがある。
後屈、側屈、回旋では痛みはない。
痛みを感じる部分を押してもそれほど痛みはない。

【治療】
「1診目」
右F4・5に灸を7~8壮行うと「少しましになった」とのこと。
右委中を押圧しながら、前屈してもらうが痛みに変化がない。
股関節の揺らし、つま先上げを行うも膝窩のコリには変化なし。
膝倒しは始めからニュートラル。
カエルで大腿前面の痛みが減るが、前屈時の痛みは変化無し。
右小趾内側の圧痛点へのパイオネックスでやや痛みが減る。
右小趾趾腹へのソマレゾン、右下腿へのハペシート、
右衝陽・ソケイ部へのパイオネックスでは痛みは変化無し。
右商丘・照海のパイオネックスで座位での前屈時の痛みは減るが、立位での前屈時の痛みは変化無し。

「2診目」
「前回治療後は少し楽になった」とのことだったが、痛みの確認をすると前屈・後屈・右回旋と前回よりも痛みが出る動作が増えている。

右F4・5、左右H5F5を井穴刺絡するが痛みに変化がない。
腹診で左季肋部に圧痛が見られてので、右F2・左F1でこの圧痛を消失させるが痛みには変化がない。
ベッド上で股関節揺らしを行うと腰に痛みがあるとのこと。

右臀圧周囲3点に鍼すると、局所の圧痛とkボンネットテストの痛みが減少。

ここで最初に痛みがあった動作を確認すると、後屈での痛みが無くなっていたが、前屈・右回旋ではまだ痛みがある。

右足臨泣にパイオネックス・イエローを貼付すると、右回旋の痛みが消失。
座った感じも最初よりは楽になったとおっしゃる。

「3診目」
「夕方からの痛みは変わらずある」とのこと。
前屈・左回旋で痛みがある。
右足臨泣へのパイオネックス・グリーンで左回旋の痛みが少し改善。
右照海・崑崙へのパイオネックス・グリーンで前屈が少し楽になる。
右内足通谷へのパイオネックス・グリーンでまた前屈時痛が楽になる。

「4診目」
「夕方の痛みは変わらずある」
「座った状態でお尻と膝の裏が気になる」
前屈・後屈で腰に、左回旋で右膝裏に痛みがあります。
右薬趾へのソマレゾンで左回旋時の膝の痛みが減少しました。
右小趾へのソマレゾンでは前屈の痛みは変わりませんでした。

操体法のつま先上げを行うが、膝窩のコリは変わらず。
右屈伸3点に鍼、臀部の圧痛点5点にソマセプトを貼付したが、前屈・後屈の痛みは変わらない。
右F3・2・1・4を井穴刺絡、右趾先端を刺絡するも前屈の痛みは変わらない。

思いつく限りの治療法を行ったが改善があまり見られなかったので、他院を受診するようお勧めして治療を終了しました。

【その後】
4診から3ヵ月後にお電話してみたところ、まだ痛みがあり、整形外科に通っているとのことでした。

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