月別アーカイブ: 2018年1月

「椎間板ヘルニア予備軍」と診断された腰痛 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’14年2月24日(施術回数1回)

【現病歴】
4年前の学生時代から、腰に痛みを感じるようになった。
’10年に整形外科に掛かった際には「椎間板ヘルニア予備軍」と言われた。
’12年にはストレスも多大だったせいか、足を引きずりながら歩くくらいに痛みがあった。
痛みは、入浴後にストレッチをすると一瞬だけだが楽になる。
しかし、ストレッチをしないと寝付きにくいので、ストレッチはよく行っている。
逆に座りっ放しでいると、痛みが悪化する。

【副訴】
腰痛の影響からか、首肩にも重だるいコリ感がある。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(±)
回旋:右(±)左(-)

後屈のみ明確に痛みが確認できたので、こちらを効果測定の目安としました。

【施術】
施術方法に関する希望は特に頂かなかったので、セルフ・ケアが容易な体操でまずは改善を図りました。
後屈で痛みが出る一方、前屈では痛みが無かったので、操体法の考えから立位のまま前屈のストレッチを軽く行ってもらいました。
可動域が大きくなって、筋肉が多少ほぐれてきたことが確認できた後に、再度後屈してもらいました。
すると、先ほどまであった痛みが消失していました。
「痛みは体からの『その方向には動かさないで』というサインだと思って、反対方向にストレッチすると改善することがあります」と説明し、腰痛が再燃した際には、痛みが出る方向とは逆方向へのストレッチを行ってみるようアドバイスしました。
腰への施術は以上で終了し、その後、副訴の首肩の痛みに対する施術を行いました。

【その後】
同年3月1日(初回の5日後)にお電話で腰の状態を伺うと、「首肩も含め、状態はいい」とのことでした。

【所感】
問診の段階で、患者が「入浴後のストレッチで痛みが改善する」、「座りっ放し、ストレスで悪化する」と言っているとおり、本症例の腰痛の原因は筋肉のコリ(硬化)だったと思われます。
ストレッチで改善したという事実も、そのことを支持していると思います。
なお、整形外科医がよく腰痛の原因として説明・診断する椎間板ヘルニアなどによる「神経の圧迫」で痛みが出ることも無くはないですが、かなり限定的なケースです。
「ヘルニアと診断されて痛みの改善を諦めている」という方は、是非一度鍼灸やマッサージをお試しください。
詳しくは、痛みの生理学「椎間板ヘルニアについて」もご覧ください。

歩きで生じる右足甲の内側の痛み 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’17年7月3日(施術回数1回)

【現病歴】
2週間前から右足の甲の内側(第1中足骨当たり)に痛みを感じだした。
特に起床時に歩きで着地した際にポキポキ音が鳴るなど痛みがある。

【症状の確認】
歩行(+)
つま先立ち:両足(-)右足のみ(-)

【触診】
患部周囲を触診すると、太衝穴と公孫穴付近に圧痛を検出できました。

【施術】
圧痛を検出した太衝穴と公孫穴、更に右のF1・2にピソマⅠを貼付して、タッピングを施しました。
これで再度歩いてもらい、痛みの具合を10段階で評価してもらったところ(10が術前の痛み、0が痛み無し)、「10あったのが5まで減った」とのことでした。
次にベッドに仰向けになってもらい、下肢全体にストレッチを施して、筋肉をほぐしました。
最後に片脚立ちしてもらうと、右の方が動揺が大きかったので、「右脚の筋力が左より弱く、そのことが今回の痛みの原因の可能性がある」ことを説明し、「普段から右脚で立つことを心掛ける」ようでアドバイスして、初回の施術を終了しました。

【その後】
翌’18年に足底の痛みを訴えて来院されましたが、本症例の痛みを訴えることはありませんでした。

井穴刺絡図

起床時が辛く、午後に改善する背中全体の痛み 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’16年6月8日(施術回数1回)

【現病歴】
’16年4月から背中に重だるい感じが出始めた。
ちょうどその頃に仕事に変化があり、疲労やストレスが溜まったことが原因として思い当たる。
症状は寝ると楽になる。
一日の中だと、起床時が一番辛く、午後には少し楽になる。
内科と整形外科に掛かったが「原因不明」と言われた。

【症状の確認】
《頚部との連動》
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

《座位での体幹部との連動》
前屈(+)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(+)左(+)

《立位での腰(股関節)との連動》
前屈(-)
後屈(+)
回旋:右(±)左(+)

〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛みが出ます
膝倒し:右(±)左(±)

【触診】
IMG_0332
◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

後頭部では左天柱穴部に強圧痛があり、右の天柱穴部にも圧痛を検出できました。
前頚部や臀筋の起始部にも圧痛を検出できた一方で、背部には圧痛は検出できませんでした。

【施術】
施術方法に関する希望は特にありませんでしたが、鍼施術の経験が無かったので、ストレッチとマッサージでの施術をご提案し、了解をいただきました。
まずは仰向けで左右の臀筋をストレッチでほぐしました。
これで仰向けで膝を伸ばした時の背中の痛みが無くなり、膝倒しも左右共に違和感が消失しました。

次にうつ伏せになってもらい、圧痛を検出した後頭部の天柱穴を中心に、頚部、背部、臀部、下肢にマッサージを施し、筋肉をほぐしました。
筋肉が十分に柔らかくなったのを確認してから、起き上がってもらい痛みの確認を行いました。

《頚部との連動》
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)

《座位での体幹部との連動》
前屈(-)
後屈(-)
※回旋は、仰向けでの膝倒しで痛みが無くなっていたので、ここでは確認しませんでした。

《立位での腰(股関節)との連動》
後屈(±)
回旋:右(-)左(-)

立位で腰を後屈させた時だけ違和感が残りましたが、それ以外の痛みや違和感はほとんど消失していました。
最後に「今回の背中の痛みは、筋肉が硬くなってしまったことによるもの可能性が高い」ことを説明し、なるべく体を動かす事と臀筋のセルフ・ストレッチのやり方を指導して、初回を終了しました。

歩きやつま先立ちで生じる右足甲の外側の痛み 50代女性

【症例】50代女性

【初回日】’17年4月28日(施術回数3回)

【現病歴】
’17年3月10日に7cmのハイヒールを履いて歩いていたところ、右足首を捻って骨にヒビが入りギブス固定となった。
3月末日にギブスが取れ、骨折時のような痛みではなくなったものの、右足の甲の外側に痛みが残る。
整形外科ではノイロトロピン錠を処方され、自宅でのふくらはぎのマッサージを指示された。
痛みは、入浴中に足関節の運動やふくらはぎのマッサージをするせいもあってか、お風呂上りには楽になっている。
仕事(デスクワーク)後にはむくみと冷感とシビレが強くなる。

【症状の確認】
立位を取ると右足に痛みが生じますが、前後屈など腰部の運動に伴う悪化は確認できませんでした。
歩行で痛みが出ます。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

右臀部に複数、右足甲の骨間部に1点だけ強圧痛を検出できました。
また左右の臀部と足甲部に複数の圧痛を検出できました。
臀部、足甲部共に左よりも右の方が圧痛点をより多く検出できました。

【施術】
鍼施術の経験が無く、マッサージでの施術を希望されましたが、痛みに多少敏感な様子だったので、場所によってはより刺激が少ない鍼を使わせてもらうことを提案し、承諾をいただきました。
まずうつ伏せになってもらい、右を中心に左右の足底と臀部にマッサージを施しました。
次に、仰向けになってもらい、圧痛を検出した右足甲の骨間部に単刺術を施しました。
その後、左右の臀筋にストレッチを施してから起き上がってもらいました。
最初と同じように足の痛みを確認すると、立位での痛みが無くなり、歩行での痛みも「最初が10だとしたら、6か7まで減った」とのことでした。
最後に足の甲と臀部のセルフ・ストレッチを指導して初回を終了しました。


《第2回》’17年5月12日(初回の2週間後)

【経過】
「5月9・10日に3cmのハイヒールを履いた影響か、痛みは出たり出なかったり」
「4月29・30日はダルさが出たが、その後は楽になった」

【症状の確認】
歩行(-)
つま先立ち:両(+)右のみ(++)
※前回、施術の指標とした歩行動作で痛みが確認できなかったので、更に負荷が高い種目を追加。

片脚立ちでのふらつき:右>左

【施術】
仰向けになってもらい、右足甲の骨間部に単刺術、マッサージ、ストレッチを施して、骨間部の筋肉をほぐしました。
次に右を中心に左右の下肢にストレッチをほぐしました。
起き上がってもらい、施術前と同じ様につま先立ちでの状態を確認しました。
すると、右片足では痛みが出るものの、両足であれば違和感程度にまで改善していました。
また右足だけで立った際に「踵に痛みを感じる」そうです。
ベッドに腰掛けてもらい、右の崑崙穴部2点と太谿穴部2点にピソマⅠを貼付し、タッピングを施しました。
これで再度右足で立ってもらうと、先ほどまで感じていた踵の痛みが「少し痛くなくなった」そうです。


《第3回》’17年5月19日(第2回の1週間後)

【経過】
「体重を掛けた時だけなど、痛みは減ってきている」
「昨日5月18日は仕事で立ったり座ったりすることが多く、夕方以降に膝下に疲労感が出た」

【症状の確認】
<右足甲>
歩行(-)
つま先立ち:両(+)右のみ(+)

<右踵>
片足立ち:右(-)

【触診】
患部周囲を触診すると、右京骨穴に圧痛を検出できました。
また右足の爪の生え際の両脇を押さえると、全ての指で圧痛を検出できました。

【施術】
座位のまま、圧痛を検出できた、右の京骨穴と全ての足趾の爪の生え際両脇にピソマⅠを貼付しました。
立ち上がってもらい、つま先立ちしてもらうと、両足だと違和感程度まで改善しました。
次に初回、第2回と同様に右足甲の骨間部に単刺術を施し、更に足部へのマッサージと下肢のストレッチを施しました。
ここで再度つま先立ちをしてもらうと、両足で違和感、右足のみで痛みありとそれほど大きな改善は見られませんでした。
しかし、右足でつま先立ちしてもらう際、施術前は腕の反動を利用してもわずかな時間しかつま先立ちできなかったのが、腕の反動を利用しないで行えるようになっていました。


【その後】
第3回から8日後の5月27日に来院していただきましたが、この時には「痛みがとても楽になって、地面を蹴って歩いても痛みは出ない」とのことでした。
実際に両足、右足のみでつま先立ちしてもらっても、痛みは確認できませんでした。
この日は、「下肢全体に違和感やシビレがある」とのことだったので、下肢全体にストレッチを施しました。
更に今回の右足甲の痛みの根本的な問題と思われる、「右片脚立ちでのふらつき」を改善させるためのスクワットと片脚スクワットを習得してもらいました。

就職後から出始めた腰痛 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’14年11月26日(施術回数1回)

【現病歴】
仕事をし始めた頃から腰全体に重だるい感じが出始めた。
特に長時間のPC作業で辛くなる。
医者には掛かっていない。
今は右腰が気になる。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(±)
回旋:右(-)左(-)

ただ立っているだけでも、右腰に違和感があるそうです。

〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛む

【施術】
以前に肩こりで来院された際に、体操で症状が改善したのを経験いただいていたので、この日はストレッチでの施術を提案させていただき了解をいただきました。
仰向けになってもらい、まず股関節揺らしを施しました。
次に左右の臀筋を入念にストレッチでほぐしました。
これで仰向けで膝を伸ばした際の痛みが軽減しました。
立ち上がってもらい腰の状態を確認してもらうと、立位と左側屈での違和感が当初よりも軽減していました。
更に、姿勢が改善しているのも実感してもらえたようです。
ご自宅でも行えるお尻のセルフ・ストレッチを指導して施術を終了しました。

階段を昇るのが辛い右腰痛 40代女性

【症例】40代女性

【初回日】’15年11月7日(施術回数1回)

【現病歴】
’15年10月下旬から右の腰が痛み出した。
7年間やっているエアロビで捻ったことが原因として思い当たる。
発症当初よりは痛みは改善してきている。
痛みはマッサージを受けると改善し、動かないでいれば痛みは出ない。
逆に走ったり、階段を昇る動作で痛みが出る。
医者ではレントゲン撮影で「骨には異常が無い」「中臀筋の痛み」と言われ、湿布と鎮痛剤が処方された。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(+)左(-)

〈階段昇降〉
昇:(+)
降:(-)

〈仰臥位〉
足振り:右(-)左(+)
膝倒し:右(-)左(+)

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

痛みを感じている右腰には圧痛は検出できませんでした。
逆にお尻の横側(側臀部)の上方、筋肉で言うと「中臀筋の起始部」辺りに強圧痛と圧痛を検出できました。

【施術】
マッサージや体操での施術を希望されたので、まずうつ伏せになってもらい、圧痛を検出した部位を中心に臀部全体にマッサージを施しました。
十分に筋肉がほぐれたのを確認して、施術前と同様に痛みの確認を行いました。
すると、階段を昇る動作でまだ痛みが残るものの、それ以外は痛みが無くなっていました。
階段を昇る動作での痛みも「10あった痛みが3まで減った」とのことです。

最後に、今回の腰の痛みの原因について「医者の診断どおり、筋肉、特にお尻の筋肉が硬いことが根本的な原因の可能性が高い」と説明し、筋肉を軟らかく保つために「意識的に体を動かすこと」をお勧めして、初回を終了しました。

デスクワークで悪化する右肩のコリ感 30代女性

【症例】30代女性

【初回日】’14年11月19日(施術回数1回)

【現病歴】
就職した頃から、右肩にコリ感を感じるようになった。
肩こりと同時に腰痛も出始めた。
デスクワークが多いことと、体の疲労が原因として思い当たる。
PC作業が多いと辛くなり、マッサージを受けたり、温めると楽になる。
歯ぎしりをしているせいか、就寝中に辛くなることもある。

【副訴】
就寝中に足が攣る事がある。
体質を改善したい。

【症状の確認】
前屈(-)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)
斜め前:右(-)左(-)
斜め後:右(-)左(-)

動作時の痛みはありませんが、座っている姿勢で右肩にコリ感を感じるそうです。

【施術】
鍼施術、特に体質改善目的での施術に興味があるとのことでしたが、「体質を改善するには、食事と運動の方が確実で安上がりですよ」と説明し、納得してもらった上で、まずはセルフケアの効果を実感してもらうべく、首肩の体操を行ってもらいました。
首を左右に5回ずつ回してもらい、更に肩も前後に5回ずつ大きく回してもらいました。
直後に「右肩のコリ感はどうですか?」と伺うと、「楽になった」とのこと。
更にうつ伏せになってもらい、右を中心に首肩にマッサージを施しました。
起き上がってもらい、コリ感について伺うと「更に楽になった」とのこと。

最後に、首肩を回す体操をコリ感を感じた際に行うこと、夕食での糖質を控えること、就寝時は暖かい服装にすることをご提案して初回を終了しました。

【その後】
’14年11月26日(初回の7日後)に来院された際に肩こりについて伺うと、「体操をしているせいか、耐えられないことは無くなった」とのことでした。
副訴だった就寝中の足の攣りも、寝間着を変えたところ和らいだそうです。

立ったり座ったり動作する際に生じる右腰痛 20代女性

【症例】20代女性

【初回日】’16年11月5日(施術回数1回)

【現病歴】
11月1日にぎっくり腰の様な痛みが右腰に出て、同3日に整骨院でマッサージを受けた。
翌11月4日に鍼施術も受けたが、痛みが取り切れない。
座った状態から立ち上がったりする際に痛みが出る。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(-)
後屈(+)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(±)左(-)

〈体位変換〉
座位→立位(+)
立位→座位(+)

〈仰臥位〉
膝を伸ばすと曲げている時よりも痛む
足振り:右(+)左(+)
上体起こし(+)

動作時痛は全て右の腰に痛みが出ています。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

左右の大臀筋の起始部に強圧痛、右の仙骨孔部と鼡径部に圧痛を検出できました。

【施術】
2年前の腰痛時と同様、施術方法に関して特に希望は無いとのことだったので、前回と同様にストレッチとマッサージでの施術を試みました。
まず、仰向けで右の臀筋にストレッチを施し、右臀筋をほぐしました。
股関節の可動域が増したのを確認してから、仰向けで膝を伸ばしてもらうと、先ほどまでこの体勢で生じていた腰の痛みが無くなっていました。
次にうつ伏せになってもらい、右の臀部を中心に腰下肢にマッサージを施しました。
十分に筋肉がほぐれたのを確認してから起き上がってもらうと、仰向けになる直前(=上体起こしの姿勢)で右腰に痛みが出ました。
次に触診時に圧痛を検出した右の鼡径部にマッサージを施したところ、上体起こしでの痛みが腰の中央に移動したそうです。
痛みがだいぶ減ってきたので、起き上がってもらい立った状態での痛みを確認させてもらいました。

体位変換では座位→立位、立位→座位共に痛みが無くなっていましたが、左側屈と右回旋での痛みが残っていました。
痛みの範囲が狭まっていたようなので、痛む場所を聞きながら触診すると、右の仙骨孔部の圧痛と自覚的な圧痛部位がほぼ重なりました。
立位のまま同部位にマッサージを施すと、左側屈と右回旋での痛みが消失しました。
最後に再発予防のための臀筋のセルフストレッチの方法を指導して、施術を終了しました。

フライパンを持つ動作で生じる左肘痛 40代女性

【症例】40代女性

【初回日】’16年9月3日(施術回数1回)

【現病歴】
’12年3月ことから首肩腕のコリが酷くなり、特に左肘には痛みが出るようになった。
ちょうど同時期から仕事で手をよく使うようになったことが原因として思い当たる。
手作業をしないと症状は改善するが、反対に作業量が増えると悪化する。
手がしびれたり、痛みで目が覚めることもある。
医者にも何件か掛かったが、湿布の処方と電気治療だけのところもあれば、マッサージをしてくれる所もあったりと色々あった。
仕事が忙しくなると通えなくなり、今に至る。

【症状の確認】
〈肘関節の動き〉
屈曲:右(±)左(±)
伸展:右(±)左(+)
回内:右(-)左(-)
回外:右(±)左(-)

フライパンを持つ動作※左(+)
※テニスラケットで代用

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

前腕橈側後面(曲池穴付近)と母指球部(魚際穴付近)とその後面(合谷穴付近)に、左右共圧痛を検出できました。
首肩にも強圧痛と多数の圧痛を検出できました。

【施術】
左肘の痛みの方がひどかったことと、フライパンを持つ動作は日常的に行うので、まずは左肘の施術に集中することにしました。
更に「頻繁には通えない」とのことだったので、まずはセルフケアが容易なストレッチでの改善を試みました。
座位のまま、肘を伸ばした状態で前腕部の屈筋と伸筋をストレッチしてみましたが、伸展時の痛みは変化しませんでした。
次に左曲池穴付近にマッサージを施しました。
筋肉が軟らかくなったのを確認して、再び伸展したもらったところ、違和感程度にまで痛みが改善していました。
フライパンを持つ動作も違和感程度にまで改善していました。
次にうつ伏せになってもらい、首肩、前腕部、手部にマッサージを施しました。
筋肉が軟らかくなったのを確認した後に起き上がってもらい、再度フライパンを持つ動作をしてもらったところ、痛みは無くなっていました。

最後にストレッチなどで腕の筋肉を日頃から軟らかく保つようアドバイスして、初回を終了しました。

前屈すると生じる腰全体の痛み 20代男性

【症例】20代男性

【初回日】’16年6月16日(施術回数2回)

【現病歴】
’16年6月15日に中腰から起き上がった時に腰に痛みが走った。
直後は5分歩くのも苦痛だったが、現在は歩くのは痛みは無い。
前かがみになると、痛みが出る。

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(+)
後屈(-)
側屈:右(-)左(+)
回旋:右(-)左(-)

前屈では腰全体に、左側屈で右腰に痛みが出ます。

【触診】
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◎:強圧痛あり
〇:圧痛あり
×:圧痛なし

腰(腰椎)周囲には圧痛は検出できず、臀部に圧痛を検出でき、特に右臀部には強圧痛の箇所を検出できました。
他にも右の膝窩にも強圧痛、右足背部にも圧痛を検出できました。

【施術】
鍼とマッサージでの施術を希望されたので、まずは仰向けでの鍼施術から開始しました。
圧痛を検出した、右の足背部と崑崙穴、太谿穴、F4、F5に単刺術を施しました。
次にうつ伏せになってもらい、右の委中穴と左右の臀筋の起始部(屈伸穴)に単刺術を施し、更に鍼施術した箇所にマッサージを施しました。
起き上がってもらい、最初と同じように動いてもらったところ、前屈、左側屈での痛みは消失していました。
物を持つ際などは腰の負担を大きくしないよう、腰をしっかり落として持ち上げるなど、しばらくは腰を労わるようアドバイスして初回を終了しました。

《第2回》’16年6月29日(初回の7日後)

【経過】
「歩けない程の痛みは無く、前屈でも痛みは無い」

【症状の確認】
〈立位〉
前屈(±)
後屈(-)
側屈:右(-)左(-)
回旋:右(-)左(-)

【施術】
この日はマッサージでの施術を希望されたので、鍼は使用せずマッサージでの施術となりました。
最初にうつ伏せになってもらい、臀部を中心に背面全体にマッサージを施しました。
次に仰向けになってもらい、臀筋のストレッチと足部のマッサージを施しました。
起き上がってもらい、前屈をしてもらうと、施術前にあった違和感が消失していました。
椅坐位での臀部のストレッチを指導して第2回を終了しました。

帰宅後に悪化した腹痛 10代女性

【症例】10代女性

【初回日】’16年6月11日(施術回数1回)

【現病歴】
今朝、起床時からお腹が痛むようになった。
学校から帰宅したら痛みが悪化した。
帰宅後にコーンスープとマフィンを食べ、更に痛みが悪化したように感じる。
6月21日から旅行に行くので、それまでに痛みを改善したい。
以前にも精神的なストレスが掛かるとお腹が痛くなることがあった。
生活の変化としては、5月末ごろから玄米フレークを毎朝食べるようになったことくらい。

【症状の確認】
仰臥位、座位共にお腹に痛みがあるそうです。

【触診】
腹部、特に臍のすぐ上を押すと強い圧痛が検出できました。

【施術】
仰向けになってもらい、左右のF6にピソマⅡを貼付し、しばしタッピングを施しました。
お腹の状態を伺うと「少し楽」だそうです。
更に左F1、F2にもピソマⅡを貼付し、タッピングを施すと仰向けでは「楽」だそうで、起き上がってもらうと、座位での痛みが無くなっていました。

帰宅後に痛みが増悪したのは、「副交感神経優位になって、より痛みを感じやすくなったことが主な原因として考えられる」と説明。
腹痛の原因としては、ストレスももちろんですが、玄米フレークの摂取による食物繊維の過剰摂取が考えられるので、食物繊維が少ない食べ物を摂取してみるようアドバイスして、施術を終了しました。
井穴刺絡図

新春お年玉プレゼント!!!

さて、早速ではありますが、お得な情報をお伝えします。
1月中にご来院頂いた方全員に、’18年2月末日まで有効なマッサージ1,000円値引き券をお渡ししています。
年末年始の疲れを当院のマッサージで癒してみてはいかがでしょうか?
皆様のご来院お待ちしています。

ボールを蹴る際に生じる右大腿前面の痛み 10代女性

【症例】10代女性 サッカー部所属

【初回日】’16年5月18日(施術回数1回)

【現病歴】
今年の4月22日に体力テストで1,000m走をした際から大腿前面が痛み出した。
今は部活動でボールを蹴る際に痛み、練習後は練習前よりも痛みが悪化する。
休息を取ると痛みは改善する。
医者には掛かっていない。
’15年11月と’16年2月にそれぞれ右足首の骨折、左足の捻挫をしていて、’16年4月からようやく練習に復帰したところだった。

【症状の確認】
屈伸動作(-)
フロント・ランジ(±)
片脚スクワット(-)

【触診】
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〇:圧痛あり
×:圧痛なし

大腿部前面は右にごく狭い範囲に圧痛を検出できましたが、左右共に著明な圧痛箇所は検出できませんでした。
右の脛部の筋肉が左とくらべて硬く張っていることがわかりました。
足の甲も左右同程度の圧痛が検出できました。

【施術】
鍼以外での施術を希望され、再発時のことも考慮して、ピソマでの施術を提案し、快諾いただきました。
座った状態で右F6にピソマⅡを貼付し、しばらくタッピングを施しました。
ここで再度フロント・ランジをしてもらうと、先ほどまであった違和感が消失していました。
ピソマの使用方法と、圧痛を検出していた足部のストレッチを行うよう指導して、初回を終了しました。

【その後】
約1か月後に腹痛で来院された際に右大腿の状態について伺うと、「初回の施術以来、痛みは出なかった」とのことでした。

井穴刺絡図

謹賀新年

旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり誠にありがとうございました
本年も一層のサービス向上を目指し誠心誠意努める覚悟でございます
なにとぞ本年もよろしくお願い申し上げます

平成30年 元旦

えばと鍼灸マッサージ院
江波戸 雄一

と、堅苦しい挨拶はここまでにしておいて、本題へ。

昨年は、当院でも多くの患者さんに推奨させてもらっている「糖質制限食」が、体脂肪減量効果が高い事もあって、日本全体でも大きく広まった1年だったと感じています。
やはり、人間楽しい話題には食いつきがいいように思います。
昨年、長めのお休みをいただいて英、独、仏と旅行して見えた景色からすると、恐らく、世界的に見ても、日本は糖質制限食の一般への浸透度はかなり高い方だと思います。

反対にヘルニア半月板という痛みに関する話題は、自分や近しい人に痛みなどが無い限り、一般の方は調べもしないので、中々正しい知識が広まりません。

この現象自体は世の常なので、私個人はもちろん、どなたにはどうも仕様もないことです。
なので、個人的な願望としては、「インスタ映え」など、目的はどうあれ「トレーニングで筋肉を鍛えることによって実現する肉体美」がもっと流行ってもらって、そもそも痛みが起こらない体を一人でも多くの方に手に入れてもらえたらいいなぁと思っています。
※解剖生理学的に理に適ったトレーニングは、怪我の予防効果があります。

もちろん、当院のロジカル・トレーニングで肉体美を実現するお手伝いもさせていただいていますので、ご興味ある方はご連絡ください。

1人でも多くの方が元気になれますように!!!