靴下を履く動作で生じる腰痛 60代男性

【症例】60代男性

【初回日】2017年10月21日(施術回数2回)

【現病歴】
2017年8月頃に草むしりを4時間やって以来、腰の痛みが治りきらない。
一日の中だと、起床時の洗顔時に特に痛みがひどい。
一昨日にテニスをやったせいか、今日は痛みがひどい。
痛みは立っていると楽だが、ズボンを履くように腰を曲げると辛さが増す。
医者には掛かっていない。
施術方法は痛みが楽になれば何でも構わない。

【既往歴】
右坐骨神経痛
右鼡径部痛
左下腿三頭筋の筋挫傷(肉離れ)

【その他】
定期的にテニスをやっている。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)※左側屈の方が角度(ROM)が浅いです。
回旋:右(-)左(-)※右回旋の方が角度(ROM)が浅いです。
靴下を履く動作:右(+)左(+)
テニスのボレー動作での踏み込み:右(+)左(+)

【触診】
IMG_0301
〇:圧痛あり

左右の臀筋の起始部と鼡径部に圧痛を検出できました。

【施術】
まず伏臥位になってもらい、圧痛を検出した臀筋の起始部を中心に下肢全体にマッサージを施しました。
次に仰臥位になってもらい、臀部のストレッチを十分に施しました。
起き上がってもらい、施術前に確認した痛みを再度確認してもらいました。
ボレーの踏み込み動作で多少の痛みは出るものの、靴下を履く動作では左右共に痛みが無くなっていました。
最後に座位での臀部のセルフ・ストレッチとスプリット・スクワットを指導して初回を終了しました。

《第2回》’17年10月28日(初回の7日後)

【経過】
「だいぶ良くなったが、ズボンを履く時に右腰にだけ痛みが出る」
「洗顔時の痛みは無い」
「10月26日にテニスをやったが、最中もプレー後もそれほど痛みは酷くない」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(+)左(+)
靴下を履く動作:右(+)左(-)

【施術】
まず伏臥位になってもらい、初回同様、右を中心に臀筋の起始部にマッサージを施しました。
次に仰向けになってもらい、右臀部を中心に下肢にストレッチを施しました。
起き上がってもらい、施術前に確認した痛みを再度確認しました。
すると、左右の回旋、右脚を上げて靴下を履く動作の全てで痛みが無くなっていました。
最後に初回よりもストレッチ効果が高い床での臀部のセルフストレッチの指導と、片脚立ちでのバランス保持力(結果:右<左)を確認して2回目を終了しました。

【その後】
’17年11月4日に来院されましたが、この時には「右腰痛も薄れてきて、11月2日にテニスを2時間やったが、問題無かった」とのことでした。
前回確認できた、「片脚立ちでのバランス保持力の左右差が腰痛の根本的な原因の可能性が高いこと」、「テニスで球際のボールを正確に捉えるためには、両脚共に安定して立てることが重要」と説明した上で、腰痛予防、パフォーマンスアップのために、初回に指導したスプリットスクワットよりも負荷が高い片脚スクワットを指導しました。

靴下を履く動作で生じる腰痛 60代男性」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 2017年11月18日 | 【川崎市多摩区】えばと鍼灸マッサージ院

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