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「捻挫はクセになる?」-大谷選手の捻挫に関する一考察-

【目次】
1.「捻挫はクセになる」?
2.足関節捻挫を繰り返す原因「股関節の内転不足」
3.大谷選手の「クセになっている」右足関節捻挫
4.上半身の動きからわかる大谷選手の右中臀筋の状態
5.なぜ肩の動きで中臀筋の状態がわかるのか
6.なぜ右足ばかり痛めてしまうのか?
7.大谷選手の捻挫グセは治るのか?
8.まとめ


1.「捻挫はクセになる」?

スポーツの現場などでは、足関節の捻挫を繰り返してしまう選手に対して「捻挫はクセになる(から治りにくい)」という言葉を聞くことがあります。
そしてクセになる原因としては、「関節を固定する靭帯が緩んだままになる」「しっかり固定ができていない」とか「がに股気味に歩いている」といった説明がなされることが多いようです。
しかし、本当にそういった原因で、捻挫を繰り返してしまうのでしょうか?
今回は足関節捻挫、特にその多くを占める内反捻挫が起こる原因や、繰り返してしまう身体的要因について、大谷翔平選手を始めとしたプロスポーツ選手の画像を見ながら、解剖生理学とバイオメカニクス的観点から考えていきたいと思います。

「足関節の内反・外反」
足関節内外反
http://muscle-guide.info/sokkan_2.htmlより

naihan
http://www.cramer.co.jp/1510-2/より
※「足関節の靱帯の損傷(捻挫)」について詳しくは足関節捻挫,前距腓靭帯損傷のリハビリ治療をご覧ください。


2.足関節捻挫を繰り返す原因「股関節の内転不足」

いきなりですが、筆者の考えです。
捻挫を繰り返してしまう主な原因は、「中臀筋が弱かったり、硬かったりすること」による「股関節の内転不足」だと考えます。

「中臀筋(右)」
中臀筋
http://www.musculature.biz/40/44/post_169/より

「股関節の内転・外転」
股関節内外転

下の画像の左足の様に、足関節を内反捻挫しやすい体勢になった瞬間、必ず同側の股関節も内転を強いられています。
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上の画像の様に「股関節の内転角度が十分に深く取れる」と、「足関節の内反捻挫のリスクが下がる」のです。
この理由について、野球よりも横方向への動きが激しく、より捻挫のリスクが高いスポーツであるサッカーを行いながらも、公式発表上「捻挫」での欠場が一度もないスティーブン・ジェラード選手と、捻挫を繰り返してしまっている選手の画像を比較ながら解説していきます。
※記録はtransfer marktのページより。

まず、ジェラード選手の画像です。

「股関節(左)が十分に内転した状態」
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上図の左脚の様に、股関節を深く内転することができると、膝から下(下腿)と地面が作る角度を小さくすることができます。すると、下の画像の様にキック後などに足関節の内反を強制されるような状態になっても、足関節の内反角度を小さくすることができます。
つまり、股関節を深く内転することで、足首の外側の靱帯が受けるダメージを軽減することができるのです。

「足関節の内反を強制される直前の状態」
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この瞬間の後、足関節の内反動作が始まり、足の甲が地面に着くまで強制的に内反されます。

「足関節(左)が内反し切った状態」
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この瞬間までに「股関節内転」が十分にできていると、その分だけ「足関節内反」の角度を小さくすることができ、捻挫のリスクを低くすることができるのです。

次に、「股関節内転」の角度を十分に取ることができず、足首の外側の靱帯を痛めている、つまり捻挫を繰り返している選手の画像も貼付します。
こちらのジョエル・マティプという選手は、’16年の7月以降だけで7・11・12月の計3度「左足関節の靱帯を痛めた」とクラブを通じて発表されています。
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※’16年になって左足首の怪我の頻度が増した原因や、右足関節を捻挫しない理由等、より詳しくはこちらのページをご覧ください。

キックした瞬間のマティプ選手の左股関節の内転角度をジェラード選手のそれと比較すると、内転角度が浅いことがわかるかと思います。
この状態で下の画像の様に足関節の内反が始まってしまうと、足の甲が地面に着くまでの足関節の内反角度が大きくなってしまい、足首の外側の靱帯を大きく伸ばしてしまいます。
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※この画像では、マティプ選手は全身を左に傾けることで、「足関節内反」の角度を小さくしています。

つまりマティプ選手は、「捻挫」を起こしやすい股関節、特に中臀筋の状態だということがわかります。

以上から、「中臀筋が柔軟かつ強靱で、股関節を深く内転することができれば、足関節捻挫のリスクを低くすることができる」ということがわかります。
反対に、足首の怪我だからと言って患部にばかり気を取られて、股関節、特に中臀筋の状態を改善させないでいると、いつまで経っても捻挫を繰り返してしまう、つまり「捻挫がクセになる」という現象が起きてしまうのです。


3.大谷選手の「クセになっている」右足関節捻挫

「クセになっている捻挫」を患っているスポーツ選手に、プロ野球の大谷翔平選手がいます。
ここでは、彼が捻挫を繰り返してしまっている原因について考えていきたいと思います。
まずは大谷選手の捻挫がどれくらい「クセになっているか」についてです。
下記の2つの記事によると、高校時代から右足関節の捻挫を繰り返していて、昨年の日本シリーズの際にも痛めていたことがわかります。

大谷、深刻な古傷「右足首」真相 花巻東時代から捻挫癖、WBC辞退どころか将来も危うい2017.02.03

当時(※2013年4月13日・オリックス戦(ほっともっと)でも、右翼守備で飛球を追った際ファウルゾーンの芝の切れ目で同じ右足首を捻挫)、「高校(花巻東)時代から軽い捻挫で足首を痛めることが何度かあった」と明かしていたが、ここにきて古傷が再発した格好だ。

WBC欠場の大谷翔平、自滅の理由は「足首の爆弾」と「キックボクシング」

大谷は昨年10月の日本シリーズ第4戦に“3番DH”でスタメン出場した際、1塁ベースへの走塁で右足首を捻挫しています。その時は、患部に分厚いアイシングを施しながらも、“足首が緩いので、いつも冷やしているんです”と軽傷をアピールしていました。

オフシーズンを挟んでも、前年10月に負った右足首の痛みが治りきなかったために、今回のWBCの辞退につながってしまいました。
しかも右足首をかばいながら出場し続けたためか、4月8日には左大腿二頭筋の肉離れ(筋挫傷)を負ってしまったそうです。
下の画像の内出血具合からすると、それなりに重度の筋挫傷であることが伺えます。

大谷「僕からは何も言えない」今度は左脚肉離れ…離脱4週間か
左大腿肉離れ痕
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6236948より


4.上半身の動きからわかる大谷選手の右中臀筋の状態

結論から述べてしまうと、大谷選手が捻挫を繰り返している最大の原因は、やはりマティプ選手と同様「中臀筋(大谷選手は右)が弱い」ことだと思われます。

「右中臀筋(再掲)」
中臀筋
http://www.musculature.biz/40/44/post_169/より

大谷選手の右中臀筋が左よりも弱いであろうことは、彼の走動作から伺われます。
打撃直後の走動作から、大谷選手の左右の中臀筋の状態を確認していきます。
左右の一歩目の着地から離地までの上半身、特に左右の肩の先(肩峰)を結んだライン(以下「肩のライン」)にご注目下さい。
※バットを放した直後の右脚の着地から離地を「右脚1歩目」とし、以降「左脚1歩目」「右脚2歩目」とします。

1/4倍速でスロー再生しても、わかりにくと思いますので、コマ送り画像も掲載していきます。
※You Tubeの動画は「,」と「.」の操作でコマ送りできます。

「右脚1歩目➀」
大谷・右脚着地01

「右脚1歩目⓶」
大谷・右脚着地01-2

「右脚1歩目③」大谷・右脚着地01-3

「右脚1歩目➃」
大谷・右脚着地01-4

「右脚1歩目⑤」
大谷・右脚着地01-5

「右脚1歩目⑥」
大谷・右脚着地01-6

次に「左脚1歩目」の着地から離地までのコマ送り画像です。

「左脚1歩目➀」
大谷・左脚着地01

「左脚1歩目⓶」
大谷・左脚着地01-2

「左脚1歩目③」
大谷・左脚着地01-3

「左脚1歩目➃」
大谷・左脚着地01-4

「まだよくわからない」という方のために、コマ送りのスライドショーを載せます。
※画像中央下部の➡をクリックしてください。

まずは右脚の1歩目(6コマ)。

スライドショーには JavaScript が必要です。

次に左脚1歩目(4コマ)。

スライドショーには JavaScript が必要です。

「肩のラインの左右差」はいかがだったでしょうか?
「右脚の着地から離地までの間、肩のラインが右側に傾いている」のが確認できるかと思います。反対に、左脚の着地から離地までの間の肩のラインの傾きは、それほど大きくありません。
ちなみにこの「肩のラインの左右差」は「2歩目」、「3歩目」でも、ほぼ変わらずに見られます。
この「右脚の着地から離地までの間、肩のラインが右側に傾いている」ことが、「大谷選手の右中臀筋の筋力が弱いこと」を示しているのです。


5.なぜ肩の動きで中臀筋の状態がわかるのか

次に「肩のラインの傾きで中臀筋の状態がわかる」理由についてです。
実はこの左右の肩の先(肩峰)を結んだラインが傾く動きは、中臀筋に十分な筋力が無い時に生じる典型的な動き(代償動作)です。歩行時にもこういった肩の動きが出現すると「ディシェンヌ跛行」と呼ばれ、中臀筋が弱い、もしくは麻痺している歩行とされます。
下図の右端cが右中臀筋が弱く、上半身が右に傾くディシェンヌ跛行している状態です。対して、左端のaは中臀筋の筋力が十分にあり、上半身が真っ直ぐにして立てている状態です。
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『プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論/運動器系 初版』p.476より

先ほど「左足の捻挫を繰り返している選手」として取り上げさせてもらった、マティプ選手にも同様の兆候が見られます。
※こちらは単独の静止画です。

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捻挫を繰り返してしまっている左脚で着地した際には、左中臀筋の筋力が弱いために、代償動作として上半身が大きく左側に倒れています。

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対して、捻挫をしていない右脚で立った時には、右中臀筋は筋力が十分にあるために、上半身の傾きはありません。

※上記2点の画像は’12年9月のもので、このシーズンも翌シーズンもマティプ選手は試合を欠場するような捻挫はしていません。しかし2年後の’14年10月には、後に右第5中足骨の疲労骨折が判明する右足の怪我(非接触での負傷)を負っています。従って、この時期から怪我の前兆として、左中臀筋の筋力低下があったとしても、不思議ではありません。
※※「第五中足骨骨折」や「足底筋膜炎」、「シンスプリント」といった怪我は、足関節捻挫や膝痛とは反対に、安定して立てる(=中臀筋が強い)方の脚に発症してしまうことが多いようです。
参考記事「【考察】ジョーダン・ヘンダーソン選手の左踵の痛みが起きていない理由」
「トライアスリートの膝関節痛の原因となった股関節」

以上より、大谷選手は右の中臀筋が、左よりも弱いことが考えられるのです。
恐らく、この「右中臀筋の筋力不足」をトレーニングなどで改善できていないことによって、高校時代から現在に至るまで右足関節の捻挫を繰り返してしまっている、と私は考えます。
ここまでの「捻挫を繰り返してしまう原因」についてまとめると、以下の流れになるのではないかと思います。

「足関節捻挫を繰り返してしまうのは、中臀筋が硬くて弱いために『股関節の内転角度を深くした状態で立つことができず、下腿と地面が作る角度が大きい状態で、足関節を内反してしまう』という、極めて捻挫しやすい体の状態のまま運動を再開していることが、主な原因として考えられる」


6.なぜ右足ばかり痛めてしまうのか?

次に右の中臀筋の筋力が不十分で、左は(捻挫しない程度には)十分な筋力があるという左右差が生じてしまったかについて考えていきます。

ご存知のとおり、大谷投手は右投げ左打ちです。
特に投球動作と打撃動作の下の画像の瞬間は、左の中臀筋が筋力を発揮することで実現できるポジションです。497851916
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特に下半身の動きがより大きく、かつ左右差がある「右投げ」の影響で、鍛えているつもりが無くても、勝手に左中臀筋が発達したと思われます。
筋力差が生まれてしまったことによって、走動作の様な一見左右対称に見える運動中も、より筋力が強い左脚に頼った動きになってしまい、尚更、右中臀筋の筋力が低下してしまったと思われます。
つまり、野球というスポーツをプレイしていることで、無意識の内に右中臀筋の筋力低下が生じてしまい、右足関節の捻挫を繰り返してしまうようになったのです。
高校生以降から捻挫を繰り返すようになったのは、第二次性徴後に性ホルモンの影響によって筋肉が発達しやすくなったこと、つまりより左右差が生じやすくなったことが関係していると思います。
ちなみに、アスリートではない一般の方でも、利き腕と利き足の関係から、利き腕が右の人の多くは、左脚の方が安定して立てます(=中臀筋が強い)。

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反対に、左利きの方の場合、下の画像の様に、右脚で立った方が安定するケースが多いです。
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※利き腕と利き足、軸足(安定して立てる脚)の関係について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。


7.大谷選手の捻挫グセは治るのか?

もちろん「右中臀筋の強化」によって、大谷選手の「捻挫グセ」は改善することができるはずです。またマティプ選手やほぼ全てのアスリートの「捻挫グセ」についても、捻挫を繰り返してしまっている側の中臀筋を鍛えれば大丈夫です。
今までも多少意識的に、中臀筋をトレーニングしていると思われる画像もありました。
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※こちらは左中臀筋を鍛える動きになります。

しかし、走動作で確認できたように、現在の大谷選手は右中臀筋の筋力が不足しています。体重が97kgもある大谷選手(wikiより)は、今後はバーベルを担ぐなど、より負荷が高い中臀筋のトレーニングに取り組む必要があると思います。

ちなみに「中臀筋のトレーニング」などで、動画や画像を検索してもらえれば色々と出てくると思いますが、個人的には足の裏をしっかり地面についた状態(クローズドキネティックチェーン、CKC)で行うシングルレッグ・スクワットやシングルレッグ・デッドリフトがお勧めです。

「シングルレッグ・スクワット(右脚)」
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http://munfitnessblog.com/legs-workout-17-single-leg-squat/より

※クローズド・キネティックチェーンについて詳しくはこちらのサイトの「オープンキネティックチェーンvs.クローズドキネティックチェーン」以降をご覧ください。

ちなみに、中臀筋を鍛えると、ヒップアップ効果美脚効果(膝頭のすぐ上と、膝から下が細くなる)もあることを付け加えさせてもらいます。
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陸上女子短距離でロンドン五輪と世界陸上大阪大会で三冠を達成したアリソン・フェリックス選手を始め、陸上競技のトップ選手は、「臀部が発達し、膝から下が細い」という、美しく、かつ走動作に最適な体型をしていることがほとんどです。
詳しくは、拙ブログ記事「ヒップアップに一番効くエクササイズはこれっ!!!」をご覧ください。


8.まとめ

足関節捻挫を繰り返してしまう原因や対処法について、再度まとめます。
捻挫を繰り返してしまうのは、「中臀筋が硬くて弱いために『股関節の内転角度を深くした状態で立つことができず、下腿と地面が作る角度が大きい状態で、足関節の内反を繰り返してしまう』という、極めて捻挫しやすい体の状態のまま運動を再開しているため」だと筆者は考えます。大谷選手、マティプ選手が片方の足の足関節捻挫を繰り返してしまっているのも、原因は同様です。
反対に、ジェラード選手の様に股関節を深く内転することができるようになれば、足関節内反捻挫のリスクを低くすることができます。
筋肉はトレーニングなどで刺激すれば、柔軟かつ強靱になるので、中臀筋を鍛えるトレーニングを行えば「捻挫グセ」は改善することができます。
「捻挫を予防するため」の中臀筋のトレーニングについては、中臀筋が「立った状態で力を発揮する」必要があるので、地面に足を着いた状態で行うこと(CKC)が、最も有効だと思われます。
大谷選手の場合は右脚、マティプ選手は左脚のシングルレッグ・スクワットorシングルレッグ・デッドリフトを重点的に行うことで、捻挫の予防ができるだけでなく、片足立ちの安定性が高まることによるパフォーマンスアップも期待できます。

筆者の考察が正しいかどうか等はどうでもいいのですが、「日本の宝」である大谷翔平選手がしっかり治療とトレーニングを積んで、今後は捻挫を繰り返さなくて済むようになることを切に願います。

トレーニング等の直接指導もロジカル・トレーニングにて対応しています。ご興味ある方や、捻挫を始めとした「クセになっている」怪我でお悩みの方などは、お問い合わせなどからご連絡ください。

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「捻挫はクセになる?」-大谷選手の捻挫に関する一考察-」への3件のフィードバック

  1. 富塚 優

    こんにちは!
    記事読ませていただいて、非常におもしろかったですし、リバプールファンなので興奮しました!笑
    ここで、一つ質問なのですが、
    股関節の柔軟性や可動域を考える上で、
    土踏まずは重要になってくると思いますか?
    自分自身がそうなのですが、扁平足だと、
    股関節の可動域を最大に使えなくて、
    うまく力を引き出せないきがするのですが、
    どうでしょうか。
    ご意見お聞かせください!

    また、扁平足を治すトレーニングがあれば教えてください。。。

    返信
    1. えばと鍼灸マッサージ院 投稿作成者

      コメントありがとうございます!
      「土踏まずの形状」は足関節の影響をモロに受けますし、本記事でも再三主張しているように、足関節と股関節は密接な関係性があるので、「土踏まずの状態」は股関節の状態を知るヒントとして、私も重要視しています。

      以下は私の考えです。
      「足の縦アーチが崩れた扁平足」ですと、股関節の機能不全、詳しく言うと大谷選手の捻挫グセと同様、中臀筋の弱化の代償によるものの可能性が高いと思います。
      なので、「本来、『中臀筋による股関節の外転作用』によって骨盤を安定させるべき片足立脚という状態で、足関節の外反という動きで代償しようとしてアーチが崩れ、扁平足になった」という流れの方が自然だと思います。
      「扁平足だから、股関節が使えない」だと、「どうして扁平足になったのか」が上手く説明できません。
      外反足

      以上から、扁平足も、片足スクワットなどで中臀筋を鍛えれば、改善していくものと思われます。
      数か月~1年くらいの時間は掛かると思われますが、是非、お試しください。

      本記事の最後にも掲載していますが、下記の過去記事もよろしければご覧ください。
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      マティプの右腕が気になるあなたへー右腕のポジションと左足首の怪我の関係ー
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