【症例】60代男性
【初診日】’16年8月18日(施術回数1回)
【現病歴】
運動を激しくやっていた思春期からずっと右の腰痛がある。
週に2回、鍼施術を受けている。
【随伴症状】
右のハムストリング(大腿後面)がよくつる。
【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)
※片脚立ちして、遊脚側の股関節を伸展させると、右のみ大腿後面に痛みが出ます。
【触診】
〇:圧痛有り
×:圧痛無し
臀部、鼡径部共に右にのみ圧痛を検出できました。
【施術】
主訴であった左手首の施術を一段落した後に、本症例に取り掛かりました。
時間もそれほど残っていなかったので、圧痛検出部位である臀部と鼡径部をほぐすために、仰臥位での右臀筋のストレッチを施しました。
起き上がってもらい動きを確認すると、後屈での痛みは消失し、左側屈での痛み、片脚立ちでの股関節伸展時の大腿後面の痛みも改善していました。
セルフでの臀筋のストレッチを指導して、施術を終了しました。
コメント
[…] 症例報告に「右大腿後面の攣りを伴う右腰痛 60代男性」を追加。 […]