ミッドウィークのアウェイでのカップ戦です。
まずはスカッドの確認から!
プレシーズンに怪我をしてしまったカリウスが、この試合でようやくレッズでの公式戦デビューです。
期待の新戦力グルイッチも同じこの試合が公式戦デビューとなります。
鼡径部のマイナートラブルが伝えられたフィルミがスタメンに復帰し、久しぶりに左サイドバックとしての出場を果たしたモレノはいいパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか?
試合開始からレッズがボールを支配し、敵陣でのプレーが続きます。
8分、センターライン付近のヘンドから敵陣中央のフィルミにパスが通り、そのままミドルに持っていきますが、シュートはバーを越えていきます。
もちろんGKまでボールを戻す場面もありますが、GKを含めたパス交換はいつもと違ってスムーズです。
13分頃からダービーがボールを保持する時間が続きますが決定的な場面を許しません。
15分、ヘンドがファールを受けて右足を痛めたのかピッチを後にしますがすぐに復帰します。
22分、クラインが右サイドを駆け上がりクロスを送りますが、これはクリアされます。
しかし直後の左CKからレッズの得点が生まれます。
コウチのゴール正面へのキックを相手DFがクリアし損ない、ボールはクラバンの足元へ。
エストニアンが利き足の左脚で冷静に枠内にシュートを放ちネットを揺らします。
25分にもオリギがエリア内でドリブルを仕掛け左足の強烈なシュートを放ちますが、GK正面でゴールは成りません。
36分、カリウスのフィードをカットされると、中盤でボールを保持され、グルイッチがファールを犯してしまいます。
FKから危ないエリアにボールを蹴られますが、レッズ守備陣が跳ね返します。
逆に39分に今度はレッズがエリア正面左寄りからのFKを得ると、コウチが直接狙ったシュートは枠内に飛んだように見えましたが、コースが少し甘くセーブに遭います。
40分にもオリギがゴール正面からミドルを狙います。
ブレ球のミドルを相手GKは止めるのが精一杯でしたが、こぼれ球を詰めきれず得点はなりません。
45+2分、ヘンドからコウチへのパスが簡単にカットされると、最前線にスルーパスを出されます。
通れば決定的な場面にされるところでしたが、カリウスがエリア外まで飛び出してピンチを未然に防ぎます。
1-0で折り返したレッズとしては、セオリーどおりいけば守りを固めてカウンターから追加点を奪いたいところですが、後半はどういった試合になるでしょうか。
47分、コウチから中央ポストのフィルミ、折り返しを直線的に走り込んだコウチというコンビネーションで中央突破し、最後はコウチがエリア内でワントラップから左隅にシュートを沈め、レッズが追加点を奪います。
何気なくパスが通っているように見えましたが、スローで見ると2人共パスのコースを出す直前に決定していたり、ノールックだったりと、ブラジリアン2人の能力が存分に発揮されたプレーだったと思います。
54分にもブラジリアンコンビからチャンスが生まれます。
右サイドのフィルミからオーバーラップしたクラインへのパスをカットされますが、こぼれ球をコウチが拾うとラインの裏に抜け出したオリギに絶妙のスルーパスが通ります。
ベルジャンが右脚を振り抜くと、強烈なシュートがゴールネットに突き刺さります。
57分にはヘンドから怪我明けのジャンへのサブで、週末の試合に備えます。
61分にもブラジリアンコンビです。
右サイドから攻め込んだジャンが左サイドのコウチに浮き球でパスを通すと、コウチはダイレクトで中央のフィルミへ折り返します。
左足でのボレーシュートはセーブに遭いますが、二人のコンビネーションは完璧です。
しかし3-0のセーフティリードとなった状況では、週末に備えてエースを温存するのがセオリーです。
64分、コウチ→イングスのサブです。
72分、久しぶりにレッズがピンチを迎えます。
自陣でグルイッチがドリブルをカットされ、最後はクラバンのスライディングで何とかピンチを切り抜けます。
直後のCKもカリウスが飛び出しながらもパンチングし損ないますが、ヘッドが枠に飛ばず助かります。
得点こそ許さないもののレッズにミスが続出し、上手く攻撃を仕掛けられません。
77分には想定通りフィルミを下げ、代わりにエジャリアが投入されます。
79分には久しぶりにレッズが攻め込みます。
右サイドのクラインが起点になり、中央でグルイッチがはたき、ジャンがエリア正面までドリブルで持ち上がります。
右脚のシュートは右に外れますが、ジャンが元気な様子が確認できるプレーでした。
80分、接触プレーの直後にオリギがピッチに倒れ込みますが、程なくプレーを再開します。
この後もルーカス、ジャン、グルイッチの3CMFが上手く機能しない上に、トップのオリギにもボールが納まらないレッズは、カウンターを狙っているわけでもないのに相手にポゼッションを許します。
クリーンシートは達成したものの、最後はややもたつく展開となってしまいました。
しかし格下相手のカップ戦で、早々にリードを奪い、主力を途中で下げてクリーンシートも達成、怪我人も出さずなので、ほぼほぼ満点に近い試合運びだったかと思います。
週末のハルシティ戦はベストメンバーで、良い試合を期待しましょう。
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