【症例】10代男性 運動部所属
【初診日】’14年1月20日(施術回数1回)
【現病歴】
2013年12月20日から右腰がズキズキ痛みがあり、座っていても痛くなることがある。
現在練習は休んでいる。
整形外科では「椎間板がつぶれている」と言われ、整骨院では「疲労が原因」と言われた。
お風呂に入ると少し改善するが、休息を取ったからと言って痛みが良くなるわけではない。
【痛みの確認】
前屈、後屈、右回旋で右腰に痛みが出ます。
前後屈の方が痛みが強いようです。
左右側屈、左回旋では痛みは出ません。
投球動作でも右腰に痛みが出ます。
今後もセルフケアで対応可能なように、操法しようかと仰向けになってもらうと、下の写真に示すように
体幹部が大きく曲がっていることに気づきました。
余りに曲がっていたので「真っ直ぐ寝て」と言っても、本人曰く真っ直ぐのつもりとのことでした。
【施術】
股関節揺らしで膝窩のコリを減弱し、膝倒し、カエルでニュートラルにしました。
しかし前後屈での右腰の痛みに変化はありませんでした。
次に大腿前面のストレッチをやってもらうと、あっさり前後屈の痛みが無くなりました。
投球動作をしてもらっても痛みが出なくなりました。
【感想とか】
治療後にもう一度仰臥位になってもらうと、下の写真の様に体幹の曲がりは改善しましたが、操体法の直後に曲がり具合を確認し忘れてしまったので、操体法とストレッチのどちらで歪みが改善したかは不明です。
私の推測では歪みは操体法で改善されたと思われます。
根拠としては、操法の前後で左右の関節可動域がかなり等しくなったからです。
ちゃんと確認してれば「歪みと痛みは関係しない」って言えたのになぁ。
ホントもったいないことしたなぁ(´д`)
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