デスクワーク時の姿勢不良による背痛  30代男性

【症例】30代男性

【初診日】2014年9月14日(治療回数2回)

【現病歴】
今年の8月20日から背中全体が硬く、重だるい感じがある。
8月前半の仕事が多忙だったことが原因かもしれない。
マッサージやストレッチで多少改善するが、すぐに硬くなる。
デスクワークをしていると悪化する。

○初診○
【症状の確認】
頚の前屈・後屈で右背中に痛みが出ます。
左右の側屈、回旋、斜め前屈、斜め後屈では痛みはありません。

次にデスクワーク時に症状が悪化するとのことなので、デスクワーク時の姿勢を確認しました。

すると、座面がデスクに対して低めで、腕をかなり持ち上げないとキーボードを打つことができない状態でした。

【治療】
まずデスクワーク時の姿勢改善として、座面を上げ、肘とデスクが同じ高さになるようにしました。
こうすると先ほどまでの姿勢よりも「背中が楽」とのことです。

次に肩を大きく回して、肩甲骨周りの筋肉を解してもらうと「肩回りが楽になった」そうです。

頸の前後屈に伴う痛みは残っていたので、痛みを感じている心兪にパイオネックス・イエローを貼付すると
前屈での痛みが無くなりました。
残った後屈での痛みも、天柱穴に単刺術を施すと消失しました。

頸回しと臀筋のストレッチを指導して、初診を終了しました。

○第2診○
「休みで温泉に行っていたので、仕事中の状態はわからないが、良い状態が続いている」とのこと。

【痛みの確認】
頸の前屈で右の背中に多少の張り感を感じる程度で、その他の動きでは全く痛みがありません。

【治療】
セルフケアの確認として臀筋のストレッチをしてもらうと、これだけでも前屈時のハリ感が軽減しました。

前回同様、右心兪にパイオ・イエローを貼付すると前屈時の張り感が消失しました。

揺らしを施し、臀筋のストレッチと頸肩の体操を励行するよう指導して第2診を終了しました。

○第3診○
「椅子の高さを調整したり、体操することでほとんど問題なく過ごせている。右の背中も痛まない。」とのことなので、略治としました。

せっかく来院してもらったので、お尻の筋肉を使った楽な歩き方を指導させてもらいました。

【感じたこと】
本症例の様に、デスクワーク時の姿勢不良によって首・肩・腰に不調を抱えている方はかなり多いことが予想されます。

デスク面に対して座面が低すぎて、腕を持ち上げないとキーボードを打てない姿勢だったり、ノートパソコンを使用し、キーボードと体の間に資料を置き、腕を前方に伸ばした姿勢は、首肩腰に大きな負担を掛けています。

心当たりがある方は以下の事を試してみて下さい。
1.肘とデスク面が同じ高さになるよう座面を調整する
2.キーボードを体の近くに置く(キーボードと体の間に資料を置かない)

これだけでもデスクワーク時の疲労感はかなり軽減するはずです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です