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増悪を繰り返したぎっくり腰 60代男性

【症例】60代男性 川崎市多摩区在住 ’14年11月12日初診(治療回数4回※初~3診は往診)

【現病歴】
2日前に竹ぼうきで掃除をしていた際に違和感を感じ、座って休んでいたら、動けなくなった。
8日に1時間ほど普段やらない枝切りで無理な姿勢をとっていた。
去年の10月にもギックリ腰をやっている。
普段から腰がダルく、起床時には奥様に腰をさすってもらっている。

【痛みの確認】
立位では真っ直ぐに立つことができません。
歩くと腰に痛みが生じます。
容易に身動きできない様子だったので、仰臥位の確認のみとしました。
左右の足振り、膝倒し、股関節の屈曲、片足ずつの足上げでは痛みは出ません。
上体起こしと両足での足上げで腰に痛みが出ます。

【治療】
左右の臀筋をストレッチすると足上げでの痛みが改善しました。
股関節揺らしを施すと、足上げの痛みが無くなり、立位、歩行での痛みも大幅に改善しました。
体を冷やさないよう指示して、初診を終了しました。

「第2診」(初診の翌日)
【経過】
「起床時は良かったが、イスにしばらく腰掛け立ち上がった時から重い感じが続いている。ズキッとした痛みは無い。」とのこと。

【痛みの確認】
前屈、後屈、左右側屈、左右回旋での痛みは無く、歩行で重だるさ、両足での足上げ、上体起こしで腰の中央に痛みが生じます。

【治療】
股関節揺らし、臀筋ストレッチを施しましたが、ベッド上での痛みはそれほど改善が見られません。
百会と鼻中を指圧してみましたが、あまり改善が見られません。
再度股関節揺らしを施すと、足上げでの痛みが改善しました。
歩行動作での重だるさもほとんど無くなっていました。
股関節揺らしを励行するよう指示して第2診を終了しました。

「第3診」(初診から2日後)
【経過】
「昨晩右脇腹を痛め、行きつけの接骨院の往診で鍼治療を受けた(夜だったので当院では対応できず)。今朝は痛みは落ち着いている。」とのこと。

【痛みの確認】
前屈、後屈、側屈、回旋では痛みは無く、立位でやや腰椎が前屈気味。

【治療】
股関節揺らしと臀筋のストレッチを施すと、まっすぐ立てるようになりました。

「第4診」(初診から3日後)
【経過】
「ズキッと痛むことは無いが重い。」とのこと。

【痛みの確認】
両足での足上げで右腰に痛みが出ますが、前屈、後屈、側屈、回旋、上体起こしでは痛みは出ません。
側屈では左、回旋では右への可動域が対側に比べて極端に狭いことが確認できました。

【治療】
股関節揺らしと臀筋のストレッチを施すと、上体起こしでの痛みが無くなりました。

【その後】
第4診の1週間後に来院頂きましたが、「ほとんど痛みは無い」とのことでした。
腰が楽になるスクワットと歩き方の話をさせてもらい、治療を終了としました。